shgcvwp7.gif人工イクラと胃薬」の回で、新しい傷の治療法においてもアルギン酸塩が活躍していることをちょっと述べましたが、今日はそのお話です。

湿潤療法では傷口を消毒しません。まず、生理食塩水などで徹底的に洗います。そして出血がひどい場合、このアルギン酸塩の含まれる被覆材で傷を覆います。
止血効果が抜群であること、それからどういう訳か痛みが緩和されてしまうこと、これにはびっくりです。
後はハイドロコロイドという物質の含まれる被覆材にバトンタッチ。こうすることで早くきれいに傷が治ります。
(イラストのような目立つ傷跡は残しません)

人工イクラや「アルロイドG」を傷に塗り付けたら同様の効果が得られるのか、興味のあるところではあります。

当診療所は内科なので、傷の治療とは無縁だろうと思っていたのですが、普段通院されている方や入院患者さんなどで、意外と傷の手当てをする機会があり、今ではこの湿潤療法を積極的に活用しています。
ただし大きな傷には対応しきれませんので外科にまわってもらってます。

私は以前、細胞の成長因子について研究していましたので、傷の治し方についてはその方面からもさらに突っ込んだ話をしたいと思います。

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