2015年の当院の外来診療も本日13時まででした。
個人的にはとても忙しい年末で、いつもなら余裕で終わっている仕事がいくつも残っています。
ブログを更新するのも、twitterでつぶやくのもままならない状態です。
そんな中、この1ヶ月でつぶやいた中から、まずは認知症などに関連する話題を 3つ。
① 高インスリン血症とアルツハイマー型認知症の関係は以前から指摘されてましたが、脂肪もですか。
マウスの実験だけど、成長期に高脂肪食をたくさん食べると成人後の認知機能が損なわれる可能性。…https://t.co/5IypWKluk9
— 野口内科@鹿児島市武岡 (@washi_omu) 2016年12月2日
② 内服薬だけでは十分な治療効果は得られない現状、いろんなアプローチがあっていいと思います。
テレビ番組だと過敏性が問題となる光の点滅だけど、アルツハイマー病にはいい刺激になるようです。‥アルツハイマー病、点滅する光に治療効果か? https://t.co/9yhTWIUXsp
— 野口内科@鹿児島市武岡 (@washi_omu) 2016年12月8日
③ ローズマリーは自宅にも診療所にも植えてありますので、活用しなくては。
βアミロイドの沈着も防ぐというのは朗報。‥ローズマリー由来のテルペノイド・カルノシン酸、アルツハイマー病を抑制-東京工科大 https://t.co/f1ev9C5cls
— 野口内科@鹿児島市武岡 (@washi_omu) 2016年12月15日
次は、腸に関連した4題です。
④ 便秘と腎疾患、意外な関係です。
これも腸内細菌が絡んでいるのでしょうね。‥便秘のある人は腎疾患リスクが高い可能性 https://t.co/cp4Sx83f9J
— 野口内科@鹿児島市武岡 (@washi_omu) 2016年11月28日
⑤ 人工甘味料は耐糖能以上を引き起こすという報告もあり、もはや使うべきではありません。
人工甘味料アスパルテームが小腸のアルカリ性フォスファターゼの有益な作用を阻害しメタボにつながる。‥減量を妨げる人工甘味料 https://t.co/DZkjHYkCJx
— 野口内科@鹿児島市武岡 (@washi_omu) 2016年12月7日
⑥ 憩室炎、抗菌薬は必要なさそうですね。
抗生物質を極力使わないようにしてる私でも、憩室炎には普通に使う。日本人に多い右側結腸の憩室炎は研究対象から外しているけど、抗生物質の適切な使い方を改めて考えさせられます。 https://t.co/AmdCxuO1QS
— 野口内科@鹿児島市武岡 (@washi_omu) 2016年12月21日
⑦ 腸内細菌は、体のいろんなところに働き掛けていますね。
高脂肪食が腸内細菌を変化させ体内時計が狂うという話もあるので、腸内細菌と睡眠の関係も単純ではなさそうです。‥睡眠不足は腸内細菌の変化に関連 https://t.co/Ij9ZcXx0w7
— 野口内科@鹿児島市武岡 (@washi_omu) 2016年12月28日
最後は、よく使用される薬剤についての 3つの情報を。
⑧ 日本の高尿酸血症の治療は欧米とはだいぶ異なっていて、高いというだけですぐ薬が処方されてしまいます。
尿酸が高い、というだけで処方されることが多い日本。私は痛風の再発予防以外に使うことはあまりないけど、それに対しても厳しい判断。‥痛風になっても尿酸値を下げる薬は要らない?米国内科学会が推奨 https://t.co/JNWbToyZYz
— 野口内科@鹿児島市武岡 (@washi_omu) 2016年12月3日
⑨ ベンゾジアゼピン眼症、頭の隅に入れておきたいですね。
ベンゾジアゼピン系による眼瞼けいれん。
— 野口内科@鹿児島市武岡 (@washi_omu) 2016年12月21日
「薬の副作用だと分かるように『ベンゾジアゼピン眼症』の名称を掲げて情報を広めていきたい」
私も使わせてもらいます。 https://t.co/3lryt4APZb
⑩ 痛み止めの安易な使用は避けたいですよね。
アスピリンも薬剤性難聴の原因との認識だったけど、イブプロフェンやアセトアミノフェンほど関連性はみられなかったようです。‥市販の鎮痛薬の長期使用で難聴リスクが上昇か https://t.co/ZojC7pz7pA
— 野口内科@鹿児島市武岡 (@washi_omu) 2016年12月26日
それでは皆様、よいお年を。