jsojvoag.gif何かと話題になっている納豆。
今回は11月の「教授のお仕事」の中でお約束していました納豆に豊富に含まれるビタミンKのお話です。

ビタミンKの働きとしてはこれまで、
血液凝固因子の合成やオステオカルシンの合成に関わり、
ビタミンKの不足で出血傾向になったり、骨粗鬆症になることが知られていました。
実際にそれらの分野の治療薬として使われています。

このビタミンKの新しい役割として、
肝癌の発生予防や、肝癌細胞の増殖、再発を抑制することがわかってきました。
現在、肝癌治療後の再発抑制に関して大規模臨床治験が行われており、
いずれビタミンKがこの分野でも治療薬として使われるようになると思います。

ビタミンKの働きを抑えて血液をさらさらにするお薬がありますが、
今のところこの薬の内服で癌を悪化させるという報告はありません。
そもそも肝癌のベースとなる肝硬変の方は元々血液が固まりにくく、この薬を服用されている方は稀だと思います。