昨日のNHKの「ガッテン !」は大腸がんの特集で、便潜血検査と大腸内視鏡検査を推奨するものでした。
これはありがたいことなのですが、いくつか気になる点がありました。

大腸まず、再現ドラマで患者さんが右側臥位 ( 右を下にして横向きに寝る) の姿勢で検査を受けていたこと。
内視鏡の構造上、右のイラストのように左側臥位になってもらわないと検査ができないのです。
このことは、以前も同じような指摘したことがあります。( → 臓器ちゃん、のぞいてみました )
しっかり検証してもらいたいところです。
( なお、右のイラストにも問題が。モニター画面を見ながら内視鏡操作をしますので、医師の背後にモニターがあるのはいただけません )

そしてもう一点、大腸内視鏡検査時にインジゴカルミンという色素をポリープにかけて、表面のピットパターンを観察する点について「これでがんになりやすい体質がわかる」と銘打った点。
番組をよく聞くとそういう内容ではないのですが、インジゴカルミンがあたかも体質を判別する魔法の色素のように大げさに伝えてましたね。

健康番組のこのような誇張表現で、時に視聴者に誤解や不安を与えることがあります。
「発掘! あるある大事典」のような捏造はもちろん困りますが、医療情報は正しく伝えるという姿勢に徹してもらいたいと思います。

当院の大腸内視鏡検査については → こちら