tggppn3u.gif ◆ 診療所ライブラリー 11 ◆


医薬品は副作用があるから危険で、健康食品は自然のものだから安全。
そう考えておられる方も多いと思います。
しかし、ウルシにかぶれてしまったとか、
リンゴやメロンによる口腔アレルギーだの、羽毛布団による間質性肺炎だの・・・。
この季節、多くの人を悩ます花粉だって自然のものです。

医薬品は世に出るまで厳しい審査を受け、その間に副作用を洗いざらいチェックします。
結果、どのような副作用がどのくらいの頻度で起こるかが予めわかった状態で、皆さんに処方されているわけです。

たとえば、ある人が咳が止まらず困っているとしましょう。
該当する副作用を有する医薬品を服用していれば、それが原因かもしれないとすぐに投与を中止できます。
しかし、その原因が健康食品にあるとしたら、そこにたどり着くまでの過程に多大な労力を要します。
原因とわかるまでの間、健康食品を使い続けてますます症状を悪化させるということも招きかねません。

医薬品において副作用の情報がしっかり開示されていることは、薬が「danger」な物だと言っているのではなく、
どのような事がどのくらいの確率で起こるかという「risk」を示しているのです。
健康食品は医薬品でないがゆえ、副作用が検証されないまま世に出回っているのです。
つまり「risk」が分からないという「danger」が潜んでいます。

この本では、健康食品が本当に効くのか、そして危険はないのか、
具体的に科学的データを提示してその有効性と安全性を検証すると同時に、
氾濫する健康食品に関する情報を正しく読み解くノウハウを教えてくれます。

「知り合いに、"これいいよ" と言われたので飲んでます」
中にはそれだけで健康食品を始める人もいます。
「どのように "いい" のですか」と尋ねると、
「さあ。とにかく"いい" と言うもんですから」

そういう人はこの本を参考にしていただいて、自分で自分の身を守るすべを持っていただきたいと思います。


( 新しい本の購入のために..ご協力いただければありがたいです )  → 検証!がんと健康食品