2010121315143931624.gif携帯型の超音波画像診断器を借りて使わせてもらう機会がありました。
「エコー」という表現も使われ、日常の診療に大いに役立っている超音波検査ですが、装置がが大きく重いので機動性に欠ける部分があります。
今回使わせてもらったのは「FAZONE CB」という機器。
かなり分厚いですがノートパソコン並みの大きさで重さは約4kg、バッテリーも最大 1時間持つようで、これを携帯して病棟に駆けつけたり往診に出かけたりして利用するには重宝すると思います。
液晶画面がかなり優秀で、明るい場所も全く苦にしませんし画質も文句のつけようがありません。
メーカーが違うとボタン類の操作に戸惑うことが多いのですが、これは全く迷いませんでした。
ただ、タッチパネルのレスポンスがもう一つ。
画面に現れるキーボードも小振りなので押し間違いを何回かしてしまいました。
この点と価格さえクリアすれば日常の検査にも十分堪え得るものなので文句のつけようのない一台だと思います。

他社からは手のひらサイズの装置も出ているようです。
今後ポータブルの超音波装置を各メーカーが競って開発してくれるでしょうからとても楽しみです。