収集した医療関係の情報をツイッター上でつぶやき、それを月末にブログ上でピックアップしているこのシリーズも 4年が経過しました。
今月には私のツイッターのフォロワーが1000名を超え、皆様に何らかの形でお役に立てているものと自負しております。
これからも今までのスタイルを貫いてツイッターとブログを活用して情報の発信をしていきたいと考えています。
今月のつぶやきから10個をセレクトしてみました。
まずは薬剤に関連したツイートを5つ。
最初のうがい薬に関するものはとても大きな反響がありました。
ヨード系うがい薬は殺菌力あるけど組織障害性もあり風邪の予防には役立たず (→ https://t.co/U3u4dBffPB )。長期連用で甲状腺機能低下症を招くことも。お勧めしない。‥明治「イソジン」手放す 塩野義製薬が販売へ https://t.co/YUwZDFAcDy
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 12月 9
若年者にパロキセチン (パキシル) 効果なし。かなりインパクトのある写真ですね。他の薬剤の代謝にも多大な影響を与える厄介さもあり。それなのに日本の医師の間では一番人気のSSRIという悲しい現実。 https://t.co/IMNC7SzMys
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 12月 15
意外や意外、イソプロテレノール経口投与でマウスの認知症進行抑制 ( → https://t.co/o7WQR2YzrP )。‥認知症の進行抑える化合物発見…国立長寿医療研 https://t.co/PwGnkOx7Hq
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 12月 17
現在、アルツハイマー型認知症に対して胃薬テプレノン (セルベックス 薬価10.3円) 倍量投与の治験が進行中。イソプロテレノール (プロタノールS 薬価26.2円) も有望となると、既存の抗認知症薬 (max 598.7円) の前途は‥。
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 12月 17
肝内胆管癌にイベルメクチンが有効という情報、今のところここが詳しい。(→ https://t.co/StGM0R0hZH)
アルツハイマー型認知症に対するイソプロテレノール同様、ハイスループットスクリーニングで既存の薬に意外な薬効が次々に見つかる。
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 12月 22
次に、食べ物に関わる話題を3つ。
マウス腸内のカンジダのコロニー形成をココナッツオイルが減少させるという報告。これでカンジダ血症にも有望というのは飛躍しすぎな気も。‥ココナツオイルは致命的な血流感染の予防に有望である https://t.co/twIoMnbYRT
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 11月 30
チェリージュースの12週間摂取で高齢者の認知機能の改善と血圧低下認める。アントシアニン、鹿児島なら紫芋が身近ですが。‥チェリージュースで認知機能が改善 https://t.co/s2FuIjhvtz
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 12月 7
結局干しひじきの鉄は鉄釜由来だったってこと? ‥干しひじき鉄分、実は少ない? 製法で変化、成分表改訂 https://t.co/Tgyz1D0ONt
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 12月 25
最後に、アルコールやカフェインの代謝に個人差があるという話題で締めくくります。
ALDH2の活性が強いのは秋田・岩手・鹿児島。弱いのは三重・愛知・石川。鹿児島では女性の晩酌も珍しくはないですからね。(ADHとALDHを取り違えた文章は感心しませんが)‥酒豪”都道府県ベスト3とワースト3~酒豪を生む遺伝子 https://t.co/9QK6jSu6wA
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 12月 10
アルコールに強い人弱い人がいるようにカフェインの代謝にも個人差あり(CYP1A2の遺伝子多型による)。内服中の薬によってカフェインの代謝が速くなったり遅くなったりすることも。 https://t.co/BArCjgaGRk
— 野口内科副院長 (@washi_omu) 2015, 12月 29