sbcnvnys.gif ○○ 学会レポート 2 ○○


脂肪肝の治療に漢方薬防風通聖散を用いて効果が期待できるという報告がありました。
当ブログでも既に「スタッフの減量日記」シリーズで話題を提供したお薬です。

内臓脂肪やLDL-コレステロールの低下、HDL-コレステロールの上昇、
インスリン抵抗性の改善などがみられたというデータも提示されました。
この報告では、この漢方に含まれる麻黄や大黄、黄岑などいくつかの成分の薬理作用を示し、
メタボリック症候群にいかに有効であるかを解説していた点が良かったと思います。

実は私、脂肪肝に関しては10年ほど前に別の漢方薬を試していた時期があります。
それは大柴胡湯で、20名程に 6ヶ月服用していただきましたところ、約4割で著名な改善を認めました。
これにきっちりと生活・食事指導を行えばさらに改善率が上がるものと期待しました。
面白かったのは体重は全く変化がないのに、超音波検査上脂肪肝がみるみる改善していった症例があったことです。
ステロイド長期投与が原因で脂肪肝が生じた方でした。

最近、当診療所では再びこの大柴胡湯を用いて何名かの脂肪肝の患者さんの治療を始めております。
どのような結果が出るか楽しみです。