4rj4cf_4.gif【診察室のBGM 14】


Arico のアルバム「ときあかり」
まず最初にCDジャケットが美濃の手漉き和紙にくるまれていることに意表をつかれます。そしてよく見るとその和紙に、タイトルや曲目がさり気なく浮き出しプレスされていることに気づきます。

ときあかり、とは明け方の東の空が白むこと。漢字では「時明かり」と書くようですが、
もしかすると「鴇色 (ときいろ)」にも引っかけている言葉なのかも知れません。
この言葉のイメージから即興で演奏したという曲に始まるアルバム全体、玄遠な宇宙空間へ溶けていくような繊細なピアノの音色で満たされています。

「月待ち」の流れるようなメロディは、和紙の心地よい肌触りにも似て。
そして柔らかに叙情詩のように心に染み入って、聴覚から呼び覚まされた視覚が様々な情景を描いていく・・・。
そんな感じでしょうか。

このアルバムのほとんどの曲を診察室で聴いていただけます



  → 「ときあかり」