羊毛とおはな【診察室のBGM 108】


羊毛とおはな 
のヴォーカル、千葉はなさんの訃報に接したのは10日のこと。
36歳という若さでした。
先月のこの診察室のBGMの107回でも羊毛とおはなに言及したばかりだったし、驚きと落胆を禁じ得ません。

2010年の鹿児島でのライブに赴いた私。
目を閉じて姿勢を崩すことなく、一つ一の曲を一つ一つの歌詞を丁寧に歌う彼女。
キャンドルライトにほんのりと照らされた会場で、優しく柔らかな歌声に包まれた2時間は、今でもしっかり瞼に浮かびます。
87 ( はな ) だった通し番号のチケットに快く花の絵を添えてサインをして頂いたのは、忘れ得ぬ思い出と品物です。( → こちら )

彼らの最後のアルバムとなってしまった
「LIVE IN LIVING '13 」の中に「うたの手紙 ~ありがとう~」という曲があります。
結成10年を記念して、ファンへの感謝を歌という形にしたものです。
乳癌がわかってから作られた曲のようですが、まさかこれが最後のメッセージになるとは誰が思ったでしょうか。
下に貼り付けたミュージッククリップには彼女の描いたイラストを背景にして歌詞が映し出されます。
その言葉に今は何ともやるせない気持ちになってしまいます。
そして、もうこの声が聴けなくなってしまったなんて・・・。

多くの人を癒してくれた一輪の花、千葉はなさん。
本当にありがとう、安らかに。
診察室のBGMでは、ずっとずっとあなたの歌声が流れ続けることでしょう。