201106271453163579.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 42 〗

今月「医療情報 Pick Up」では以下の3つの情報をお届けしました。
このうち 2つは身近にある食べ物の話題でしたけれども、いずれも興味深いですね。


・女性のしわと/骨密度に逆相関関係/米国の研究で ( 2011 米国内分泌学会発表演題 )

・トマトに含まれる/リコピンに/コレステロールを/低下させる作用 ( Maturitas 2011; 68: 299-310.)

・リンゴの皮の/ウルソル酸が/筋肉成長を促す/マウスの実験で ( Cell Metab. 2011 Jun 8;13(6):627-38.)
 

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さて、最初の話題が正しいとすると、骨粗鬆症を医学的な検査ではなく外見である程度予想できることになります。
「医療情報 Pick Up」ではお届けしていないのですが、思春期においては BMI よりも手首囲を測定するほうがインスリン抵抗性をより反映するという報告も最近ありました。
しわの数や手首のサイズなどは医療機関でなくても簡単に調べることができ、これが骨折やメタボを予測する指標に活用できる可能性があるということになります。
また、こういう研究を積み重ねていくと、患者さんが診察室に入ってきた瞬間に外見からその人の体でどういうことが起こっているのかある程度分かってしまうという時代が来るのかも知れませんね。



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