kafun6.gif私が花粉症となって10年以上経ちます。
思えば、神戸の郊外に位置する病院に勤務していたときのことでした。
その病院のすぐ裏手が杉林。
間近に大量の花粉を浴びたのがきっかけだったのでしょう。

以来シーズンともなると涙はぼろぼろで両鼻は詰まり、夜は全く眠ることができないこともしばしば。
様々な抗アレルギー薬を試してみましたが、鼻水が垂れるのは落ち着くものの鼻詰まりは悪化し、夜間の不眠と相まって副作用の眠気が仕事に支障をきたす始末。
そんな中で一か八かで試したのが小青竜湯という漢方薬。
素晴らしい出会いでした。
症状を完璧に抑えこむわけではありませんが、眠気は来ないし何より鼻の通りが良くなることには驚きです。

このことをきっかけに、漢方薬を日常の診療に役立てる機会がぐっと増えました。
漢方薬は作用機序がわからん、と毛嫌いする医師も多いのですが、治療手段の幅が拡がり患者さんに喜ばれることも随分経験しています。

ちなみに小青竜湯は花粉症の 3人に 2人位の割合で有効な印象です。
これが効かない方には別の漢方薬を組み合わせて処方しています。
鼻詰まりや薬による眠気に悩まれている方は漢方薬を一度試してみてはいかがでしょうか。