野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡にある野口内科です。
  医療に関することはもちろん、近隣の話題や音楽・本のことなどについて綴ってまいります。
    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
         ▶▶ アクセスMAP
         ▶▶ バス路線図

インフルエンザの予防接種は10月より開始する予定ですが、既に流行の兆しが見えます。十分に気をつけてください。

miso〖 今月のつぶやきから 68 〗


8月にツイッター上でお届けした医療に関する情報を振り返ってみます。
今回は、睡眠・サプリメント・身近な食材というテーマに絞ってまとめてみました。

最初は睡眠に絡む情報を3つ。
しっかりと睡眠時間を確保するのはとても大事ですね。
私は6時間程ですが、あと1時間は何とか確保したいなと思いました。



次に、サプリメントに関する情報を3つ。
健康食品やサプリには期待もお金もかけてはダメ、と繰り返し主張してますけど、改めて口にするのは怖いと思いました。



最後は、日本人にとって身近な食材などについて。
特に味噌に関する情報は注目です。
味噌と醤油は日本人の塩分摂取量の中でかなりのウエイトを占めていますが、食事指導のあり方は今まで通りでいいのでしょうか。




Clip to Evernote

のむ昨日、『「豊胸サプリ」で健康被害200例以上』というニュースがありました。

問題となっているプエラリア・ミリフィカは、タイのマメ科の植物の塊根で、強力なエストロゲン類似活性を有しています。
そのため、乳房痛・膣出血・イライラ・頭痛・嘔吐など有害事象が報告されています。
私は今年の3月にその情報をキャッチし、すぐにツイッターに流しました。
ツイッターは速報性が高いので、興味ある方は私のアカウントをフォローして下さいね ( @wash_omu ) 。

驚くべきは「業者の半数近くがサプリメントに含まれる成分の正確な量を量らずに販売」していることです。
極論すれば、何が入っているかを全く把握せずに売っているということ。
今年の初めには盛んにテレビCMを打っていた日本サプリメントの「ペプチドエース」や「豆鼓エキス」に有効成分がほとんど入っておらず、消費者庁が措置命令を出しています。
サプリを利用している人は増えていますが、業界の実態は実にいい加減なものなのです。


ついでに、先日ある人との間で話題にのぼったプラセンタについても触れておきます。
更年期障害・冷え性・貧血・美容によいとして、医療機関でも勧めている所があるようです。
しかし、科学的にそのような効果は証明されていません。
そもそも、どの哺乳類の胎盤を使っているやら正体がわからないのに、よく口にするもんだと私は思っています。
魚類にはプラセンタ ( 胎盤 ) がないのに、鮭プラセンタなるものも売られています。
2ヶ月ほど前の英語の記事になりますが、感染症のリスクがあるという報告もあります。( → こちら )
これもツイッターにはすぐに載せました。

安倍政権の既製緩和一環で「セルフメディケーション」の名の下に、健康食品などの分野のビジネスが勢いを増しています。
しかし、デタラメがまかり通っています。
そして現実に健康を害する人が多くいます。( → 健康食品で薬物性肝障害、国民生活センターが注意呼びかけ )
自分の健康を守ろうと思ったら、奸策を弄して甘い宣伝文句を並べた健康食品やサプリを相手にしないことです。
Clip to Evernote

 ◆ 診療所ライブラリー 137 ◆


下肢静脈瘤発生頻度としては10人に1人と言われている下肢静脈瘤。
決して珍しくない疾患だけに、通院中の患者さんからも時々相談を受けることがあります。
残念ながら内科では対応の難しい疾患なのですが、おおまかに静脈瘤の成因や日常での過ごし方などを説明し、必要があれば処置のできる病院を紹介しています。

今回紹介する本では、下肢静脈瘤について写真やイラストを交えてわかりやすく解説がなされています。
治療法については、レーザー治療の説明にかなり偏り過ぎているのですが、他の方法についても簡単に触れられているので、まあ良しとしましょう。

下肢静脈瘤が気になる方は、待ち時間の間にこの本を手に取ってみて下さい。
Clip to Evernote

 ● 薬の説明書のイラスト 265 ●


関東以北は天候不順で気温もあまり上がっていないようですが、鹿児島は例年よりも暑い日が続いていてうんざりします。

昔ながらの知恵として、打ち水というのがあります。
確かに温度を下げる効果があるようですが、湿度も上げてしまうので、体感的にはあまりかわらないように思います。
そのせいでしょうか、打ち水に関するイベントが一時よりは減ってきたような気がしますが。

8月後半のイラストは昨日から打ち水に変わっています。



うちみず
Clip to Evernote

本年は、8月11日から15日までお盆休みをいただきました。
ご迷惑をおかけした部分もあるかと思いますが、本日より通常の外来診療となります。

診察

Clip to Evernote

goodt【診察室のBGM 136】


久しぶりに男性アーティストの紹介になります。
ベーシストの 
井上陽介 。
彼の演奏は随分前に鹿児島で1度だけ聴いたことがありますが、エンジン全開の演奏は圧巻で強く印象に残っています。
彼が今年リリースした
「Good Time Again」
幅広いジャンルの曲を取り上げ、彼のベースの魅力がいっぱい詰ったアルバムに仕上がっています。

アルバムの最後は大西順子とのコラボ「Never Let Me Go」
レイ・エヴァンズジェイ・リヴィングストンのコンビといえば「ケ・セラ・セラ」が有名ですが、この曲も私は大好きです。
大西順子の時に麗しく時に情熱的にと目まぐるしく変化するピアノに対し、終始落ち着いたベースさばきで曲をまとめ上げています。
今トリオを組んでいるだけあって息がぴったり合っているなと感じました。
Clip to Evernote

明日の開院40周年にあたり、たくさんのお花をいただきました。
ありがとうございました。

はな1

はな2

はな3

はな4




Clip to Evernote

≪ 過去記事ウォッチング 20 ≫


薬・カプセル風邪の患者さんに、抗生物質 ( 抗菌薬 ) は処方してくれないのか、と尋ねられることが最近もありました。
成人の風邪のほとんどはウイルスが原因なので処方しても意味がないことは昨年の当ブログでも書いていますので参考にしてください。( → 「風邪に抗菌薬を処方しなくなって久しくなります」 )

ある医療系サイトで、医師に急性気管支炎と診断した場合に抗菌薬を使うかどうかのアンケートがありましたが、ほぼ全員に抗菌薬を処方するが8.2%、基本的に処方するが患者の状況により処方しないことがあるが23.9%もありました。
また、患者さん側に聞いたあるアンケートでは、抗菌薬はウイルスに効くと思っている人が46.6%、風邪で医療機関を受診したら必ず抗菌薬を処方してほしいと思っている人が17.6%、という数値が出ていました。

ある論文には、1万2255回抗菌薬を処方することで1回の肺炎を防ぐことができるが、抗菌薬の副作用の頻度は、アナフィラキシーショックが1万分の1、発疹は100分の1、下痢は10分の1、との報告もあります。
今年6月に厚労省が「抗微生物薬適正使用の手引き」というものを公開しました。
医師に対して適切な検査と診断を行った上で抗菌薬処方を判断するように促すものです。
こういった情報も浸透ていけば、医師も患者さんも風邪での抗菌薬に対する意識も変わってくるでしょう。

耐性菌が増えてしまえば、本当に抗菌薬が必要な時に手段がないなんて事態にもなりかねません。
そういう暗い未来が現実のものとならないよう、抗菌薬は適切に使いたいものです。

↑このページのトップヘ