新型インフル、前倒しが決まったけれど・・・
11月 6日に厚生労働省が各都道府県に対して、子供への新型インフルエンザワクチン接種時期を早めるように要請を出しました。
これを受けて鹿児島県は11日、基礎疾患のある 1歳から小学校 3年生に対し11月20日から接種開始にするなどのスケジュール変更を行ないました。
感染者の多くが若年者であることを考えると歓迎すべきものです。
また、成人については基本的に 1回接種とすることが決まりました。
が、次のようなニュースもあります。
今月下旬に出荷予定だったワクチン量が計画を120万回分下回る450万回分になる見通しだというものです。
当院へのワクチン配分量は 4日の記事にも書いたように細かく定められているのですが、予定通りの数が入ってくる保証がまずなくなっています。
そこへ今回の子供への接種の前倒しがあった訳です。
恐らくは基礎疾患のある成人に対して割当てられた一部を子供に振り分けることになるのでしょう。
しかし、どのように配分すればいいのか今のところ県からは全く指示がありません。
それどころか「予約相談の受付は、基礎疾患のある子供は既に始まっている」という12日の新聞報道を見て仰天してしまいました。
予約相談が始まっていること自体、末端の我々は全く知りませんでしたし、確実に入手できるワクチン量や大人と子供の配分量の変更などが確定していないのに、どうやって予約をとることができるのでしょうか。
月に2回ワクチンが配られることになっていますが、実際に手に入った数をみてから予約を受け付けるのが最も混乱のないやり方ではないかと現在当院では検討中です。
経鼻内視鏡、丸 3年
当院で経鼻内視鏡を導入して丸 3年が経過しました。
私にとって上部消化管の検査を経鼻で行なうことはごく普通のことになってしまい、経鼻内視鏡についてブログの記事を書くのは意外や今年初めてです。
この 3年で様変わりしたな、と感じるのは患者さんと会話を交わしながら検査を進めていくのが当たり前になったことです。
昨年末より使っている「Advancia」とい機種では画面をフリーズできるようになり、サブモニターに静止画面を映してその場で細かく説明することで患者さんも自分の体の中で起こっていることに対する理解度が俄然違ってきました。
たまに鎮静剤を使って経口内視鏡をするとほとんど無言のままでの検査に何か物足りなさを感じてしまいます。
施設によっては市販のゴーグル型のモニターを患者さんに装着してもらっている所もあるようですが、面白いアイデアだと思います。
中には鼻の奥が狭くて、どうしても経鼻内視鏡が入らない方がいらっしゃいます。
一般に言われているように男性よりも女性に、高齢者よりも若い人に、そして小顔の人に入りにくいケースが多い傾向にあります。
残念ながら鼻から挿入できなかった人には「若くて小顔ということです」と慰めております。
大病院では導入に消極的なところもまだ多いと聞きます。
いくつかのデメリットもありますが、スクリーニング目的には楽に受けていただける経鼻内視鏡は今後ますます普及し確固たる地位を築いていくものと思われます。
投与日数の緩和が遠因 ?
このところ嫌な事件の報道が連日のように続いています。
女性の周囲で複数の男性が相次いで不審な死を遂げるという事件が首都圏と鳥取で起こっているようですね。
一部の亡くなった方からは睡眠導入剤が検出されているとのこと。
昨年の4月から多くの麻薬や向精神薬の一回の処方が14日から30日までに緩和されました。
2002年に多くの薬の投与日数制限が撤廃されたのに、その後6年間これらの薬は頑なに14日という上限があり、必要とする方には月に2度の外来通院をお願いしていたわけです。
濫用を防止することが目的だったと思うのですが、医療機関への受診回数を減らし国民医療費を抑制したい行政の思惑の方が勝ったのでしょう。
以前より睡眠導入剤を量的に入手しやすくなったわけですが、それが事件での使用を容易にしたとすれば、日数制限緩和が良かったのか論議されなければならないと思います。
Fried Pride 「A Lover's Waltz」
【診察室のBGM 43】
待ちに待った 3年ぶりのFried Pride の新譜「A Time for Love」はポジティブな歌詞のラブソングを集めたコンセプトアルバムとして登場しました。
日野皓正の強烈なインパクトのトランペットが鳴り響くオープニングの「Sway」から先月の診察室のBGMの欄で書きました「You and the Night and the Music」の締めまでフラプラサウンド満載でお気に入りの一枚です。
診察室で流している曲の一つ「A Lover’s Waltz」。
これは何とショパンの夜想曲第2番なんです。
クラシックにも挑んで見事にフラプラ流に仕上げてしまうのですから本当に恐れ入ります。
リーダー横田明紀男のギターとShihoのスキャット、うっとりさせられるのは美しい旋律だけが理由ではないでしょう。
Shihoのスキャットは溝口肇のアルバム「世界の車窓から Next Journey」の中の「Shine」という曲でも聴くことができるのですが、ご存知でしたか ?
もちろん、この曲も以前から診察室でお聴きいただいております。
□ 関連記事 Fried Pride 「接吻 KISS」・ 溝口肇 「The Rose」
→ A TIME FOR LOVE
待ちに待った 3年ぶりのFried Pride の新譜「A Time for Love」はポジティブな歌詞のラブソングを集めたコンセプトアルバムとして登場しました。
日野皓正の強烈なインパクトのトランペットが鳴り響くオープニングの「Sway」から先月の診察室のBGMの欄で書きました「You and the Night and the Music」の締めまでフラプラサウンド満載でお気に入りの一枚です。
診察室で流している曲の一つ「A Lover’s Waltz」。
これは何とショパンの夜想曲第2番なんです。
クラシックにも挑んで見事にフラプラ流に仕上げてしまうのですから本当に恐れ入ります。
リーダー横田明紀男のギターとShihoのスキャット、うっとりさせられるのは美しい旋律だけが理由ではないでしょう。
Shihoのスキャットは溝口肇のアルバム「世界の車窓から Next Journey」の中の「Shine」という曲でも聴くことができるのですが、ご存知でしたか ?
もちろん、この曲も以前から診察室でお聴きいただいております。
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→ A TIME FOR LOVE