hope【診察室のBGM 97】


前回の溝口肇に引き続き、このシリーズの原則を外して再び採り上げるアーチスト。
今回は 
木住野佳子 。( きしのよしこ、と読みます )
診察室でBGMを流し始めたときから数多くの曲を使わせてもらってきましたが、2006年に
診察室のBGM 5」でクリスマスソングを紹介したっきりでした。

昨年末に発売となったアルバム「Hope」は東日本大震災をきっかけとして作られたオリジナル曲が多くを占めています。
その中の一曲
「Hikari」は彼女とすぐわかるとても優しくメロウなキータッチのスローバラード。
その美しい演奏をブラシを使ったドラムが終始やんわりと包みこんでいます。
CD内のライナーノーツには「深く深呼吸してから、ピアノの音を出しました。なかなかうまく言葉にはできませんが、そういう想いの曲です。」と書いてありますが、そういう想いが伝わってくる彼女ならではの音が確かにそこにあります。