野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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 今月のつぶやきから

温泉〖 今月のつぶやきから 132 〗


12月25日に休日当番を担当しましたが、発熱者の対応でへとへとでした。
26日以降はインフルエンザの症例も何例か確認しています。
行動制限がない上に、新型コロナウイルス感染症流行以降で新規発症例が最も多く、久しく流行のなかったインフルエンザまで増えてきているという最悪の年末年始です。
アクセスできる医療機関も限られますし、診断を受けても医薬品不足で治療もままならない状況があることを十分に認識して、とことん予防に徹して下さい。


この1ヶ月のツイッター上のつぶやきを振り返ってみますが、今回は11個をまとめてみました。

最初は、ウォーキングなどに関連した情報を5つ。

① ジョギング前にカフェインを摂ると若干楽に感じますが、マラソンだとトイレが近くなる可能性があるのが気掛かりです。

② 糖尿病の人にとってウォーキングは単に血糖を下げるだけのものではありません。

③ ウォーキングで腸内細菌のバランスが変わって大腸がんリスクも低下するようです。

④ 何を継続するにもモチベーションは大事ですが、腸内細菌が影響するとは思ってもみませんでした。

⑤ ウォーキングで心血管疾患も予防しましょう。



次は、精神科領域の疾患に関する情報3つです。

⑥ 糖尿病治療の基本となるメトホルミンは歴史の古い薬ですが、今なお新しい作用が見出される希有な薬で、今回はせん妄リスクを減らすという報告。

⑦ メタボや糖尿病、心血管疾患などに繋がるという報告のあるアスパルテームですが、今回は不安障害を惹起する可能性を示した情報です。

温泉の効能が科学的に解明されつつありますが、温泉大国鹿児島からも報告を期待したいです。


最後に個人的に興味のあった話題を3つ。

⑨ 奄美大島の固有種であるアマミトゲネズミに非常に興味深い性の決定の仕組みが。

⑩ 統合失調症の治療に使うクロザピンで虫垂炎を起こしやすくなるという報告ですが、どういうメカニズムなんでしょうね。

⑪ 絆創膏の中央にあるガーゼ部分を端に寄せることで巻きやすくなるという素晴らしい着眼。

心電図〖 今月のつぶやきから 131 〗


イーロン・マスク氏がツイッター社を買収して、日々いろんなニュースになっています。
この迷走でどのような方向に向かうのか見当がつきませんが、これまで通りに医療情報を効率的に収集できる手段であれば、と願っています。

今回は、4つのテーマで合計9つの情報を振り返ってみます。


最初は、心房細動に関連した2つの情報です。

① 白血球数と心房細動に意外な関連性があるようです。

メトホルミンには多彩な作用が知られていますが、心房細動にも有効とは驚きです。


次に、うつ病に関する2つの情報です。

③ うつ病は明確な診断基準がないのですが、マーカーがあると診断しやすくなりそうです。

④ 果物を多く摂取しているとうつ病になりにくいという情報です。


次は、大腸がんと腸内細菌に関する話題を2つ。

大腸がんと腸内細菌の関連性は罹患後も大事な大事なようですし、鉄の摂取も絡んでくるようですね。

⑥ 運動によって腸内細菌のバランスが変化して生存率が高まるようです。


最後に、期待が得られなかった薬剤やサプリメントの情報です。

⑦ 薬を使って中性脂肪を下げても心血管イベントは減らなかったという報告です。中性脂肪治療の意義が問われそうです。

アスピリン服用による厄介な副作用である消化管出血、ピロリ菌除菌でリスクが低下するのは2年ほどというちょっと驚きの結果です。

悪玉コレステロールを下げるとするサプリメント、下げないばかりか逆に上昇してしまうものがあるようです。

はちみつ〖 今月のつぶやきから 130 〗


朝晩は、しのぎやすくさを通り越して寒さすら感じるようになってきた鹿児島の10月下旬。
日中との気温差が大きいと様々な不調をきたすことがありますので、十分に気をつけてください。

月末にお届けしている今月のつぶやきから。
今回は、2つのテーマに絞って合計9つの情報を振り返ってみます。


まずは、においに関連した情報を4つです。

① 犬の鼻は、がんやてんかんの予兆、新型コロナ感染も嗅ぎ分けるという報告がありましたが、ストレスもわかっちゃうようです。

② 認知症では嗅覚の低下が先行しているという話もありますので、臨床応用を期待したい機器です。

③ 胎児がお腹の中にいる頃から味覚や嗅覚を楽しんでいるようです。

④ においと記憶が結びついているという研究は昔からありますね。


次は、薬や食材に関する5つの情報です。

メントールが痛みの緩和に繋がることは知られていますが、持久力を高めるとは意外でした。

マヌカハニーにはいろんな潜在能力がありそうですね。

⑦ 既存の薬が本来の目的とは異なる疾患に効くことが次々にわかってきていますが、自閉症に効く薬の候補のリストにはびっくりです。

⑧ アルツハイマー型認知症に、幸せホルモンとして知られるオキシトシンの脳室内投与または経鼻噴霧が有効だという話。

⑨ 腸内環境に変化をもたらすアーモンド、私は割とよく食べています。

チーズ〖 今月のつぶやきから 129 〗


厳しい残暑にぐったりしたり、桜島の降灰に悩まされたり、最強クラスの台風の準備に追われたり。
そうこうしているうちに9月が終わろうとしています。

今回の今月のつぶやきからは、2つのテーマで合計8つの情報をまとめてみました。


まずは、腸内細菌に関連した情報を4つです。

乳酸菌が免疫細胞を活性化する仕組みの一端が見えてきました。

② 腸内細菌が自己免疫性膵炎に関与しているとは驚きです。

③ 同じく膵臓ですが、膵がん患者で腸内細菌に口腔内細菌が多いという報告です。

前回もブラウティア菌という善玉菌を紹介しましたが、今回はクララ菌です。


次は、睡眠に関連した4つの情報です。

タルトチェリーは以前から不眠の解消にいいとされていましたが、メラトニンを増やすことが確認されています。

⑥ 妊娠中の食事は産まれてくる子にも影響が及びます。

⑦ 睡眠時間と便秘の関係、男女で異なるというのは興味深いですね。

⑧ サマータイム、緯度の低い鹿児島では全く意味はありません。

納豆〖 今月のつぶやきから 128 〗


8月の特に後半は、発熱外来対応で忙殺されました。
一番大変なのは、暑い中で防護服を身にまとう必要があることで、対応時間が長引くと、それだけで体力を消耗してしまいます。

そんな中、ツイッター上で医療情報のつぶやきはいつもより多かったです。
目に留まった興味深いレポートがたくさんあったからでしよう。
その中から、2つのテーマで8つの情報を振り返ります。


まずは、女性に関連した4つの情報。

緑黄色野菜を意識して食べている女性も多いとは思いますが、サプリメントでは明確な効果は示されていない点は注意です。

納豆を嫌いな方もいるかも知れませんが、特に60歳未満の女性では認知症のリスク低下が有意にみられています。

③ 食事は偏りなく摂りたいものですね。

尿酸の研究はどういうわけか日本で盛んですが、今回の報告は気になりますね。


次は、メタボに関連した4つの情報です。

⑤ 腸内細菌の利用する糖が特定の腸内細菌に作用して抗肥満効果を示すようです。

いびきをかく人はメタボ体形の人が多いです。

緑茶に関しては、もっと日本から情報発信して欲しいものです。

⑧ 善玉菌の一つ、ブラウティア菌の働きがわかってきました

アルパカ〖 今月のつぶやきから 127 〗


6月に梅雨明けが発表されたのに、7月に入ってからが天候不良が続きましたし、桜島の噴火警戒レベルが初めてレベル5になるなど、気象・災害の話題が多かったですね。

集めた医療情報をツイッターでつぶやいておりますが、今回は以下の9題をピックアップして振り返ってみます。


まずは、アプリ関連の話題。

① アルツハイマー型認知症を97%の精度で推定できるというこのツールは、医療機関以外でも役立つでしょうね。

② 不眠症の方にはライフスタイルを聞きだした上でアドバイスしてますが、このアプリは個々の事情に応じてメッセージを送信する仕組みのようです。


次は、既存の薬を適用とは異なる疾患に使うという話題。

③ 古くからあるパーキンソン病治療薬がアルツハイマー型認知症治療に使えそうですね。

④ 古くからある糖尿病治療薬が、難治性の脳腫瘍再発抑制に使えるのではないかという治験が始まりました。

⑤ 比較的新しい糖尿病治療薬が、自己免疫疾患の一つである多発性筋炎の症状緩和に応用できそうです。


最後にCOVID-19 (新型コロナウイルス) に関連する情報です。

⑥ 鼻に綿棒を突っ込まなくても済む検査法は、検査する側も感染リスクが減らせるので助かります。

⑦ 唾液、大事ですね。

アルパカ抗体についてはテレビでも取り上げられていましたが、喉に噴霧するだけでも免疫がつく可能性がありそうです。

⑨ 先月も取り上げたスルフォラファンには多様は働きがありますね。

ジャガイモ〖 今月のつぶやきから 126 〗


今年の九州南部は、昨日6月27日に梅雨が明けました。
いつもなら、7月中旬頃に明けると同時に蝉の声がけたたましく鳴り響くのですが、今年はさすがにまだのようです。

先月の「今月のつぶやきから 125」でお伝えした通り、今月のTwitter上のつぶやきは、医療関係の情報が格段に増えました。
その中からピックアップするのは、以下の11題。
すべて食べ物に関連するものです。


メカブも血糖を上昇させにくい食材だというのは初めて知りました。

② 野菜と果物、子供のADHDに有益なようです。

ブロッコリーに含まれるスルフォラファンには、乳癌幹細胞抑制や食道癌・前立腺癌・肺癌の予防、ピロリ菌減少、軟骨保護、自閉症症状改善、育毛効果、肝機能改善、肥満抑制、炎症性腸疾患への有用性など、メリットたくさん。

④ 野菜と果物、糖尿病患者さんの認知症予防に役立ちそうです。

⑤ 筋肉付けるのは、プロテインより野菜やジャガイモが重要みたい。

⑥ 豆類に注目していきたいですね。

⑦ こちらには、大豆食品の有用性がまとめられています。

コーヒーについては様々な報告がありますが、腎臓にも好影響があるようです。

⑨ 男性において、ビールが腸内細菌に好影響を及ぼすとは意外でした。

⑩ 果糖の摂りすぎで膵臓のインスリン分泌に影響が出るという新たな視点。

⑪ コーヒーの数少ない欠点かも知れません。

大麦〖 今月のつぶやきから 125 〗


ここ2年ほど、私の Twitter は鹿児島のCOVID-19 ( 新型コロナウイルス ) の新規発症例に関する速報が半数を占めています。
Twitter のいいところの一つはリアルタイムの情報にあると考えているからです。
でもこのニーズも少なくなってきているようですから、来月からは縮小して従来の医療情報の比率を高めていこうと思っています。

今月つぶやいた医療情報の中からは、以下の9題を振り返ってみました。
いずれも食やサプリメントに関連するものです。


最初の2題。
適切な時間に食事を摂ることで、睡眠のリズムや寿命にも好影響を及ぼすという報告です。

① 1日3回、決まった時間に食事を摂ると、睡眠・覚醒のリズムが整うようです。

② マウスの実験ですが、適切なカロリーの食事を活動時間帯に食べると、通常2年の寿命が9ヶ月も延びたそうです。


次に、何を食べるのが大事なのかヒントとなる4題です。

③ 糖尿病食は、糖尿病でない人にもとても有益です。

④ 普段の食事内容が、感染症を起こした時に重症化するか否かに絡んでくるようです。

⑤ 食べたものは栄養になるだけでなく、腸内細菌を育てるのに重要です。

⑥ 塩分摂取量だけでなく、偏った食事が高血圧に繋がる可能性がありそうです。


最後は、サプリメントに関する3題。
私は口を酸っぱくして言い続けていますが、サプリメントが安心・安全なものという保証は全くありません

カルシウムサプリメントにはネガティブな報告がとても多いので、食事できっちり摂っていきましょう。

食物繊維をサプリで補うと健康を損ねてしまう可能性があるようです。

⑨ 怖い話ですね。

消灯〖 今月のつぶやきから 124 〗


毎日のように収集している医療情報を、個人的な備忘録目的でTwitter 上にてつぶやいています。
その中からいくつかをピックアップして月末にまとめているこのシリーズ、今月は、糖尿病に関する情報を4つとCOVID-19 ( 新型コロナウイルス ) に関する情報5つです。

ウクライナの都市名をロシア語読みからウクライナ語読みに変更しましたが、新型コロナについてもそろそろ正式名称のCOVID-19を定着させるべきだと思います。
マスコミが率先して使っていって欲しいものです。


まずは糖尿病に関するものです。

① 朝食の重要性はこのブログやTwitterでも再三伝えていることですが、朝食を摂らない糖尿病患者さんのコントロールには苦労します。

② 就寝中に照明を使っていると糖代謝に影響があるなんて思いもしませんでした。

③ 糖尿病の合併症は治療困難ですが、一つの光明になりそうです。

④ 糖尿病の食事では、糖分だけでなく接種する脂肪の中身も重要ということですね。


次は、COVID-19に関する話題です。

⑤ COVID-19は普通の風邪ではみられない後遺症が厄介なんです。

⑥ 嗅脳は脳と直接つながっていますから、認知機能に影響が及んでも不思議ではありません。

⑦ 簡便に瞬時に検査ができるようです。

⑧ ワクチンでの血栓症が懸念されていますが、COVID-19に感染しても血栓症リスクが上がってしまいます。

⑨ 神経痛の後遺症が長引くことのある帯状疱疹にかかってしまう可能性も高まるようです。

犬と散歩〖 今月のつぶやきから 123 〗


珍しく、6日ぶりのブログ更新となります。
単にネタがなかっただけで、体調が悪かったわけではありませんのでご心配なさらないで下さい。

Twitter 上でつぶやいた医療情報の中からいくつかをピックアップして月末にお届けしているこのシリーズ、今月は10個の話題を振り返ります。


最初は市販の鎮痛薬についてです。
日本で市販されている解熱鎮痛薬の中には、副作用や習慣性があることが使用が禁止されている「アリルイソプロピルアセチル尿素」「ブロモバレリル尿素」という成分が含まれているものがあります。
なぜ野放しにされているのかさっぱり分かりませんが、成分表示を見て自衛するしかありません。

① 頭痛は原因に応じた適切な薬を使う必要がありますが、少なくとも自己判断で上記成分の含まれている薬を連用しないように注意しましょう。

② 経済学の視点から書かれた記事ですが、厄介な成分を入れて高価格で売る節操のない商売って何とかならないのでしょうか。


次に、ウォーキングや筋トレの適切な運動量についての情報。

③ 年齢に応じた1日の至適なウォーキング量が示されました。

④ 1週間当たりの至適な筋肉トレーニング時間についての情報で、やり過ぎは良くないようです。


今度は、心房細動についての2題。

⑤ 心房細動治療の最大の治療目的は大きな血管が詰まる疾患を予防することですが、今一般的に行われている抗凝固療法でも不十分という報告です。

⑥ 日本人の睡眠時間は短いですからねぇ・・。


認知機能に関する話題も2つ。

⑦ ヒトとペットの繋がりも認知症予防に一役買うみたいですね。

⑧ 新型コロナはただのカゼ、なんて言う人がいまだにいますが、後遺症に苦しむ人達の声にも耳を傾けてみて下さいね。


最後に、脂質に関係する情報です。

⑨ 中性脂肪を下げる薬の成分を点眼して、失明を防げる可能性が出てきました。

⑩ 悪玉コレステロールを下げるスタチンと呼ばれる薬については、外来で口を酸っぱくして説明していますが、服用するメリットがたくさんあるのです。

睡眠〖 今月のつぶやきから 122 〗


寒い日が多かった今年の2月。
本日25日からは平年並みの気候に戻ってきたようです。。

いつものように Twitter 上でつぶやいた医療情報の中から、今月は10個の話題を振り返ります。


最初は腸内細菌に関する情報です。

ピロリ菌は体に何一ついいとは思っていませんが、冬季の代謝コントロールには役立つのでしょうか。

② 治療に難渋する偽膜性腸炎。治療に有用な腸内細菌も絞れてきたのかも知れません。

③ 体にいいとされる不飽和脂肪酸 ( 魚油 ) も腸内細菌次第で効果に個人差があるようです。


次に、生活習慣に関連する話題を3つ。

④ 最後の食事から就寝まで、少なくとも2時間は開けるように指導していたのは間違いありませんでしたが、メラトニンが関与しているとは思いも寄りませんでした。

メタボは頭の回転も鈍らせてしまうようです。

⑥ 世界的にみて日本人の睡眠時間は短いですが、たっぷり寝るといいことがあるようです。


最後の4題は、個人的に興味のある話題です。

⑦ ヒトはいつから薬を活用するようになったのか、この疑問の答えがここにありそうです。

⑧ 血液型O型の人はいろんな感染症にかかりやすいとれさてますが、新型コロナウイルス感染症で重症化しにくいというデータがもあるようです。

⑨ 運動がドライアイの症状緩和につながる可能性がありそうです。

⑩ 12月には、過活動膀胱にロキソニンなどの解熱鎮痛剤が効く可能性が示唆されましたが、一部の抗アレルギー薬も有用かも知れません。

ウォーキング〖 今月のつぶやきから 121 〗


年明け早々、日本は新型コロナウイルスのオミクロン株の猛威に晒されています。
鹿児島県でも日を追うごとに感染者が増えてきていますので、人との接触は最小限に留め、基本的な感染対策は引き続き行ってください。

集めた医療関連の情報を備忘録代わりに Twitter 上でつぶやいていますが、今月は11個の話題について振り返ってみます。


最初は歯に関する情報です。

歯周病はいろんな疾患の原因になることが明らかになりつつありますので、普段のお手入れを疎かにしないように。

② 高齢になっても自分の歯でしっかり食べられるようにしたいものです。


次に、新型コロナ感染症の治療に関する情報2つ。

③ 腸内細菌のバランスが新型コロナ重症化のカギ。そしてウルソデオキシコール酸という安価な薬で予防できるかもという話。

④ インフルエンザも麻黄湯の有効性が示されていますから、オミクロン株感染が疑わしい時は、葛根湯小柴胡湯加桔梗石膏を処方してみたいと思います。


次の3題は運動に関連した話題です。

⑤ 歩行スピードを維持できれば、認知症やフレイルを予防できるのかも知れません。

⑥ 運動する時間が限られているのであれば、インターバルトレーニングはとても有効な手段で、私は以前から皆さんにお勧めしておりました。

⑦ 腰の悪い人はプールに行ってみましょう。


高齢者の薬物に関する話題を2つ。

⑧ 夜間にたびたびトイレに起きるのも厄介ですが、過活動膀胱の治療薬にもリスクが潜んでいます。

⑨ 寝られないからといって睡眠導入剤を安易に頼るのもよくありません。


最後は、甘味に関する情報2つです。

⑩ 腸に味覚センサーがあるのは知られていますが、かなりの精度があるようですね。

⑪ 妊婦の食べるものが子供の腸内細菌にも影響を及ぼしてしまうという情報です。

温泉〖 今月のつぶやきから 120 〗


収集した医療情報を備忘録代わりに Twitter 上でつぶやいたものを、月末にいくつかピックアップしてお届けしている「今月のつぶやきから」。
今回で120回を迎えました。
ということは、このテーマも10年続けていることになります。

今月は9つの話題について振り返ってみます。


先月に引き続き、今月も最初は腸内細菌に関する情報です。

① ウコンである種の腸内細菌が減って脳や脊髄の炎症を抑制。多発性硬化症に使えそうという話題。

② 粉末化ブドウ摂取で腸内細菌の多様性が増え、コレステロール低下に繋がるという話題。

③ 薬剤は腸内細菌との相性があるようです。糖尿病治療薬のメトホルミン投与の初期に見られる下痢もその一つ。でも腸内細菌が変化して落ち着いてしまうんですよね。

④ 温泉湯治の効能効果が腸内細菌の変化にありそうだとする、ちょっと驚きの報告でした。


次に、個人的に興味を持った報告を5つです。

⑤ 明け方に喘息発作が起きやすい理由にメラトニンがあったとは。

⑥ 過活動膀胱の治療にロキソプロフェンが効くこともある、というのは一部で知られていましたが、理論的に裏付けられたのではないでしょうか。

⑦ 生活習慣でFGF21に変化があるとは興味深い話題です。

⑧ バイアグラに新たな脚光が。

⑨ 自慢じゃないですけど、牛乳はほぼ毎日飲んでいます。温泉に入って、湯上がりに牛乳を飲みましょう。



イチジク〖 今月のつぶやきから 119 〗


10月半ばまで続いた暑さを帳消しにするように、今年の冬は寒くなるとか。
地球ってどこかでバランスをとっているのでしょうね。
元々寒さは苦手な上、ここ数年はジョギングで脂肪が減っているので、本当に寒さは身に沁みます。

個人的に興味のある医療情報をTwitter をメモ代わりにしてつぶやいています。
その中から、今月は9つの話題について振り返ってみます。


最初は腸内細菌に関する情報を3つです。

① 褐色脂肪組織の分枝鎖アミノ酸代謝を腸内細菌がコントロールしている可能性があるという報告です。

② 先史時代の便の細菌叢から、先人たちが何を食べていたかがわかるというのはすばらしいこと。
(「防府」は「豊富」の間違いです )

③ 腸内細菌が脳の血管にも影響を及ぼしているなんて想像もしませんでした。
( 「金」は「菌」の間違いです )


次に、記憶に関連する報告を2つ。

④ 過去の記憶が突然蘇ることをフラッシュバックといいますが、フラッシュは逆に記憶を消してしまうようです。

⑤ 脳細胞同士がじゃれ合っている姿が目に浮かびます。


最後は、個人的に興味を持った話題を4つです。

⑥ メトホルミンを服用している人に新型コロナウイルス感染症の重症者が少ないという報告がありましたが、そのメカニズムの一端が見えてきました。

⑦ 砂糖の摂りすぎの影響は、虫歯や肥満に留まらないようですね。

⑧ わが家の庭にイチジクを植えていますが、実が成りません。でも葉っぱも活用できそうです。

⑨ 既存の薬を洗い直すと、秘めたパワーを持っていることがあります。



2550066〖 今月のつぶやきから 118 〗


今月上旬は夏日が続きましたが、17日以降、一気に季節が変わってきました。
特に朝晩と日中の気温差が大きくなっています。
体調を崩しやすいので十分に気をつけてください。

Twitter 上でつぶやいた医療情報を、月末にピックアップして当ブログでお届けしていますが、今回は12個の話題をまとめました。


まず、新型コロナウイルスに関する話題を5つ。
最近は治療に関する話題が増えてきています。

① 既存の薬の新たな活用法がAIを使うことで見えてきます。

② 発表されている新型コロナの患者数よりも、2.5倍は感染者がいるであろうという報告です。

③ ワクチン打って、日常で基本的な感染防御を行っていると重症化が防げることを証明。

④ コロナ禍で子供たちがどう過ごすべきかを考え直す必要があるのかも知れませんね。

⑤ 食生活も大事なようです。

⑥ 新型コロナの治療に性差を考える必要がありそうです。


次に、認知症に関する話題を3つ。認知症を防ぐヒントとなりそうです。

⑦ 線虫においての研究ですが、ビタミンB12の濃度測定や投与も必要になってくるかも知れません。

⑧ 医療関係者は昼休みにちょっと寝る人多いですよ。

⑨ 運動して筋肉量を維持することも認知症予防に繋がりそうです。


最後に、個人的に興味のある話題を3つ。

⑩ 偏食は腸内細菌のバランスに影響すると思われますが、それを整えるとあがり症も改善するのでしょうか。


⑪ ピロリ菌類縁の細菌が消化器系の疾患に絡んでいる可能性があるのですが、培養法が確立できていないものがほとんどで研究が進んでいませんでした。


⑫ 今年のノーベル医学生理学賞に絡んだ情報です。


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