野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡にある野口内科です。
  医療に関することはもちろん、近隣の話題や音楽・本のことなどについて綴ってまいります。
    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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学校検診の時期です。診療時間に注意して下さい → 胃の5月の学校検診による外来休止の時間帯について

 ● 薬の説明書のイラスト 255 ●


卒業式のシーズンです。
9年前に薬の説明書のイラストに「卒業証書」を使っています。
その時のブログには「転勤なども多く、別れや新しい出会いなど人の動きも気持ちも複雑に交錯するこの時期は毎年決まって訪れます。しかし、卒業証書を手にする機会は人生の中で何回とあるわけではありません」と書いていますね。

今年は子供二人がその卒業という節目を迎えるので、再びそれにちなむものをイラストに使ってみました。
前回と同じアイテムにならないようにと腐心して選んだのは卒業帽

日本ではほとんどお目にかからない物ですが、お許し下さい。


卒業帽

passage【診察室のBGM 131】


「They Can't Take That Away From Me」が唄われている映画「踊らん哉」のワンシーンをYouTubeで見ることができます。



モノクロなのはいいとして、唄っている間のカットに工夫がないのは当時 ( 1937年 ) の映画撮影のノウハウとして致し方ないのかも知れません。
ところで 
ガーシュイン はこの曲も手がけているのですね。
まるでJR九州の列車が水戸岡鋭治氏のデザインで埋め尽くされているように、どこにでも登場してくる気がします。

昨年秋にリリースされた
 萱原恵衣 のデビューアルバム「Passage」でもこの曲が取り上げられています。
元々の曲はポップな色調ですが、抑制を効かせながらも表現力のあるヴォーカルにブルージーなエレキギターが絡み、展開も面白いものに仕上がっています。
このアルバムは全体を通して派手さはないですが、一つ一の曲が凝った作りになっていてなかなか聴きごたえのある佳作です。

ところで「踊らん哉」の元々のタイトルは「Shall We Dance」なんですね。
周防正行監督のあの映画のタイトルが「踊らんかな ?」だったらあそこまでヒットしたでしょうか ?
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以前から医療や介護に関係する本を取り揃えて待合室に置き、月に一回は当ブログでも紹介しています。( → 診療所ライブラリー )
貸出しも可能で、これまでたくさんの方に利用していただいています。

どくしょお子様向けにも体や病気絡みの絵本も置いていたのですが、何しろ数が多くありませんでした。
春先は保育園入園時の健康診断や予防接種などで小さいお子様の来院される機会も増える時期でもあります。
今回は、ジャンルにこだわらずに読み物を増やしてみました。
お気に入りの本で順番待ちのひとときを過ごして下さい。
なお、貸出しには対応していませんので、待合室で読んで下さいね。
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はしる第二回鹿児島マラソンが3月5日に開催されました。
スタート直前から雨が降り始め気温が全く上がらないという、天気予報とは異なる気象条件に対応できず、低体温症に苦しんだランナーが多かったようです。
そんな中、大会関係者やボランティアの方々も雨にずぶ濡れになりながら仕事をこなし、熱い応援を送っていただいたのには頭が下がる思いでした。

今回はメディカルランナーという立場で参加しました。
私の守備範囲で救助を要する例はなかったのですが、途中で立ち止まった方に対してかなりの数の声掛けをさせていただきました。
前回大会は直前の故障に泣きましたけど、今回も年末からの右大腿部の痛みで時には歩くのにも不自由するほどで、練習が十分にできませんでした。
一般参加なら無理せずに断念していたと思います。
しかし、メディカルランナーとして名乗りを挙げたからには5kmでも10kmでもお役に立てれば、という気持ちで出場を決意。
登り坂は痛みでまともに駆け上がることができず、33km以降は脚が思うように動かなくなったのですが、完走できてしまったのは自分でも予想外でした。

次回こそ、ベストなコンディションで臨めれば、と決意を新たにしたのでした。
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くのーさっきからパソコンに向かって唸っています。
ブログに書くネタがないのです。
3日に1つは書くというノルマを課して10年以上続けてきたので、今日はどうしても書かなきゃ、と妙な強迫観念に駆られています。

毎週毎週、テレビ番組で情報を提供し続けることはとても大変なことだと思います。が‥
2月22日のNHKの番組「ガッテン !」で、ある種の睡眠薬で血糖が改善するというような放送がなされ、物議を醸しました。
翌週の番組冒頭に謝罪を入れましたが、次いで取り上げたコラーゲンについても実験内容に批判が上がっています。
来週の放送でも、虫垂炎の手術をすると大腸がんのリスクが高まる、という内容が含まれているようです。
私もこの情報には注目しましたけど、番組でどのような取り上げ方になるのか・・・。

ネタのない時に、無理して質の低い内容を書いてもしょうがない、無理して書く必要はない。
これからはそうしていこうかな、と思わせる騒動でした。
( 何とか書けた‥ )
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 ● 薬の説明書のイラスト 254 ●


3月前半の薬の説明書のイラストに選んだのはサンゴです。
ピンときた方も多いと思いますが、3月5日が「サンゴの日」だからです。

日本は黒潮の影響があって、サンゴの北限にあたるそうです。
また、鹿児島県の離島のうち、トカラ列島の宝島・小宝島、奄美群島の喜界島・沖永良部島・与論島は隆起サンゴでできた島。
徳之島は隆起サンゴと花崗岩の二つの地質から成ります。
今年1月の地元紙には、徳之島南部の飲料水はサンゴ由来のマグネシウムを多く含むエビアン並みの硬水で、これが長寿の一因なのでは、という記事が載っていました。
因果関係が証明されたわけではないですし、いきなり硬水を飲むと下痢になることが多いので気をつけて下さい。


さんご
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パパイヤア〖 今月のつぶやきから 62 〗


トランプ米国大統領も活用しているツイッターは赤字続きのようですが、うまく利用すれば情報収集が効率的に行えるので無くなっては困ります。
私が観ていなかったNHKのガッテン! の番組内容が、医療関係者の間で不適切ではないかとの意見が沸騰してNHKが謝罪に至るまでの経過が手に取るようにわかりました。

さて、今月のつぶやきを振り返ってみますが、最初は相変わらず報告の多い腸内細菌絡みの話題を4題。




次は、薬の使い方に関わるツイートを3つ。
不適切な使い方が多い薬に手引きやガイドラインが作られるようですが、薬はよく理解したうえで上手に活用していきたいものです。



残り3題は、個人的に興味のあるもの。



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 ◆ 診療所ライブラリー 131 ◆

貧血大国
消化器疾患を扱っていると、無縁でいられないのが貧血。
大量の吐血・下血はもちろん、本人も気付かぬままに消化管からじわじわと出血が続くことも、貧血を招く原因となります。
内視鏡による止血操作や貧血治療は日常茶飯事のことです。

WHOによる貧血の定義は、血液中のヘモグロビン ( 血色素 : 以下Hb ) が減ることをいい、その数値が示されています。
しかし、この数値をわずかに下回った程度では全く自覚症状はないはず。
ある教科書には「末梢組織に十分な酸素を運ぶだけの赤血球の量が維持できない状態」を貧血と定義していて具体的な数値はありません。
数値だけでなく、動悸や息切れといった酸素が全身に十分量行き渡らないことで起こる症状の有無も大事なポイントになるのです。
貧血の中で最もよく見られる鉄欠乏性貧血も同様に数値的な明確な定義がありません。
Hb・MCV・血清鉄・フェリチン・TIBC・UIBCといった項目を参考に、年齢や臨床症状などを加味して治療をやっていきますが、医師によっても考え方がまちまち。
何でこの程度の数値で鉄剤が処方されてるんだろう、と思うこともしばしばあります。

今回紹介する本では貧血について多角的に捉えてとことん掘り下げています。
妊娠中の貧血は子供の将来にも悪影響を及ぼすのに、鉄不足を予防する公的対策が日本には欠けていることを、世界各地の取組みと比較で浮き彫りにしているのは、他の本にない特徴かと思います。
また、海苔に意外と鉄分が含まれているのは知りませんでした。
おにぎりに海苔を巻いたり、ふりかけを活用したりするのもいい方法なのですね。
私にも参考になる部分が多かったですし、貧血に悩む方には是非一読をお勧めしたい本です。
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