飲水とても暑い日が続いています。
昨日は大分県の日田市で38.2℃を記録したとか。
熱中症には十分に気をつけていただきたいと思います。
熱中症の原因と対策については9年前に書いていますのでそちらを参考にしていただきたいのですが ( → 熱中症に十分ご注意を ) 、水分だけでなく塩分もしっかり摂ってくださいね。

さて、水分摂取を話題にしたついでに。
脳梗塞や心筋梗塞に罹り、医師から水をたくさん飲むように指導された経験がある方もいらっしゃることでしょう。
血液の粘性を下げて再発を予防しようという考えがあるのかも知れませんが、これに根拠はありません。
それどころか、2007年に日本の泌尿器科医が、水を過剰に飲んでも血液の粘稠度に影響はなく、排尿回数が増えるだけという報告をしています。 ( → こちら )
この報告の中では検証されていませんが、電解質バランスを崩す懸念もあります。

実際、この間違った指導を遵守して低ナトリウム血症を来たした症例を複数診ています。
いずれも体のだるさを自覚する程度で済んでいましたが、再発を恐れて水分摂取量をかたくなに変えようとしない人もいます。
水をたくさん飲んでも血はサラサラにならないということを理解していただくのには苦労します。
のどが渇いたときに我慢せずに必要なだけ摂る、それでいいのではないでしょうか。

熱中症予防においても、水だけの過剰摂取にならないように気をつけましょう。