<< 武岡の街路樹 3 >>


昨年まで続けていた「武岡の端っこを歩く」では、文字通り端っこの道ばかり歩きましたが、今回は武岡ハイランドと呼ばれる武岡四丁目武岡五丁目のど真ん中を貫く道です。
水上坂を上がってそのままずっと直進すると今回紹介する道に繋がりますが、四丁目に入った所から街路樹の種類が変わります。


4_5丁目


ちょうど鹿児島相互信用金庫武岡支店の場所で、道が右に曲がりながら下り坂になります。
その地点からは北側はホルトノキが道の両側に計50本並んでいます。
どういうわけか、生長は一様ではないようで樹勢にはばらつきがあるようです。
中には新しく植え替えたものがあるのかも知れません。
ホルトノキの根元の低木群としてヒラドツツジが植えられています。


道02


ホルトノキは、ほとんど毎日のように見ている木なのですが、このシリーズを始めるまで名前も知りませんでしたし、7月になると花が咲くなんて全く気づきもしませんでした。
この時期を待って取材すると、白く細長い花びらを下向きに垂らして密集して咲いている地味な花にミツバチがいっぱい集まっていました。
虫たちは知っているのですね。


ホルトノキの花


ホルトノキは一見するとヤマモモと区別がつきづらいです。
特に葉っぱはそっくりです。
鹿児島の街路樹としてヤマモモが選ばれていることも多いのですが、武岡には街路樹としては植えられていないようです。

地図で赤く示した道の長さはおよそ700mありますが、途中に信号のある交差点が2ヶ所しかありません。
そのせいか、車がけっこう飛ばしていますけど、両側の歩道は十分な幅が確保されているので、樹木を観賞しながら散歩するのも楽しいですよ。