野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

         ▶▶▶ アクセスMAP
         ▶▶▶ バス路線図

qcxn8zp3.gif9月19日 ( 月 ) 敬老の日、当院は鹿児島市の内科休日当番です。

午前 9時から午後 6時まで が診療の担当時間となっています。
下の「当院周辺MAP」をクリックしていただくと地図が表示されますので、ご活用下さい。

台風16号が接近しており、悪天候ご予想されております。
ご来院の際は十分に気をつけてください。


                   ◇◇ 当院周辺 MAP ◇◇ 

 ● 薬の説明書のイラスト 243 ●


私の高校や大学の入学時にお祝いとしていただく物の定番に万年筆がありました。
しかし、周りを見渡しても万年筆を使って勉強している同級生など誰一人いませんでしたし、私自身ももらった時に試し書きをした程度で引き出しのお飾りになっていました。
扱いづらい印象しか残っていません。

医者をやるようになり、限られた時間の中で書くという作業を強いられるうちにかなり悪筆になってきました。
大学時代に精神科の分野ではとても有名な中井久夫先生の講義を受けましたが、臨床実習中にカルテを書きながら「医者の文字は破壊されますな」とおっしゃっていたのを思い出します。
パソコンで文章を作成する機会も増え、漢字がすぐに思い出せないことも多く、書くことを学び直さなければならないなと近ごろ思っています。
最近は1000円以下で買える万年筆も密かなブームになっているとか聞き、ちょっぴり興味も持っています。

今日からの薬の説明書のイラストは万年筆
9月23日は万年筆の日です。


万年筆

学生時代に東北を旅行したことがあります。
その際に、先の台風10号で大きな被害を受けた岩泉町や久慈市なども訪れており、心を痛めています。
お見舞いを申し上げます。

岩泉町の面積は992.36㎢あり、東京23区の1.6倍、鹿児島市の1.8倍と、とてつもなく大きな町ですが、人口はわずか1万人程。
最近の天気は同じエリア内でも状況が大きく違うことがあります。
人口が少ない分、広い町内をカバーするだけの十分な防災担当者がいたかどうか、そして慣れない台風に正しい判断を下すことができたか、難しい問題です。

ハチまた、先日はマラソン大会中に参加者が115人もスズメバチに襲われるというニュースもありました。
こういう大会ではメディカルスタッフも揃えていると思いますが、一度にこれだけの人のケアをすることは想定していないと思います。

たとえ体制を整えていても、短時間での急な状況の変化や多くの人がいっぺんに巻き込まれるトラブルには対応できない場面が出てくるものだな、と改めて思った次第。
人任せではなく個人がしっかり対応するという能力が日本人には少し欠けている気がしてなりません。
日々の事件や事故の報道をただ聞き流すだけではなく、学び取って普段の行動に活かしたいものです。
 

昭和【診察室のBGM 125】


現在、連続テレビ小説「てるてる家族」の再放送をしていますね。
このドラマは
いしだあゆみの家族をモデルにしていますが、2003年の放送当時はそのアナウンスが積極的になされていなかったように思います。
終わり近くになって歌手になった次女が
「ブルー・ライト・ヨコハマ」を唄うに至り、驚いた次第でした。
長丁場のドラマの中にはミュージカル仕立ての部分も多くあり、制作にはかなりの苦労があったのではないでしょうか。

「ブルー・ライト・ヨコハマ」は
橋本淳筒美京平という昭和歌謡を代表するコンビの作品で、日本国民のほとんどが口ずさめるのではないかと思います。
この曲、ちょっと前から当院の診察室のBGMで流れているので気付かれている方もいらっしゃると思いますが、ボサノヴァ調にアレンジされた 
犬塚彩子 のヴァージョン。
アレンジも彼女の独特の声も心地よく穏やかな気持ちにしてくれます。

この曲も含まれているアルバム
「昭和を唄うボッサ」は、懐かしい昭和の名曲が満載で一聴の価値があります。

ハンドソープ米国では米食品医薬品局 ( FDA ) が9月2日に出したお触れにより、トリクロサントリクロカルバンなどの抗菌物質を含む薬用石けんなどの販売が禁止となりました。( → 参考 )

FDAはトリクロサンを安全な物質と定めていたのですが、様々な問題点 ( 腸内細菌叢の変化・妊娠中の暴露で乳児の成長遅延・環境汚染・乳がん細胞の促進などなど ) が指摘されるようになり、2013年末に使用規制強化に乗り出していました。
それでFDAが各メーカーに普通の石けんと比べて健康的であるかどうかのデータ提出を各メーカーに求めていたのですが、結果を伴わなかったようですね。

欧州ではこれに先んじて昨年夏に使用禁止となっています。
日本は一体どう対応するのでしょう。

さて、6月にはこんなニュースもありました。
見出しは「図書館ノ本消毒シマス」。
「本の汚れや雑菌、においが気になる」として図書館で本の消毒器の設置が進んでおり、親が子供に「安心して本を読ませられる」と好評なんだとか。
本をしっかり読んで知識を持っていれば、昨今の過剰な抗菌ブームを笑い飛ばせるはずで、こんな反応をする親が子供に対して何を示せるのでしょうね。
 

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