<< ジェネリック薬品を考える 第1回 >>


薬ジェネリック薬品という言葉、盛んにテレビなどでも流れていますので、皆さんお馴染みになってきたと思います。

改めて説明するまでもないでしょうが、先発品と比べて薬価が低く患者さんの自己負担や国民医療費を抑えることができるため、普及が促されています。
先日は厚生労働省が2017年度末にはシェアを60%以上に引き上げる目標を掲げました。
反面、医療関係者にはその品質に疑問を抱く人が多くて普及を阻んでいるとも言われています。
厚生労働省が治療学的に先発品と同等であるとお墨付きを与えていても、です。
実際のところどうなのでしょうか。
安いことは諸手を挙げて歓迎すべきことなのか、安いなりの品質なのか。

このシリーズでは 先発品同士・先発品とジェネリック薬品・ジェネリック薬品同士 の3つのパターンで具体的な医薬品を提示して検討してみたいと思います。
ほんの一部のケースでの考察なので、それを一般論にしようとは思いませんのであしからず。