NewNight【診察室のBGM 83】


ちょっと背伸びをしてジャズを聴き始めた学生時代。
「おしゃれサウンド革命」と題する企画があって、イギリスのジャズやファンクのアルバムが何枚かリリースされていました。
その中の一枚が今回紹介する John Critchinson 「New NIght」
帯にかかれているコピーには「時のはざまを軽やかにスウィング。90年代を先取りする小意気なピアノ・メニュー!」。
今となってはやや恥ずかしい言葉に惹かれるように買った28年前の私でした。
ライナーノーツには「レコードは聴く時代から活用する時代へ」とあるように、当時はCDプレーヤーがまだまだ高かったのでレコードを購入したと思います。
後に中古レコード屋に売ることになったのですが、手放したことを妙に後悔して気になっていました。
最近、ふと思い出して中古のCDを探し出して手に入れてしまいました。

アルバムの中で一番気に入っていたバラード、「Back in Love Again」は甘ったるい声で女性が唄うヴォーカルバージョンとインストゥルメンタルバージョンが収められていますが、診察室のBGMには後者を選んでいます。
診察をしている最中にこの曲が流れてくると、学生時代が懐かしく頭をよぎります。
ちなみにJohn Critchinsonは今も活躍しているジャズピアニストです。