野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡にある野口内科です。
  医療に関することはもちろん、近隣の話題や音楽・本のことなどについて綴ってまいります。
    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
         ▶▶ アクセスMAP
         ▶▶ バス路線図

学校検診の時期です。診療時間に注意して下さい → 胃の5月の学校検診による外来休止の時間帯について

ab85t8i4.gif7月31日に亡くなった作家の吉村昭氏の作品には、
医学分野を扱ったものがいくつかあります。

今や世界中の医療現場に欠かせないものとなった内視鏡は、
日本人の手によって作られた事を皆さんご存知だったでしょうか。
「光る壁画」は胃カメラの開発過程を描いた小説です。

吉村氏は驚くほど綿密な取材を基にして、
決してくどくなく、ノンフィクションでもない、確かな表現手法で優れた小説をたくさん作り上げています。
人類の貴重な財産となった内視鏡がどのようにして作られたか、希代の小説家の文章を通して楽しんでみてはいかがでしょうか。

医学分野を扱ったものには「ふぉん・しいほるとの娘」「日本医家伝」、心臓移植を扱った「神々の沈黙」、
解体新書の成立過程を描いた「冬の鷹」などがあります。

どれも面白いですよ。


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d_zarpgq_1.gifさて副院長をさせていただいております私は、
平成15年まで神戸で内視鏡を中心として医療に携わってきました。
鹿児島に帰ってきてからもたくさんの方々の内視鏡検査をさせていただいております。

内視鏡を通して、神戸と鹿児島の違いを感じることがあります。
まず第一に内視鏡検査において高齢者の方が実に多いこと。今日はこのお話です。

神戸での15年間では、89歳の方の検査が最高齢だったのですが、
鹿児島では何と103歳。他にも2例100歳代の検査を経験しました。
先月だけに限っても90歳代の方の検査を当院で2例行なっています。

これほど多くの高齢者の内視鏡をごく当たり前のように経験させていただいているのは、
単に鹿児島が高齢県であるというだけではないと思います。
鹿児島に帰ってきて、こちらの内視鏡医のレベルが相当に高いことを実感しております。
地元で長年にわたり内視鏡を用いた医療に、多くの先生方の努力が払われた結果、
皆さんが検査に対して、あまり拒否反応を示さないのだろうと考えています。

普段の生活において、こんなにご高齢の方と接する機会はめったにありません。
医療に携わっていればこそ出来る貴重な経験だと思います。
診療所を訪れる高齢者の方々からは、私の方が日々元気を頂いている気がします。
感謝、感謝。

野口内科では
  胃内視鏡  月・木・金   の午前中
  大腸内視鏡 月・木・金・土 の午後

に実施しております。

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当院の最寄りのバス停は「武岡団地2丁目」および「武岡団地」となります。
①が当院です。

バス停


 南国交通バス「武岡ハイランド 行き」または「武岡台高校 行き」 を利用の場合


路線図は鹿児島中央駅からの表記ですが、天文館などの市街地からも乗車可能です。
運行本数は 1時間に4~7本です。
上の地図のⒶの交差点でバス路線が二手に分かれます。( 約8割は左折し、カーブした道へ入ります ) 
左折した場合は「武岡団地2丁目」で、直進した場合は「武岡団地」で下車して下さい。
鹿児島中央駅からの所要時間は約15分、天文館からは約21分です。
路線図はクリックで拡大します。

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 南国交通バス・鹿児島市営バス「明和循環」 を利用の場合


この路線は鹿児島中央駅西口発着で、南国交通と鹿児島市営の共同運行バスとなります。
運行は20~45分毎です。
上の地図のⒶの交差点は直進しますので、「武岡団地」で下車して下さい。
鹿児島中央駅西口からの所要時間は約9分です。 
路線図はクリックで拡大します。

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  ※ バスの時刻表についてはこちらを参照して下さい。→ 路線別時刻表


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当院は鹿児島市武岡に開業して今年で40年を迎えます。

診療のご案内003

武岡は、山を切り開いて造った鹿児島市の新興住宅地の中で最も鹿児島中央駅に近く、江戸時代に島津の殿様が参勤交代に使った歴史ある薩摩街道の水上坂 (みっかんざか) の上に位置し、鹿児島のシンボル桜島を随所で望むことができます。
当院は鹿児島中央駅西口から約2.9km、鹿児島インターチェンジ田上ランプから約1.7kmの位置にあります。

診療のご案内用の地図

「武岡団地」バス停 徒歩3分
「武岡団地二丁目」バス停 徒歩2分
バス路線図については  →  こちら



平成29年4月30日 更新

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 大腸内視鏡を行う意義 日本人に大腸がんが増えています

男性の2人に1人、女性の3人に1人ががんに罹る現代日本においてとりわけ増えているのが大腸がんです。

その大腸がんを検診で見つけるのに有効な手段として評価されているのが 便潜血反応検査。この簡便な検査を受けた人は受けない人に比べて、大腸がんによる死亡率が7割も低いという調査結果も2007年に報告されています。苦痛を伴わない効率的な検査にも関わらずこの検診を受けられる方は対象年齢の15% ほど。鹿児島県では受けられる方が全国平均に比べると若干多いのですが、それでも19% ほどです。

2009060914141725181.gif便潜血反応検査で陽性となった場合、大腸内視鏡などの精密検査を受けなくてはがんの有無の診断はできませんが、受けずにほったらかしにしている方が鹿児島県でみると2割ほどいらっしゃいます。これでは便潜血反応検査を行なった意味がありません。実際にがんが見つかるのは陽性の中の3% 程 ( 陽性反応的中度 ) に過ぎないのですが、自覚症状のない早期のうちに見つけて適切な治療をすると予後が良いのも大腸がんの特徴です。特に鹿児島県では集団健診により見つかった大腸がんの5年生存率は9割を超えるという成績が出ています。

 私が大腸内視鏡に取り組むようになったきっかけ

当院でも 大腸内視鏡検査 を積極的に実施しております。小さな診療所ながらポリープ切除も行なっておりますし、数多くの症例経験をもとに苦痛の少ない検査を心がけております。
2017年4月からは、フジの最新鋭の内視鏡「EC-L600ZP7」を導入しました。この機種は操作性や観察にすぐれ苦痛も少なく受けていただける、大腸内視鏡史上最高傑作との評価の高いものです。

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そもそも学生時代は消化器病にはあまり興味がなかったのですが、研修医時代、平成になりたての当時に年間2000例は大腸検査を行なうという関西では最も症例をこなしていた先生の下で、その華麗なるテクニックに魅せられて内視鏡医としての道を選んだ経緯があります。

他の施設との比較で大きなアドバンテージといえば土曜日の午後も検査を行なっているという点でしょうか。
便潜血にしろ大腸内視鏡にしろ少々恥ずかしさを伴うものかもしれませんが、非常に有用な検査です。 日頃忙しい方も、当院の土曜日などを活用して是非大腸内視鏡検査を受けていただきたいと思います。

検診での便潜血陽性の方のみならず、

  便通異常や下血など大腸疾患を疑う症状のある方
  糖尿病 ( 根拠 ) やメタボリックシンドローム ( 根拠 ) の方
  40歳以上の方で大腸検査を一度も受けられたことのない方

などでも検査をお勧めします。

 大腸内視鏡の検査スケジュール

検査は 月・火・水・金・土の午後に実施しております。
ご予約はお電話で → 099-281-7515

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 苦痛の少ない経鼻内視鏡

fujinon.gif当院では 経鼻内視鏡 による上部消化管の検査を積極的に行なっております。2016年2月からは、フジのレーザー光源を搭載した最新鋭の経鼻内視鏡「EG-L580NW7」を使用しており、病変の拾い上げに威力を発揮しています。

従来の口からの内視鏡では、どうしても舌根部を圧迫して咽頭反射が生じます。これが内視鏡検査における苦痛の最大の原因でした。鼻から内視鏡を挿入すると舌根にほとんど触れないため、検査中に会話することすら可能です。評判からこれまで内視鏡を躊躇していた方が検査を受けるきっかけとなっていますし、従来の経口内視鏡も経鼻内視鏡も経験されたほとんどの方は次に経鼻をチョイスされます。

経鼻内視鏡の性能も向上し、従来の欠点もかなり改善されてきました。画質や視野角もほぼ満足できるレベルになりました。しかし、送気や送水の操作に若干時間を要するため、検査時間もわずかに長くなる傾向にありますが、苦痛の少なさが帳消しにします。

 経鼻内視鏡の長所・短所

経鼻内視鏡の長所と短所をまとめてみます。

【 長所 】
 ・咽頭反射がほとんどないので「オエッ」とこない
 ・胃の動きを止める鎮痙剤の注射を使わずに済む ( 目のかすみや口渇がありません )
 ・鎮静剤の注射も使わずに済む ( 検査後すぐに帰宅できます )
 ・検査中、心拍数や血圧にほとんど影響を与えない
 ・検査中の会話が可能

【 短所 】
 ・経口に比べ検査に若干時間がかかる
 ・処置道具が限られ、内視鏡を用いた治療ができない
 ・挿入時などに鼻の奥に痛みを感じることがある
 ・まれに鼻出血がある
 ・鼻から内視鏡が挿入できない場合がある ( 当院2013年実績で約1.6% )

 当院における検査の工夫

当院では経鼻内視鏡のメリットを活かし楽に検査を受けていただくため、
  鼻の麻酔は最も良いとされるスティック二回法を若干手直しした方法で実施しています
     スプレーだけの麻酔法に比べ、いきなり内視鏡が入る違和感を軽減できます
  検査を受けられる方の見やすい位置にサブモニターを設置しています
     ご自身の消化管の様子を見ることができます。細かな解説もさていてただきます
  潤滑剤として、塩酸リドカインのゼリーは使用していません
  柔らかく、径が均一のため鼻にやさしいフジノン製の内視鏡を用いています
     他社製品は硬めで鼻の奥に痛みを感じることがあり、径が不均一で抜去困難例も
  胃の動きを止める鎮痙剤の注射も行ないません
     鼻・のどの麻酔が切れる検査終了後30分程で食事をとっていただくことが可能です

 経鼻内視鏡・検査スケジュール

検査は 月・火・水・木・金・土の午前中に実施しております。
ご予約はお電話で → 099-281-7515
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過敏性腸症候群 ( Irritable Bowel Syndrome : 以下 IBS ) は簡単に言うと「腹痛を伴う慢性的な便通異常」です。
これまで私が IBS に興味を持って臨床にあたってきたのは、医者になりたての頃に非常に印象的な下痢型の IBS の患者さんに遭遇したことがきっかけでした。
このことは2009年に「宿便について考える」というテーマで書いた記事の中でも触れています。

あまりおおっぴらに宣伝してこなかったのですが、記事を見つけて武岡エリア以外から当院を受診される方が多くいらっしゃいます。
そこで簡単ですが独立したページを作ってみました。

腹痛

IBSは治療に難渋することが多く、消化器系の医師がIBSに適応のある薬剤を投与するものの、改善しないと心療内科受診を勧められ、心療内科で用いる薬剤は消化器系の副作用が多いので余計ややこしくなるというケースも見受けられます。
IBS はストレスが原因となることもありますが、IBSで便通が整わないこと自体がストレスとなって悪循環に陥ることもあるのです。
日本においてIBSは5人に1人が罹っている疾患と言われ、日常生活に大きな支障をきたすケースも多々あり、軽視できない疾患です。
しかし、十分に満足できる治療を受けておられない方も多いと考えます。
IBSでお困りの方は一度、ご相談下さい。
じっくりお話しを聞かせていただいた上で、それぞれに合った治療を探していきましょう。

野口内科では、医療や介護、健康に関する書籍を取り揃えています。2017年4月現在、蔵書は580冊余りに及び、かなり幅広いジャンルを網羅できるようになりました。その多くは外来の待合室で直接読んでいただけます。

ご自身やご家族の病気のことについての知識、検査データの読み方、健康を維持するための日常の過ごし方や食事などの工夫、高齢者の介護の現場における問題や悩みを解決するヒント等々、皆様が欲しいと思っている情報にきっと巡り会えることができるのではないかと考えています。

最近はインターネットでも医療に関する情報をある程度入手することが可能です。
しかし、文章が中心でちょっと理解しづらい部分があったり、ありもしないことを書き並べて効果の疑わしい健康食品や化粧品などへと誘導するサイトだったり。
その点、専門家が一般向けに書いた本は、イラストや写真、グラフなどをふんだんに使い、難解な医学を容易に理解してもらう工夫に満ちています。

外来で読んでいただくことももちろん、貸し出しも可能です。
都合上、貸し出しは当院に通院歴のある方、もしくはそのご家族に限らせていただいております。
興味のある書籍がありましたら、遠慮なくスタッフに声をかけてください。簡単な手続きで借りていただくことができます。
貸し出し期間は14日間です。

スペースが限られるため、外来には一部の書籍しか置いておりませんが、蔵書の一覧表をファイルにして外来の待合室に置いてありますのでこちらもご活用ください。



■ 本を借りるには・・・

   ① 借りたい本を受付へご持参ください。
     または、一覧表の中から借りたい本を受付にて指定してください。
   ② スタッフの提示する書類にご署名ください。
   ③ 14日以内に受付へ本をご返却ください。




また、野口内科 BLOGにおいてほぼ月に一回のペースで、当院の蔵書の中から一冊をピックアップして紹介しております。そちらの方も是非ご覧になっていただきたいと思います。

本棚



なお、当院のライブラリーの本についてのお問い合わせが多く、お借りいただいた後、ご自身で改めて購入される方もいらっしゃいます。そこで、お勧めできる本をいくつか私の簡単な解説付きでこちらにおいても紹介しました。Amazonのサイトへ移動しますのでご了承下さい。

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