wmvusoag.gifウーロン茶を何に使ったかというと経鼻内視鏡の検査。

経鼻内視鏡はレンズ面の汚れが除去しにくく、観察に時間がかかってしまうという欠点があります。
レンズを洗う水を噴きかけるノズルが付いているのですが、経口内視鏡に比べると、その細さゆえ能力がちょっと劣るのです。

右の写真は、実際にレンズがやや曇った状態で撮影したものです。
食道裂孔ヘルニアが最も開大するタイミングを優先した結果ではあるのですが。

最近、日本消化器内視鏡学会の学会誌に、大腸内視鏡のレンズの汚れ落としにウーロン茶を使用して鮮明な画像が得られることが報告されました (2007 ; 12 : 3000-3001)。
窓の油膜とりにウーロン茶が活用されていることに着目したようです。

これを当院でも経鼻内視鏡に応用してみようと、本年早々の検査から試しています。
まだ症例数は少ないものの、非常に好感触を得ています。
曇りや汚れを比較的容易に除去でき、水に比べて使用量も随分少なくて済んでいます。
検査の時間短縮や検査の精度向上にもつながりますので、大腸内視鏡も含めてウーロン茶を活用していく予定です。