◆ 診療所ライブラリー 97 ◆


なぜ嘘が多いのか一見すると科学的な説明がなされているようで、実は根拠がないままに消費者を信用させて売られているものがあります。
紫外線でダニが死ぬという証拠はないのに布団専用のダニクリーナーが売られていたり、実際の効果が疑わしい二酸化塩素を使った空間除菌グッズが売られていたり。
後者においてはインフルエンザが防げると信じて首からぶら下げたらやけどを負ったとか、子供が誤飲してメトヘモグロビン血症になったとか、思わぬ被害も実際に起こっています。
マイナスイオンを発生するテレビが発売された時は開いた口が塞がりませんでしたし、国がお墨付きを与える「トクホ」でさえどれだけ意味があるのか首をかしげたくなるものもあります。

無用なものに手を出さないようにするために、我々消費者も賢くなる必要があります。
最近はネットで手軽に情報が得られる時代ですが、間違いも多く明らかに商品に誘導するために美辞麗句を並べているところもありますので注意が必要です。
今回紹介する本は「栄養」について楽しく学べるので、巷にあふれる健康情報を選別する力を養うことができると思います。
特に口にするものに関しては十分な注意をしないと、健康を維持しようとして逆に損なうこともあり得ます。
健康食品に頼ることをせず、普通にまんべんなく食材を口にしていくことの大切さ、わかっていただきたいものです。

 → 食と健康の話はなぜ嘘が多いのか