<< 武岡の街路樹 12 >>


今回は武岡一丁目、武岡団地常盤口の交差点から一直線に南東方向にまっすぐ伸びる道です。

道02


第4回第6回で紹介した道と並行しており、途中まで緩やかな下り坂ですが、ほぼ真ん中あたりからは逆にわずかに登りになっていきます。
以前は南東端で途切れていた道ですが、常盤トンネル開通に合わせて延長され、交通量が格段に増えています。
写真は、ほぼ中央にある交差点越しに武岡団地常盤口方向を写したものです。
休日の早朝、車の少ない時間帯に撮影しております。

道01

この道の街路樹はホルトノキ
で、南東端でY字に分岐し東側に曲がっていく道まで含めて両側に48本植えられています。
このシリーズで既に
第3回第10回で登場している木ですが、この時期によく覗き込んでみると実がついているのがわかります。
オリーブの実に形も大きさもそっくりで、江戸時代に平賀源内がホルトノキをオリーブと間違えたという逸話がネット上で散見されるのも頷けます。
それにしても花といい実といい、地味過ぎで目立ちませんね。
ちなみに低木はヒラドツツジです。

ホルトノキの実

この道の南東端には、武岡団地を造成中に付近にあった水神様などを集めて祀ってある場所がある、というのを最近新聞で知りました。
歩いて通ることもよくあるのにまったく気付かなかったのは、隣家の庭の一部と勘違いしていたからでしょう。
存在を知ったからには、ここを通る際、必ず手を合わせてみようと思っています。 

水神様
 両側の歩道は若干狭いですが、途中には古本屋 ( つばめ文庫 ) などもあります。 
お散歩がてら、水神様を確認したり、古本を手に取ったりして楽しめる道ではないかと思います。