tp2bmjah.gif書籍の貸出しを始めて半年が経つことは一つ前の記事にもしました。
入院患者さんが退屈している間に少しでも勉強してもらおうと、
手元にある本をいくつか並べて置いたのがきっかけでした。
「もう読み終わった。もっと違う本はないのか」という患者さんの声に応えて少しずつ増やしてきたのですが、
ある程度数が揃ったところで、これは外来患者さんにも読んでいただこうと思い立ったわけです。

半年が経過して感じたことがあります。
借りていかれるのは、実は血圧にしろ血糖にしろ比較的よくコントロールされている方がほとんどなのです。
恐らくは日頃から自分の病気についてあれこれ勉強されている方が、書籍を借りてさらに知識を広めたり、
学んだ事の再確認をされているように思います。
自分の病気をもう少し認識していただきたいなと私が感じている人にこそ、借りて読んでいただきたいのですが、
そういう方に限って本を手に取ることすらしないように思います。

社会的な格差が叫ばれている昨今ですが、
患者さんの間においても自分の健康や病気に対しての理解度や知識に格差が生じている気がしてなりません。

限られた診察の時間の中でも可能な事を行なっていきますが、
いろいろな手段で皆さまが自分自身の体で起こっていることに理解を深めていただくよう、
工夫を重ねていこうと考えています。