2009060122285923491.gif自宅の庭にナミテントウの幼虫を見つけたことを5月27日の記事でお伝えしました。
その後次々にサナギとなり、テントウムシへと羽化しています。

左の写真のようにサナギは幼虫に比べると少し丸くなり、背中の模様と相まってテントウムシをイメージできるようになってきます。
じっとしているサナギが突然、一分間に数回の割合でお尻を振るようになったら羽化のサイン。
皮を破ってテントウムシへと姿を変えます。
出てきた時は黄色っぽい羽根の色も徐々に変化して模様がくっきりとしてきます。

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ナミテントウの面白いところは模様のバリエーションが豊富なこと。
一番多く見られたのは黒地に大きなオレンジの丸が二つあるものですが、右の写真のようにオレンジの斑点の割合が多いタイプも少数ながら認められました。
同じ親が産んだ卵からかえったであろうにどんな模様が浮き出るか、ナミテントウ観察の醍醐味ですね。

子供たちも毎日のように観察を欠かさず、神秘の変化を楽しんでいます。

それにしても武岡ではいつもよりアゲハが少なく、タマムシやテントウムシなど普段はあまり見かけない虫を目にします。
ここ数年目立っていたキオビエダシャクも見かけません。
この夏は、普段と違う気候になるのではないかと気掛かりです。