野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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⑦ 武岡

<< 武岡の街路樹 21 >>


武岡三丁目の一角に三角コーナーがあります。
このような場所は道路の付け替えが行われた際に生じます。
ちょうど 1年前の武岡の街路樹第15回で紹介した一丁目の芝桜のきれいな植え込みもそうです。
しかし、今回紹介する場所については、以前の姿がどうであったかよく知らないので不思議に満ちています。

3丁目三角コーナー



三丁目6番地から15番地へ繋がる斜面に設置された階段から撮影した下の写真をご覧下さい。
植栽を二分するようにS字の歩道が設けてあります。
右下に写るのは階段のフェンスですが、階段を下りてこの歩道に繋がっていたであろうことは想像できます。
でも、これが出来た当時の道路や周囲の状況がどうなっていたのか、当時を知る人に聞いてみないことにはさっぱりわかりません。
街路樹としては、ペイズリー状のエリアにはサツキ、写真下のエリアにもサツキが植えてあるのですが、シバも張られているという珍しい構成。

ペイズリー01



さて、もう一つ面白いのはソメイヨシノが 2本植えられていることです。
虫が付いたり落ち葉がの処理が厄介なので、街路樹として嫌われる傾向にあります。
2本だけとはいえ、この開花の時期を楽しむことができるのはやはり嬉しいものなのですが。
(撮影は3月29日)

さくら01


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今回紹介する街路樹は「武岡の端っこを歩く第21回第22回で紹介した武岡一丁目にある道路のもの。
常盤トンネルの開通や商業施設の開業などで交通量が格段に増えてきましたね。
西から東に向かって上り坂で、三か所ある大きなカーブでは大型バス同士の離合に苦労しています。

地図


この道の街路樹はクロガネモチで、北側に23本、南側に19本の計42本が植えられています。
クロガネモチはこのシリーズ、第7回第15回で紹介していますが、ちょうど赤い実がたわわに実る時期ですね。
その実をズームした写真を掲載することも考えましたが、夕方近くに長く伸びた影がコンクリートにくっきりと浮かび上がっているものを選んでみました。
左端にはクロガネモチから飛び立ったヒヨドリがたまたま写り込んでいました。

影1


もう一つは、全国的にも名の知れた樟南高校の校門付近の写真です。
左手には街路樹、右側には送電線の鉄塔があります。
鉄塔の下には赤いポスト。
車ではよく通る道ですが、正門前にポストがあるのは今回歩いて初めて気付きました。

鉄塔1

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今回は武岡五丁目にある街路樹。
低木一種類だけの構成ということもあり、きっと街路樹と認識されてないと思います。

地図-1


地図上で赤く塗った道の南西側、すなわち崖のある方にクサツゲが生け垣のように整備されています。
恐らくフェンスとともに転落防止を目的に植えてあるのでしょうが、およそ150mにもわたる一直線の植え込みは他所では見ることができません。
ちなみにこの場所は「武岡の端っこを歩く第59回で紹介した場所でもあり、遠くまで見渡せるので気持ちよく散歩できます。

クサツゲ01


武岡の街路樹には種類を紹介するこげ茶色の標識が備えてあります。
どういうわけかここの標識は電柱の裏に隠れるように立てられています。
親の背中に隠れてちょっぴり顔を出して前を伺っている子供のようですね。

クサツゲ


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前回に引き続き、武岡二丁目の街路樹を紹介します。

前回の道とおおむね並行する、市道水上坂横井線の一部で、第12回で紹介した道の続きとなります。

地図


街路樹は第12回の道と同じホルトノキで、道の両サイドに合計33本が植えられています。
500mの距離に比較して、数が少ない気がします。
低木としてはツツジ使われています。
ホルトノキは何度も紹介してきましたし、今年は天候不順のせいか実がついている木を見つけることができませんでしたので、別の視点でお届けします。

まずは、幹の部分の写真。
ノキシノブコケでびっしり覆われている木がいくつかありました。
自然の織りなすアートです。

樹皮


次に、道の東南端の武岡団地常盤口交差点付近の写真です。
ここには武岡には珍しい大きな道路案内標識があります。
武岡にはこの規模の標識がほとんどなく、初めて通るドライバーには非常に不親切な町です。
この標識は平成23年に市道武・武岡線が出来たときに備え付けられたもので、以前は小さなものしかありませんでした。
それは「武岡の端っこを歩く」の第37回で武岡団地常盤口交差点を紹介したときの写真に写っていますのでご参照下さい。
しかし、武岡の地元以外の人で「武岡ピュアタウン」と「武岡ハイランド」の区別がつく方ってどのくらいいるのでしょうか。

標識

それから、「武岡の端っこで歩く」の第38回旧街道 ( 薩摩街道出水筋 ) ではないかと紹介した道について。
一番上の地図で紺色に塗って示した部分です。
古い地図を手に入れて比べてみましたが、やはりこの道は武岡団地が整備される前からある道でした。
武岡団地常盤口交差点付近から紺色の道の東南端付近までについては、宅地として整備されてしまっていて街道の跡が全く残っていません。
ちょうど紺色の道と逆に膨らむカーブを描いて武岡団地交差点の辺りと繋がっていたようです。
写真はちょうどその三差路付近。
勾配が緩やかになった右手に旧道が分岐しています。
道の向こうには「武岡の端っこを歩く」第40 回で紹介した原良団地の配水池とNTTの鉄塔が写っています。

坂
道の両側にはやや狭い歩道があります。
10月末に行われる妙円寺参りの時は大勢の人が歩く道。
歴史ある道を普段のウォーキングにも活用してほしいと思います。

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今回は、武岡の街路樹 第4回 で紹介した武岡の背骨となる道路の武岡二丁目部分の紹介です。

武岡小前交差点からは、武岡一丁目に比べると勾配がかなり緩くなるものの、明和との境界部分にかけてずっと登りが続きます。
道路の北東側は住宅が並んでいますが、南西側は武岡小学校と市営住宅のみと、道路を挟んで景色がまるで違います。

地図



街路樹はクスノキで、道の両側に合計68本が植えられています。
一丁目の洗出 ( あらいだし ) の交差点からずっと続くクスノキの並木は、翠雨のこの時期が一番清々しく感じますね。
低木はサザンカです。
写真はちょうど小学校と市営住宅を境する交差点から明和方面を写したもので、このあたりのクスノキが背も高く立派な容姿をしています。
武岡小学校は、かつて在校生が2000名を超える日本一のマンモス校であった時期もありますが、今は400人を割り込んでいるので、登下校の時間帯も昔に比べると寂しい感じは否めません。

市営住宅


取材しながら歩いてみると、新たな発見があるもので、一ヶ所だけ2本のクスノキが植えてある場所がありました。
理由を知っている人がいたらいいなと思うのですが。
あと10年もすると証言できる人がいなくなって、永遠の謎になってしまいそうな気がします。

ふたご
夕方になると、武岡小学校のジョギングコースと絡めてこの道を散歩される方をよく見かけます。
程好い勾配の道なので、皆さんも緑を楽しみながら歩いてみて下さいね。 


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今回は武岡三丁目第7回で紹介したクロガネモチのある道の南側に平行する道の街路樹を紹介します。

武岡の街路樹は基本的に交通量が多い大きな道に植えられています。
しかし、ここは距離も短く道幅も広くないので中央に白線が引けない道。
この道の北側には東から
小さな商店モール、保育園、そして武岡西公園が並んでいます。
東から西南に向けて緩やかにカーブを描きながらの下り坂になっています。
団地を造成した鹿児島市は、この付近を三丁目のにぎわいの中心に据えようとした場所なのかも知れません。
それで街路樹を植えることも計画されたのでしょう。
しかし、モールで実働している店は現在一軒だけのようですし、保育園の送り迎えの時間帯以外は閑散とした場所になっています。

保育園付近


道の北側には歩道がしっかり整備されており、街路樹としてクスノキが15本植えられています。
多くの道では、住宅に車庫が設置されて車の出し入れに差し障りが生じると街路樹が撤去されてしまうので、クスノキが等間隔に並んでいるこの場所は珍しい部類になります。
低木はアベリアサザンカです。

クスノキ


保育園の東側には南北方向に短い緑道があり、そこにはサツキが植えられています。
鹿児島市の低木群としてサツキは3番目に多い植物です。
日当たりの関係か、他の場所に比べて花が遅く、取材した日に咲いていたのは南側のほんの一部分だけでした。

サツキ
この付近に拠点がないと、なかなか利用することのない道かも知れません。
でも、武岡下公園付近と絡めて散歩してみるのも案外楽しい場所ですよ。 

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前回に引き続き、武岡一丁目の街路樹の紹介となりますが、今回は平成16年に常盤トンネルが開通した時に作られた道の一部です。
第12回で紹介した水神様の近くからは勾配のきつい一直線の下り坂で、途中の三叉路で南寄りに角度を変え、勾配は徐々に緩やかになりながら商業施設付近の交差点まで続きます。

地図芝桜


この部分の両側には、合わせて39本のクロガネモチが並んでいます。
4月の後半になりますが、まだ赤い実が落ちることなく残っています。
道の北西端付近は非常に眺めのいい場所で、西陵紫原桜島錦江湾などを一望することができますが、今回は第6回で紹介した道にある送電線の鉄塔を組み合わせたショット。

鉄塔と


平成23年に途中の三叉路から北寄りに新しい市道、武・武岡線が伸延した際に、三叉路部分で道の付け替えが行われた結果、旧道と新道の間に三角形に取り残された区画があります。
そこの部分は、現在植栽コーナーになっていてシバザクラが植えられています。
目に鮮やかなピンク色が楽しめるのはこの時期ならではの光景です。

芝桜
車の駐車スペースがたっぷりある商業施設ですが、歩きながら景色や花を楽しみながら買い物に向かうのもたまにはいいのではないでしょうか。

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今回紹介するのは武岡一丁目、武岡むらさき幼稚園を通る坂道で、第6回第12回で紹介した道路と交差します。
第4回第10回で紹介した道とも南西端の交差点で繋がっています。
その交差点から北東方向に向かって一直線の登り坂ですが、途中の信号からは勾配が緩やかとなり、最後の交差点からは逆に下りとなります。
なお、道沿いにある幼稚園はこの春から「ヴェリタスこども園」と名称を変えています。

地図ハナミズキ


この道の街路樹は、23本のホルトノキと低木としてアベリアが植えられています。
いずれも何度か紹介している植物ですので、今回は朝方のホルトノキのシルエットの写真を掲載してみました。

シルエット


ホルトノキの花も実もないこの時期にこの場所を紹介したのは理由があります。
北東の端っこにどういうわけか2本だけハナミズキが植えられているからなんです。
今ちょうど、その硬くて白い花びらがゆっくりと開いてきています。
ただ、やたらと背が高いので下から見上げる写真しか撮れません。
ご勘弁を。

ハナミズキ
勾配もそこそこあって少し歩きづらい場所かも知れませんが、ハナミズキを見た後に武武岡線まで足を伸ばすと、桜島や市街地が見渡せます。
一度は歩いてみて下さいね。 


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今回は武岡二丁目武岡中央公園の北側と市営住宅の間を東西に走る100メートル強の緑道です。
武岡には何か所か緑道が設けてあります。
ここは、南側の公園の法面が低くて段差があまりなくて影もできにくく、北側の市営住宅それほど迫ってきていないので、どこの緑道よりも広く明るく感じるほとんど勾配のない道です。(
若干西側が高くなっています。)

中央公園北



この道の中央には植栽スペースが15か所あり、ヒラドツツジアベリア、そしてサザンカが植えられていますので、花を楽しめる時期が年に何回か訪れます。
今はサザンカの花が盛り。

公園北


写真にあるように、この緑道には耐震性のある防火水槽が設置されています。
歴史を感じさせるような黄色い水槽の蓋を写真に収めてみました。
1997年と記されていますから、1995年に起きた阪神淡路大震災を受けて耐震化を進めたのでしょうね。
神戸市は同時に10ヶ所で火災が起きても大丈夫、という消防体制をとっていましたが、震災直後の火災発生は50ヶ所を超え、しかも消火栓などが地震でダメージを受けたため給水ができず、消火作業ができなかったという苦い経験があります。
経験を次に活かすという姿勢はとても大事なこと。
特に武岡中央公園北側は、武岡の中でも高度が高い地点になりますから、水を確保しておくことは重要です。

防火水槽

道路脇の灰桜島は年中噴火していますが、鹿児島市内が降灰に見舞われるのは風向きの関係で主に夏だけ。
もうほとんど気にしなくても済む時期になっています。

いつもなら秋雨や台風の後、灰はきれいさっぱり流されてしまうのですが、今年はちょっと異変があって未だに灰が残っている箇所が目立ちます。
地元武岡は平らなところが少なく傾斜のある場所はもうすっかりきれいなのですが、一部の平地の道の端っこは歩くとザクザクします。
今年の火山灰の粒子がいつもより大きめであることが主因ではないかと思っています。

台風26号による土石流で被害の大きかった伊豆大島では、道路の火山灰の除去作業に手が回っていないと聞きます。
鹿児島市にはロードスイーパーや散水車が50台ほどあり、主要な道路は間を置かずにきれいにしてしまいます。
霧島の新燃岳の噴火の際には宮崎県まで派遣されたこともありますが、伊豆大島はさすがに遠すぎます。
また家庭用には黄色い「克灰袋」なるものが配布され、これに灰を詰め込んで所定の場所に持って行けば、回収してくれます。
ゴミ収集と同じ仕組みですね。


東日本大震災以降、自然災害に対する意識が高まっていると思いますが、火山に近い自治体は降灰にどう対処するかをしっかり検討しておく必要があるでしょうね。

克灰袋
 

<< 武岡の街路樹 12 >>


今回は武岡一丁目、武岡団地常盤口の交差点から一直線に南東方向にまっすぐ伸びる道です。

道02


第4回第6回で紹介した道と並行しており、途中まで緩やかな下り坂ですが、ほぼ真ん中あたりからは逆にわずかに登りになっていきます。
以前は南東端で途切れていた道ですが、常盤トンネル開通に合わせて延長され、交通量が格段に増えています。
写真は、ほぼ中央にある交差点越しに武岡団地常盤口方向を写したものです。
休日の早朝、車の少ない時間帯に撮影しております。

道01

この道の街路樹はホルトノキ
で、南東端でY字に分岐し東側に曲がっていく道まで含めて両側に48本植えられています。
このシリーズで既に
第3回第10回で登場している木ですが、この時期によく覗き込んでみると実がついているのがわかります。
オリーブの実に形も大きさもそっくりで、江戸時代に平賀源内がホルトノキをオリーブと間違えたという逸話がネット上で散見されるのも頷けます。
それにしても花といい実といい、地味過ぎで目立ちませんね。
ちなみに低木はヒラドツツジです。

ホルトノキの実

この道の南東端には、武岡団地を造成中に付近にあった水神様などを集めて祀ってある場所がある、というのを最近新聞で知りました。
歩いて通ることもよくあるのにまったく気付かなかったのは、隣家の庭の一部と勘違いしていたからでしょう。
存在を知ったからには、ここを通る際、必ず手を合わせてみようと思っています。 

水神様
 両側の歩道は若干狭いですが、途中には古本屋 ( つばめ文庫 ) などもあります。 
お散歩がてら、水神様を確認したり、古本を手に取ったりして楽しめる道ではないかと思います。 

9月4日、6年ぶりに九州に台風が上陸しました。
台風一過、その直後から武岡地区にはトンボがたくさん見られるようになりました。
ほとんどが赤トンボですが、半端な数ではありません。
その中に混じって、やや大振りのトンボが格好良く飛び回っています。
よく見ると、それはギンヤンマではないですか。
武岡の近くを流れる新川 ( 田上川 ) あたりから台風の風に煽られて住宅街に紛れ込んだのかな、と思っていました。
ところが、先日は川から遠い鹿児島中央駅西口付近でもオス・メスが連結して飛んでいましたし、知り合いが紫原でも見かけたと教えてくれました。
ギンヤンマ幼少の頃はオニヤンマやギンヤンマを捕まえると、ヒーローになった気分に浸れたものです。
その気持ちが蘇って、機会があったら捕まえてやろうかと思っていた矢先のこと、当院の建物の中に一匹迷い込んでいるではないですか。
労せずして捕獲しました。
片手で羽根をつまんでの撮影で、うまくとれていませんが、胸部と腹部の境目が黄緑色なのでメスですね。

診療所に迷い込む個体がいるくらい、たくさんのギンヤンマが武岡近辺を飛び回っているのでしょう。
昆虫観察のチャンスです。

<< 武岡の街路樹 11 >>


このシリーズでクスノキの街路樹をとりあげるのは3回目。
今回は武岡の中心部分といっていい場所を貫く道で、武岡小前の交差点から西へ伸び、第3回で取り上げた道へと続いています。
西へ行くほどわずかずつ登りになっていますが、意識しないと気づかない程度。
また武岡一丁目武岡二丁目、そして武岡三丁目を境しています。
この間にバス停が3つあります。

地図


第3回でも触れていますが、四丁目から先の街路樹はホルトノキですが、地図の赤く示した部分の約610mほどの間にはクスノキが北側に60本、南側に30本植えられています。
低木はツツジです。

下の写真は、武岡団地二丁目バス停付近になります。
真夏の午後2時台で太陽も高い位置からじりじりと照らしつけていますが、木陰がしっかりできていてバスを待つ人に優しいですね。
この撮影の3時間後、桜島が5000mの高さまで噴煙を上げるという記録を作って、その灰に襲われた武岡は真っ白になってしまいました。

バス停

さて、武岡小学校の南東部分の歩道になぜか芝が生えている場所があります。
学校から種が落ちてきたのだろうかと推測していましたが、ここは学校のプールの脇にあたる場所ですし、校庭に芝があるわけでもないので、なぜここに生えているのか不思議です。

芝
武岡小学校を取り囲むように570mのジョギングコースが設けられています。
そのせいか、ここを散歩されている方を昼夜問わずに見かけることが多いです。
今回紹介した道には両側に歩道が整備されており、特に北側の歩道はたっぷりと幅がとってあります。
皆様も、ウォーキングやジョギングに活用して下さい。 

<< 武岡の街路樹 10 >>


今回取り上げるのは、武岡一丁目の緩やかに弧を描く道路。
北西方向に向かってひたすら上り坂になっていて、それほど交通量は多くありませんが、武岡小前交差点を回避して走る車が時折見うけられます。


1丁目

今回は低木に注目してみたいと思います。
と言うのも、この場所に高木として選ばれているのはホルトノキなのですが、地図の赤く塗った部分に植えられている22本 ( うち1本はどうやら枯れています ) はいずれも小振りで絵にならないのです。
見通しの悪いカーブが続くので刈り込んでいるのかも知れませんけれども。
さて、低木として植わっているのは武岡地区でツツジ並んでよく見かけるアベリアです。

アベリア

しかし、アベリアの枝は春を過ぎるとニョキニョキとよく伸びるので、 5 ~ 6月に剪定されてしまいます。
その結果なのかも知れませんが、花の付きがあまりよくありません。
一番まとまって咲いていたところを写真に収めましたが、この程度がやっとです。
この時はミツバチが飛んできてましたが、静止してくれないので撮るのは難しいですね。
 
アベリア02

ちなみに、この時期のホルトノキには花が咲いていることをこのシリーズ第3回でお伝えしていますが、今年は梅雨明けが早かったせいもあるのでしょうか、既に下の写真のように花を落としている状態になっている木もありました。
これからオリーブのような実に変わっていくはずです。

ホルトノキ
 道の両端に歩道がありますが、比較的勾配のある坂なので歩いている人をあまり見かけません。
しかし、この道から脇道に入ると眺めが良かったり、パン屋を併設しているカフェがあったりします。
カフェに立ち寄るついでにウォーキングに活用してみたい道です。

<< 武岡の街路樹 9 >>


武岡には街路樹として
クスノキが多いことはこのシリーズの第4回でも取り上げましたが、今回紹介するのは武岡五丁目のクスノキ。
ここはバスの終点、武岡ハイランド停留所もある一直線の坂道です。
地図の赤く塗った道、北東側へ向かって緩やかな上り坂となっています。

ハイランド



この道の両側には、合わせて64本のクスノキが植えられています。
電線に干渉するので剪定が繰り返されたのでしょうか、小振りの樹勢のものが多い気がします。
しかし坂の上の方になりますが、下の写真の右側のあたりの何本かは一番立派な威容を誇っています。

クスノキ01


実はこの辺りで、鹿児島で大人気の「薩摩剣士隼人 ひっとべ ! ボッケモンランド」のロケが昨年末に行なわれています。
下の Youtube 映像の5分11秒からの約2分間でお確かめ下さい。



さて、取材した日にはクスノキの花が咲いているのを確認することができました。
大きな木の割に小さくて地味な花なので、よく目を凝らして見ないと咲いているのに気付きづらいですね。 
ちなみに低木群としては、定番のヒラドツツジが植えられています。 
 
クスノキ02
道の両側にはしっかり歩道が整備されています。
武岡ハイランドバス停の近くには第五公園もあり、その道向かいの若駒公民館の周囲にも公園が整備されていてくつろぐこともできます。
クスノキの香りも感じながらお散歩してみてはいかがでしょうか。 

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