署名日本医師会による「受動喫煙防止対策を強化・実現するための署名活動」を当院でも実施させていただきました。

恥ずかしいことに、日本の受動喫煙による健康被害への対策は、世界保健機関 ( WHO ) の4段階評価で最低レベルに位置づけられています。
東京五輪開催にあたり、国際オリンピック委員会 ( IOC ) からもその対策をとるように求められています。
にも関わらず、抵抗する人々がいるのです。

今回、署名をいただきながら、たばこにまつわるエピソードをたくさんお伺いすることができました。
案外多かったのは、以前は1日何十本も吸っていたのに禁煙を達成できたという男性の声。
皆さん案外苦闘せずにピタッとやめておられるようでした。
また、近所の方がベランダなど屋外で吸う煙に参っている方も多いようです。
昔は、子供がたばこのおつかいに行かされるのは珍しいことではありませんでしたが、雨の日に「おまえは濡れても、たばこは濡らすな」なんて理不尽な要求をされた思い出を語る方もいらっしゃいました。

そして何より禁煙が実現したら、いろんな飲食店巡りをしたいという声が圧倒的だったことです。
禁煙による客の減少を気にする飲食店もあるようですが、たばこが嫌で暖簾をくぐらない方も多数いらっしゃるのだと知っておくべきでしょう。

様々な話を聞きながら署名をいただくことができて楽しかったです。
当院で集めた401名分の名簿は、本日医師会に届けさせていただきました。
ご協力、本当にありがとうございました。