大腸がんが1位。
これは、国立がん研究センターが発表した2013年の全国のがん診療連携拠点病院における院内がん登録の集計報告で明らかにされたこと。→ ( こちら )
日本全体のがん罹患者数の7割にあたる集計結果になりますが、新規登録者数が全体でも大腸がんが1位、男性に限ると胃がんを抜いて初めて1位となったのがトピックスです。
女性ではトップの乳がんに次ぐ順位となっています。

私が医師になった頃に多かった胃がんや肝臓がんは、ピロリ菌や肝炎ウイルスの対策が進んだこともあって診る機会が少なくなってきました。
一方大腸がんは、食の欧米化や運動不足など生活習慣との関わりが大きく、ここ数年当院でも最も多く診断するがん。
時代の変遷を感じています。

大腸大腸がんの診断には大腸内視鏡が欠かせませんが、検査をためらう例が多い現実もあります。
検診の便潜血反応が陽性となっても放ったらかしにされる方がいらっしゃいますけれども、早い段階で見つければ完治の見込みが非常に高い疾患です。
大腸内視鏡はちょっぴり恥ずかしく不安や抵抗感のある検査かも知れません。
でも、自分は大丈夫、なんて根拠のない自信が早期発見の妨げとならないようにしたいものです。
そういう症例も続いているものですから‥。