「銅壷の水は腐らない」

人類は随分古い時代から、の持つ抗菌・抗ウイルス作用を活用していたようです。
様々な金属イオンに抗菌作用があるのですが、その中でも銀や銅のイオンは人には安全なもの。
その作用に着目して、院内感染予防対策として病院のドアノブや手摺りなどに銅素材を活用している施設も増えてきています。


新型コロナウイルスの感染者が世界中で増えていますが、先月「 New England Journal of Medicine」に注目すべき論文が掲載されました。( → Aerosol and Surface Stability of SARS-CoV-2 as Compared with SARS-CoV-1 )
新型コロナウイルスがどのくらい生存するのかを調べたものなのですが

● 空気中では最長で3時間
● 銅・段ボール・ステンレス・プラスチックの表面ではそれぞれ 4時間・24時間・2~3日・3日

という結果が得られたようです。( 下の図はクリックで拡大します )
銅は新型コロナウイルスに対してもしっかり効果を発揮するようですね。

covid19-copper


というわけで、当院でも銅の活用をあれこれ考えて活用しています。
まず、ドアノブに銅箔のテープを貼り付けてみました。
不器用なので、シワなく貼り付けができないのはご愛嬌。
また、来院された方に使っていただくボールペンを真鍮性のものにしました。
真鍮は、銅と亜鉛の合金ですね。
会計の際に使うトレーも変更しています。

もちろん、銅の持つ作用を過信するつもりはありません。
普段からの予防対策も従来通り怠りなく行ない、少しでも皆様に安心して受診していただけるよう心がけていきます。

銅ドアノブ