野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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 ● 薬の説明書のイラスト 320 ●


年が明けて、朝晩はかなり冷え込む日が続いています。
しかし、風も穏やかで日中は日差しに暖かみを感じますね。

本日、1月4日から通常の外来診療が始まります。
今年最初の薬の説明書のイラストは福笑いです。

お正月は親戚が多く集まって、正月ならではの遊びに興じるのが楽しみでした。
その中の一つに福笑いがありましたけど、近ごろの子はやったことがあるのでしょうか。
顔のパーツを目隠しして並べる単純なパズルゲームですが、これに「福笑い」というネーミングが施されているのには素晴らしいセンスを感じます。
この一つ上の文章にはわざと横文字を多用してみましたけど、もし現代に生まれた遊びならば、絶対に横文字っぽい名付けがなされたのではないかと思います。
でき上がったお多福の変な顔を見て、みんなが笑う場面。
それを切り取って端的に表現されているこの名称、誰が付けたのかわかりませんが、見事だと思いませんか ?


福笑い

2020年が始まりました。
今年の鹿児島は、元日から二日の朝にかけてかなり冷え込む予想となっています。
風邪などひかないように、万全な体調管理をしてくださいね。

おおよそ3日に一度のペースで更新している「野口内科 BLOG」。
これまでと変わらず、医療関係の情報や身近な話題などを提供していく所存です。
本年もよろしくお願い申し上げます。

外来は1月3日までお休みとなります。
1月4日 ( 土 ) 9時から新年の診療が始まります。

鏡餅

〖 今月のつぶやきから 96 〗


乳がん年の瀬とは思えない比較的暖かな気温が続いています。
ただ、明日から3日間は寒くなるようなので体調管理には怠りのないようにして下さい。

収集した医療関係の情報を、備忘録代わりにツイッター上でつぶやいています。
それを月末に振り返り、絞り込んでブログ上にまとめてお届けしているのが「今月のつぶやきから」。
今回で96回目になるので、丸々8年が経過したことになります。

今年最後は、以下の9題をお届けします。

最初は、乳がんに関連するもの。

① ギリシャ人女性を対象にしたものですが、A型で他の血液型よりもリスクが高いという報告です。

② 5~8週ごとに髪を染めるアフリカ系米国人で乳がんリスクが60%も高くなるという解析結果です。

次に、身近なウイルスが意外な疾患に絡んでいるという情報です。

③ これは以前にも伝えたことがある話だと思いますが、アルツハイマー型認知症の発症要因としてヘルペスウイルスが絡んでいるという話がまとまっています。

④ 帯状疱疹 ( 水痘 ) ウイルスが、群発頭痛に関与している可能性があり、ワクチンで軽減する可能性が示されています。



次は、とても重要な話。
風邪に抗菌薬 ( 抗生物質 ) は効かないということをしっかり理解していただきたいと思います。

⑤ 抗菌薬を適切に使わないと、本当に必要な時に助けられないという事態を起こすのです。

⑥ 正しい医学知識を身につけていない方が多いのは、日頃の診療の中でも実感しています。


最後は、個人的に興味を引いた話題を3つ。

⑦ 苦痛を伴うことなく疾患を診断する可能性がまた一つ加わりそうです。

⑧ 中性脂肪を低下させる薬が、網膜の血管新生を抑制するというのは興味深いです。

⑨ コレステロールの食事指導については、以前から疑問に感じていました。
高い人は食事を気にするよりも、有酸素運動を心がけて下さいね。

今シーズンは桜島の冠雪がまだないというニュースがありましたが、今朝はとても寒い朝でした。
元日も冷え込むものの、それ以外は比較的暖かな年末年始になりそうです。

当院の外来診療は本日まででした。
年明けは、1月4日から通常通りの診療を始めます。

ここ数日で、インフルエンザと下痢の患者さんが増えてきているのが気掛かりな点です。
民族大移動に伴って、感染される方が更に増える可能性がありますので、うがいや手洗いなど基本的な予防策は怠りのないようにお願いいたします。


雪だるまとネズミ


 ◆ 診療所ライブラリー 164 ◆


旅行用心集江戸時代は庶民の間で旅行ブームがあり、特に伊勢参りでは多い時に年間500万人が訪れたとという記録があるそうです。
一日当たり1万4千人が歩いていた計算になり、途中の宿場町がそれだけの人数を収容できたのか少々疑問ですが…。


1810年に刊行されたという「旅行用心集」を現代語訳したのが今回紹介する本です。
旅行に際しての注意事項がまとめられているのですが、当時の旅ならではの項目もあれば、現代にも十分通用する心得も書かれています。

船酔いした時の対処法にはとんでもないことが書いてありますし、ハンミョウは毒虫と断定していたり、五岳と白澤の絵札を忍ばせていれば災難を免れると真剣に語っている文もあります。
逆に、雨天時は土砂崩れや川を渡る際の増水に気をつけることが記されています。
渡河場所の降雨が大したことなくても、上流域の天候次第で増水があり得るという説明は、現代人も心得ておかなくてはならないことですよね。

また、旅の常備薬として五苓散が挙げられているのには驚きました。
以前「旅行に持っていくと重宝する漢方薬」と題して当ブログの記事を書きましたが、その中で私が真っ先に取り上げたのが五苓散なのです。
私自身、必ず携行して出かけるのですが、昔の方々も持っていたのですね。


なお、絵札については、「華麗なる薩摩焼」で麻疹除けるなるという
鍾馗の錦絵について書いていますのでそちらも併せてお読み下さい

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