● 薬の説明書のイラスト 284 ●


名前の由来となっている剣のような葉の間から、花穂が伸びて下から順番にほぼ同じ向きに花を咲かせるグラジオラス。
 ( ラテン語で剣を意味する「gladius」から ) 
ピンク、赤、白、紫など様々な色の花が楽しめますし、凛々しい容姿も結構印象的だと思うのですが、好きな花を問われた時にグラジオラスを挙げる人ってほとんどいないですよね。

鹿児島県は、茨城県や長野県と並ぶグラジオラスの産地。
特に沖永良部島は生産量日本一なんだそうです。
私は全く知りませんでした。
なぜなら、沖永良部島と言えば、フリージアというイメージが強いからです。
でも、調べてみると近年はあまり作られておらず、スプレーギクやテッポウユリ、トルコギキョウ、ソリダゴなど他の花に取って代わられています。
かつて「フリージアジョギング大会」と呼ばれていたイベントも「花の島沖えらぶジョギング大会」と名称を変えているんですね。
時代のニーズにマッチした品種の栽培に変わっていくのは致し方ないのかも知れません。

今月前半の薬の説明書のイラストは、6月の誕生花となっているグラジオラスです。


グラジオラス 沖永良部