野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

         ▶▶▶ アクセスMAP
         ▶▶▶ バス路線図

〈〈 武岡の端っこを歩く 49  武岡五丁目30番地付近 〉〉


市道水上坂横井線に戻ってもう少し北西方面に足を進めてみます。

途中、特養施設の道向かいあたりで薮が途切れて遠くが眺められる所があります。( 写真矢印 )
ここから見えるのは明和三丁目や四丁目の県営住宅街。
その向こうには玉里団地や伊敷ニュータウンなどが見えています。
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201009052242349138.gifここからさらに歩いていくと、武岡の北限に到達します。
小野町との境界になっているのが次の写真の場所。
いつも何気なく行き来していましたが、そこにあるのは武岡中学校の門です。
普段使われている門は別にあり、こちらはいつも閉ざされています。
武岡中学校は昭和63年に開校したのですが、当時私は武岡に住んでいなかったので、この門が何のためにあるのかさっぱり知りません。
学校を造成するのに住宅街を通らずに物資を運搬するための道だったのではと勝手な推測をしています。
それにしても、中学校をどうしてこんな通学に不便な武岡の隅っこに作ったのでしょうか。


 ★ 診察室のデスクトップ 5 ★


9月に入ったもののまだまだ猛烈な残暑が続いています。
しかし、気持ちだけでも季節を先取りしようと診察室のコンピュータのデスクトップ画像を衣替えしてみました。

今回は、ヒガンバナと見た目がほとんど変わらず全く同じ時期に咲くので、黄色いヒガンバナと思われているショウキズイセンです。
昨年、薬の説明書のイラストにヒガンバナを採用した時にも話題にしましたのでご参考までに ( → こちら )
花の写真はシベにピントを合わせるのがキモだと聞いたことがあるので、それに従って一生懸命になっていたら、近づきすぎて何の花だかわからなくなってしまいましたけれども・・・。



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 ● 薬の説明書のイラスト 98 ●


今年はサンマが高い、と騒ぎになっていますね。
体にとってもいい EPA や DHA といった不飽和脂肪酸を摂取するのに青魚はもってこいの食材なのですが。

今回の当院の薬の説明書のイラストはサンマを選びました。

※ 今日の夕食はサンマでしたが、1匹100円だったようです。


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〖 医療情報 Pick Up おさらい 32 〗


一般の方が興味を持っていただけそうな話題を「医療情報 Pick Up」としてブログの左側のカラムのお知らせ欄で不定期に更新していますが、今月お届けした情報は以下の 3点でした。

・歯磨きの回数が/少ないと/心疾患リスク上昇 ( BMJ 2010; 340: c2451 )

・紅茶の愛飲者は/飲まない人に比べ/認知機能の低下を/きたしにくい ( at International Conference on Alzheimer's Disease )

・カルシウムサプリの/摂取で/心筋梗塞のリスク/増大 ( BMJ 2010; 341: c3691 )


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2010083010440329595.gif三番目の話題について。
ほぼ同様の報告があることは、第1回の「医療情報Pick Up」でも取り上げていましたね。
サプリメントに含まれるカルシウムはほとんどが無機カルシウム ( 主に炭酸カルシウム ) でほとんど吸収されないと考えられています。
成分表に何mg含有と書いてあっても意味がないばかりか、逆に疾患のリスクを上げているのであれば本末転倒。
カルシウムの吸収を手助けするビタミンDの有用性は最近いくつか示されており、先月の「医療情報Pick Up」でも取り上げているのですが、本当に必要なサプリメントって一体どれほどあるのでしょうか。
普段から勉強していると、飲んでいても損はないだろうと思われるのはわずか 2種類だけなんですけどね。
この点についてはいずれお話できる機会があればいいなと考えています。



         □ 関連記事  医療情報Pick Up  31

2010082514073811596.gif先月、ランソプラゾールという胃薬が「低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制」の目的で使えるようになったことを当ブログで話題にしたばかりでしたが、今度は同じランソプラゾールが「非ステロイド性抗炎症薬 ( NSAIDs ) 投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制」という目的でも使えるようになりました。

特にご高齢の方で体のあちこちの痛みのために NSAIDs を連用せざるを得ない方にはビッグニュースです。
ただ、肩に痛みには H2ブロッカーと呼ばれるタイプの胃薬との併用がいい場合もあるでしょうが。(→ こちら)

それにしてもアスピリンだって NSAIDs の一種。
効能追加はまとめてやっちゃえばいいのにと思いますが、国の許認可を得るって一筋縄ではいかないのでしょうね。

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