2011092920402921334.gif〖 医療情報 Pick Up おさらい 45 〗

この一ヶ月でお届けした2つの「医療情報 Pick Up」はいずれも糖尿病に絡むものでした。


・チョコレート消費の/多い人は/心血管疾患や脳卒中/更に日本人では/糖尿病リスクが低下 ( BMJ 2011; 343:d4488 doi: 10.1136/bmj.d4488 )

・よく噛んで食べると/インスリン分泌を/刺激するGLP-1の/濃度が上昇 ( 第47回欧州糖尿病学会発表 )
 

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GLP-1 とは聞きなれないものだと思いますので解説します。
食べ物を摂ることで小腸から分泌され、膵臓に働き掛けてインスリンの分泌を促す物質です。
同じ量のブドウ糖を経口摂取するのと注射するのを比較すると前者のほうがインスリンの分泌がいいため、消化管から何か刺激する物質があるのではないかと以前から推測されていたのですが、最近ようやく臨床にも応用されるようになってきました。
そのGLP-1 も噛むという動作をすればするほど分泌量が増えることが今回わかったわけです。

以前、糖尿病とアルツハイマー病の関連性について書きました。( → こちら )
今月は歯の噛み合わせとアルツハイマー病についての報道もありました。
噛むという動作を意識することだけでもいくつかの疾患が防げる可能性があるということですね。



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