高齢者昨日は敬老の日でした。

日頃行なっている内視鏡検査でもご高齢の方を担当する機会が多いのですが、以前住んでいた神戸では89歳の上部消化管内視鏡検査が最高齢でした。
ところが鹿児島に帰るとあっさりその記録を更新し、上部では103歳、下部では100歳の方の検査を経験させていただきました。
鹿児島にはただ年齢を重ねているのではなく達者でおられる方が本当に多いなと日頃感じています。

さて、平成23年度の人口動態統計において日本人の死因の第三位に肺炎が躍り出ました。( → 参考 )
これまで50年以上にわたって死因の上位を占めていた悪性新生物・心疾患・脳血管疾患の三大疾病の一角が崩れたのです。
特に90歳代の男性では肺炎が第一位なんですね。
10月からはインフルエンザの予防接種が始まりますが、肺炎球菌ワクチンとの併用が有効であるという検証が積み重なってきています。( → 参考 )
ご高齢の方々が防げる病気で健康を損なわないためにも、ワクチン接種をお勧めいたします。