◆ 診療所ライブラリー 125 ◆


♀大腸内視鏡検査では、苦痛もなくすんなりと内視鏡が入る人もいれば、全くその逆のパターンでつらい思いをさせてしまうこともあります。
経験上、腹筋の強くない方に内視鏡挿入困難例が多いようです。

機器が発達してきて、CTで大腸の形状が画像で捉えられるようになってわかってきたことがあります。
欧米の人は教科書通りの大腸の走行がほとんどなのに対し、日本人は横行結腸がだらりと垂れ下がっていたり脾彎曲部の位置が低い位置にあったりという走行異常が多いのです。
その走行異常が便通の不具合に関連しており、その部分をマッサージすれば便通が良くなると提唱するのがこの「女はつまる 男はくだる」の説くところとなっています。

特筆すべきは、安易な便秘治療を戒めている点。
日本では医師が便秘について詳しく学ぶ機会がないため、センナや大黄などの薬を安易に処方する傾向にあり、漫然と長期に使用する結果、便秘を悪化させているケースが多いのです。
私はそういう惨めな事態が生じないように適切な処方を心がけています ( 参考→「男女の違い その2」) し、過剰処方に陥っている人を何人も改善に導いています。

便秘に限らず下痢にお困りの方も、是非当院にご相談くださいね。