<< ジェネリック薬品を考える 第6回 >>


名称未設定-1数回にわたり、我々の使う医薬品の相違について考えてきました。
先発品同士 ( 第2回 )、先発品と後発品 ( 第4回 ) 、後発品同士 ( 第5回 ) ・・・主成分は同じでも全く同じものを作るのは難しいと考えざるを得ません。

また梱包シートの材質が悪く保存性が悪い錠剤とか、同じ量なのに早くなくなってしまう点眼薬 ( 1滴の量に差がある ) とか成分以外のところに問題のあるジェネリック薬品が存在すると聞きます。

私が最も問題にしたいのは、生物学的同等性試験と溶出試験だけで先発品と同等であるというお墨付きを与え、国策としてジェネリック薬品の使用促進を行なおうとする厚労省の姿勢です。
また、院外処方箋の場合、先発品からジェネリック医薬品への変更やメーカーの選択に薬剤師の権限が大きい仕組みも無視できません。

これまで見てきたように、差異があることを前提としてジェネリック薬品を処方したり内服したりする必要があると考えます。
言いたいことはたくさんありますが、米国神経学会がかつて発表したコメントをこのシリーズの締めくくりの言葉とします。
( ただし、私は少ない情報をしっかり把握してジェネリック薬品を積極的に処方していますので、誤解のないように )
「抗てんかん薬のジェネリックへの切替えは、治療する医師と患者の双方がきちんとした知識を備え同意をしなければやってはならない」