2009121121095930527.gif全国的にも武岡周辺も新型インフルエンザの勢いは落ち着きつつあるようです。
この間、いろいろな物が品薄となりました。
治療薬、検査診断キットはもちろんのことですが、市販もされている消毒薬はポンプが不足したそうです。
また、圧倒的に子どもの感染が多かったので子供用のタミフルが不足し、大人用のタミフルカプセルの中身を取り出して使わざるを得ない状態。
タミフルは賄えても苦味を緩和するために使用する乳糖が底をついてしまったようです。
タミフルの苦味はココアの粉末で紛れるらしいので一つの方法かと思います。


インフルエンザにかかったときに肺炎を併発しては大変と、どこかのマスコミが紹介したようで、この結果「肺炎球菌ワクチン」も不足しています。
この肺炎球菌ワクチンに関してはかなり多くの方が誤解しておられるようです。
以前にもこのブログで書いたことがあるのですが、改めていくつかのポイントを説明しておきます。

このワクチンは肺炎全てを予防するものではないこと。
肺炎球菌は肺炎を引き起こす原因菌としては第1位で、肺炎全体のおよそ2~3割を占めます。
残りの肺炎は他の原因菌によるものということになります。
ただ、肺炎球菌は抗生物質に対して抵抗性を持つものが大部分を占めるようになってきました。
すなわち肺炎球菌が原因の肺炎にかかってしまうと治療に窮することになります。
ワクチンで予防することはこのあたりに意味があるのです。

細菌の名前に肺炎の文字があるのが勘違いの元になっていると思いますが、以上をご理解いただいた上で接種をお願いします。
しかし、現在も品薄状態が続いていますので予約してしばらくお時間をいただきます。

肺炎球菌ワクチンは1回の接種でおよそ5年は有効とされていますが、日本においてはどういうわけか同じ人には2度接種してはならぬという決まりがありました。
つい最近のことですが、2度目も大丈夫と方針転換がなされました。
ワクチン後進国・日本、ですけれど、このように少しでも世界の標準に近づいてもらいたいものです。