<< 武岡の街路樹 29 >>


2012年から綴り始めた「武岡の街路樹」シリーズもいよいよ大詰め。
今回は当院の前の道です。
南から北に向かって緩やかな登り勾配がありますが、地図上の九州自動車道の田上トンネルの真上付近からは下りになります。
北は第17回で、南は第7回第11回で紹介した道と接していて、途中には第8回第13回で紹介した緑道も繋がっています。
明和・原良方面と西陵方面へのショートカットの道として、特に朝夕を中心に交通量があります。
南から北に向かって緩やかな登り勾配が続きますが、地図上の九州自動車道の田上トンネルがクロスする付近からは逆に下りになります。
武岡中央公園の植栽も相まって緑の多いエリアです。

地図


街路樹はクロガネモチが合計49本、そして低木としてアベリアサザンカが交互に植えられています。
本来ならたわわに赤い実をつけたクロガネモチを紹介したいところなのですが、昨年末に剪定作業が入って何とも寂しい姿。
そこで、夕暮れ時のシルエットを写真に収めてみましたけど、主役に据えたのは他のクロガネモチと比べて高さも幹の太さも倍近くあるのではないかという1本。
なぜこの木だけ大きいのかはよくわかりませんが、この道の主役です。
南の方を向いて撮っているので右側は武岡中央公園、左にはちょっとだけ当院が写り込んでいます。

シルエット01


例年だと赤い実が鳥に食べられるか、自然に落ちてしまってほとんどなくなっている時期ですが、今年は変わった様子が見られます。
ミイラのように干からびて黒ずんだ実が所々にあるのです。
恐らく、鹿児島の各地で水道管の破裂が起きた1月26日の寒波の影響ではないでしょうか。
一番下の写真は随分前の写真ですが、雪が降る程度で実がだめになってしまう様子を見たことがありません。
いかに寒い一日だったかがよく分かるのではないでしょうか。
それでももう春が間近ですね。

ミイラ01


雪にも01