内視鏡検査にウーロン茶を導入して早くも6年が経過しました。
ウーロン茶を使う最大の目的は、大腸内視鏡の際にレンズの汚れを取りやすくすることにあります。
このことは以前ブログで紹介しています。( → 使ってみましたウーロン茶 )

ウーロン茶ウーロン茶の応用はさらに広がっていて、胃の内視鏡検査の際にも使うようになりましたし、最近は検査を受ける方に検査前にあらかじめ飲んでもらうように勧めています。
内視鏡で観察するにあたって厄介になるのが、胃粘膜の壁にくっついている粘液。
胃の表面をつぶさに調べるため、この粘液を取り除かなくてはなりません。
粘液を除去するために、水を注入して粘液を飛ばす作業が加わると、その分検査に時間がかかってしまいます。
ところがウーロン茶を飲んでいただくと粘液の付着がほとんど見られなくなり、観察がとても容易になるのです。

内視鏡検査を覚えたての頃は、前日21時以降は絶飲食、と検査を受ける方には説明していました。
しかし、近年は高齢者の方を検査する機会も格段に増えてきており、夏場に検査を行なう場合は脱水なども考慮して水分摂取はOKとしていました。
食べ物でなく、水であれば吸引すれば済むことです。
水がウーロン茶に替わっても全く問題ありません。
問題がないどころか、胃の壁がきれいになってくれるのですから大助かりです。
ただし、茶葉から淹れて飲むと細かな葉っぱが胃の壁にくっついてかえって厄介なので、ペットボトルのウーロン茶にしてくださいね。