【診察室のBGM 168】
Spirit-of-St-Louis

1980年、雑誌 TIME に注目の女性ロックシンガーとして4人のアーティストが取り上げられました。( → こちら )
キャロライン・マス、エレン・フォーリー、エレン・シップリーパット・ベネター
この中でパット・ベネターは超メジャーとなり、4年連続でグラミー賞を受賞するなどの大活躍でした。
あとの3人に馴染みのある方はほとんどいないかも知れませんが、私が大好きだったのは
Ellen Foley です。

1977年、ミート・ローフの作品でオペラロックとも呼ばれる傑作「Bat Out Of Hell」( 地獄から出てきたコウモリという意味なのに日本語タイトルはなぜか「地獄のロックライダー」) に女性ヴォーカルとして参加して注目を集め、1979年のデビューアルバム「Night Out」では女ブルース・スプリングスティーンと称されます。

今回紹介するのは、1981年にリリースされた2枚目のアルバム
「Spirit of St. Louis」
セントルイス出身の彼女は、当時一世を風靡したパンクロックバンド、ザ・クラッシュのギタリスト&ヴォーカリストミック・ジョーンズと恋仲になって渡英し、バンドメンバーのバックアップの元、このアルバムを作ります。
アルバムタイトルは、同じセントルイス出身で大西洋単独無着陸飛行を成し遂げたチャールズ・リンドバーグの飛行機名に由来します。( でも日本語のタイトルはなぜか「悲しみシアター」)
大半の曲はザ・クラッシュのメンバーが提供したものですが、パンクの匂いが全くしない仕上がりになっています。
ちなみに、5月21日は「リンドバーグ翼の日」という記念日になっています。

オープニングの曲
「The Shuttered Palace」もミック・ジョーンズとジョー・ストラマーの共作とは思えないとてもキャッチーで親しみやすい曲です。
下のYouTubeを一度聴いてみて下さい。

彼女はその後、女優としても活躍し、ダスティン・ホフマン主演の「トッツィー」やロバート・デ・ニーロ主演の「キングオブコメディー」等にも出演します。


非常事態宣言の中、暇つぶしに懐かしんでいましたが、彼女の近影も確認できたりしてあっという間に今年の連休は過ぎていったのでした。