野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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 大腸内視鏡・他

ab85t8i4.gif7月31日に亡くなった作家の吉村昭氏の作品には、
医学分野を扱ったものがいくつかあります。

今や世界中の医療現場に欠かせないものとなった消化管内視鏡は、
日本人の手によって作られた事を皆さんご存知だったでしょうか。
「光る壁画」は、その胃カメラの開発過程を描いた小説です。

吉村氏は驚くほど綿密な取材を基にして、
決してくどくなく、ノンフィクションでもない、確かな表現手法で優れた小説をたくさん作り上げています。
人類の貴重な財産となった内視鏡がどのようにして作られたか、希代の小説家の文章を通して楽しんでみてはいかがでしょうか。

医学分野を扱ったものには「ふぉん・しいほるとの娘」「日本医家伝」、心臓移植を扱った「神々の沈黙」、解体新書の成立過程を描いた「冬の鷹」などがあります。

どれも面白いですよ。


d_zarpgq_1.gifさて副院長をさせていただいております私は、
平成15年まで神戸で内視鏡を中心として医療に携わってきました。
鹿児島に帰ってきてからもたくさんの方々の内視鏡検査をさせていただいております。

内視鏡を通して、神戸と鹿児島の違いを感じることがあります。
まず第一に内視鏡検査において高齢者の方が実に多いこと。今日はこのお話です。

神戸での15年間では、89歳の方の検査が最高齢だったのですが、
鹿児島では何と103歳。他にも2例100歳代の検査を経験しました。
先月だけに限っても90歳代の方の検査を当院で2例行なっています。

これほど多くの高齢者の内視鏡をごく当たり前のように経験させていただいているのは、
単に鹿児島が高齢県であるというだけではないと思います。
鹿児島に帰ってきて、こちらの内視鏡医のレベルが相当に高いことを実感しております。
地元で長年にわたり内視鏡を用いた医療に、多くの先生方の努力が払われた結果、
皆さんが検査に対して、あまり拒否反応を示さないのだろうと考えています。

普段の生活において、こんなにご高齢の方と接する機会はめったにありません。
医療に携わっていればこそ出来る貴重な経験だと思います。
診療所を訪れる高齢者の方々からは、私の方が日々元気を頂いている気がします。
感謝、感謝。

野口内科では
  胃内視鏡  月・木・金   の午前中
  大腸内視鏡 月・木・金・土 の午後

に実施しております。

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