野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡にある野口内科です。
  医療に関することはもちろん、近隣の話題や音楽・本のことなどについて綴ってまいります。
    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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受動喫煙の防止対策を強化・実現するための署名に400名を超える方のご賛同をいただきました。ありがとうございました。

④ 連載

 ◆ 診療所ライブラリー 136 ◆


天気天気が悪くなると関節が痛む、という訴えを臨床現場で数多く聞いてきました。
私の膝は天気予報ができる、とまでおっしゃった方もいました。
なぜだろう、と思いながらもその原因を深く考えたことがないのは平凡な医者の証ですね。

気圧や湿度と慢性的な痛みとの関連が徐々に分かってきていますが、今回紹介するのは、長年の研究から「天気痛」という概念を提唱した医師の著書です。
やや専門的な内容も含まれますが、ポイントは、気圧のセンサーが内耳 ( 前庭神経 ) にあり、酔い止めや漢方薬を服用することで、天気に絡む症状を緩和することができるという点です。

五苓散という漢方薬は頭痛に効く場合があるのですが、頭痛に対してもう一つ使い方のコツを掴めないでいました。
しかし、この天気痛という概念を知ってからは、五苓散を効果的に活用できるようになりました。
なぜ効くかは、本書を読んでいただければわかるのではないかと思いますが、関節リウマチの方にも天気が悪くなる前に服用してもらって効果を上げています。
五苓散は、嘔吐や下痢といった消化器症状によく使いますが、非常に応用範囲が広く、お気に入りの漢方薬の一つです。
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 ● 薬の説明書のイラスト 263 ●


昨夜は照国神社の六月灯に行ってきました。
毎年7月15日と16日に開催されますが、今回は土日に重なり天気も良かったので、かなりの人出でした。
近年は浴衣も復権してきましたけど、浴衣を着ている外人さんもたくさんいましたね。
中にはヒジャブ ( イスラム教の女性が頭部を覆うスカーフ ) を付けたままの浴衣姿の人もいて、ちょっと新鮮でした。

今月末まで鹿児島各地の神社で六月灯は行われます。
そこで、今回の薬の説明書のイラストには浴衣
を選んでみました。


かた
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ケルティク【診察室のBGM 135】


リラクゼーションを目的に流していてる診察室のBGMにハープの音色を加えてみようと、あれこれ物色していて見つけたCDが今回紹介する 
Celia Briar の「やすらぎの音楽 ~ ケルティック・ハープ ~」です。
アイルランドの国章 ( 国旗ではありません ) に大きく描かれているケルティック・ハープ。
一般的なハープと違って金属の弦を使っているそうで、やや硬めの音なのですが、それでも優しく心地よく響いてくれて和みますね。

収録されている19曲、どれをとってもBGMとして使えますが、今回紹介するのはアルバムトップを飾る「Pretty Girl Milking a Cow」
あまり馴染みのないアイリッシュ・フルートの音色も絡んで、とても新鮮な耳ざわり。
ちょっぴり物悲しくも聞こえるのですが、乳搾りをしている女の子がどんな気持ちで仕事をしているのだろうか、と考えながら目を閉じて聴いていると、いろんな色彩や情景が浮かんできます。

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 ★ 診察室のデスクトップ 64 ★


7月に入って真夏のような蒸し暑さが続いています。
もう梅雨明けしたのではないかとも思えるのですが、どうなんでしょう。

今回の診察室のデスクトップの写真は
ラニカイビーチに通じる道です。
このビーチの写真は5年前の「診察室のデスクトップ22」でも紹介しました。
美しい砂浜には、何ヶ所かこのような民家と民家の間の道を通るとたどり着きます。
民家の並ぶ通りは、砂浜で遊ぶ人たちの停める車であふれ返っていましたけど、住民の方々は迷惑していないのでしょうか。

なお、今回の写真と同じ場所を撮影したものがいくつかインターネットでみつかります。
「ラニカイ 道」のキーワードで皆さんも覗いてみて下さい。



はわ



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 ● 薬の説明書のイラスト 262 ●


日本に初めてお目見えした日を記念して7月9日がジェットコースターの日になっていますので、今回の薬の説明書のイラストはジェットコースター


ジェットコースターにまつわるエピソードを一つ。
学生時代、実習で姫路の病院に行きました。
実習が終わって時間に余裕があったので、同級生を含め3人で近くの姫路セントラルパークへ。
平日の遊園地は閑散としていて導入されたばかりのフリーフォールなども待たずに乗れました。
最後にジェットコースターです。
先頭に別のお客さんが2人、中央付近に同級生2人が、そして最もスリルを味わえるという最後尾に私がひとりで座りました。
終わってコースターが乗り場に戻ってくる直前に、ふとしたいたずら心が。
座席の下に身を隠してみたのです。
シートベルトを外して振り返った同級生が「あれっ!? いないぞ!! どっかで振り落とされたか??」と騒ぎ始めました。
笑いをこらえていましたが、係員が青ざめた表情で駆けて来たのにはちょっと恐縮。
やんちゃな学生時代の一コマでした。


こーすた
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ぶどー〖 今月のつぶやきから 66 〗


医療情報を集めて、簡単なコメントを添えてツイッターでつぶやいているのを、おさらいする「今月のつぶやきから」。
今月はツイートがかなり少なかったですね。
事情があったためですが、来月あたりからはまた増えてくると思います。

まずは、今月不思議と多かった妊娠や出産などに関わる情報を4つ。




次は、毎月のように流れてくる腸内細菌に絡んだ話題。
海外に行くと味噌汁を始めとして和食が恋しくなります。
以前から腸内細菌の仕業ではないかと考えていたのですが、それを支持するような報告もありました。


最後に、食べ物に関するものを4つ。
ブロッコリーについては、これまでもたくさんの知見が得られていますが、いろいろなメリットがあるようですね。



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 ◆ 診療所ライブラリー 135 ◆


胃もたれ私が医者になった頃に多かった胃・十二指腸潰瘍や胃がんなどは、ピロリ菌の除菌療法が普及したことで、随分減ってきました。
かわりに上部消化管疾患で目立ってきたのが、逆流性食道炎や機能性ディスペプシア。

前者は以前からあったものの、ピロリ菌陰性の人が増えたり食の欧米化が進むことで目立ってきました。
後者は、以前なら検査しても異常ないため、気のせいだと片づけられてきた疾患です。
潰瘍やがんからいわゆる不定愁訴に研究者の目が向いてきて、疾患概念が確立してきました。
しかし「ディスペプシア」という横文字をうまく日本語に表現できないせいもあって、患者さんはもちろん、消化器を専門としない医師にももうひとつ理解が進んでいない病気です。

この両者を中心に、胃の不調についてまとめられているのが今回紹介する本です。
イラストがふんだんに使われていますし、非常にわかりやすく概念や治療法、生活習慣の改善などがまとめられていて、お勧めです。

いつも思うのですが、医療系の情報は横文字や数字が多いので、断然横書きが読みやすいと思います。
この本では、多くを占める図表中においては横書き、本文は縦書きです。
こういうのを難なく読み進めることができる日本人って希有な人種ですよね。


なお、機能性ディスペプシアについては、Rome III という国際診断基準の時代のものでしたら、当ブログ「心窩部にまつわる話」に書いてありますので参考にして下さい。
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 ● 薬の説明書のイラスト 261 ●


梅雨に入ったのに、今年はこれまであまり雨が降っていません。
11日の朝に強い雨が降りましたが、次は20日に傘マークが付いているのみ。
また、気温が高いのに湿度があまり高くないのでとても過ごしやすいです。
木陰にいると気持ちのいい涼しい風が吹いてきます。

ですが、6月後半の薬の説明書にはレインコート
を選びました。
毎年、何らかの形で梅雨後半には災害が起きます。
十分に気をつけて下さいね。


カッパー
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ニコレッタ【診察室のBGM 134】


今年の霧島音楽祭には、ハンガリーの歌姫、アンドレア・ロストがやって来ます。
みやまコンセールでのコンサートを心待ちにしていますが、今回の診察室のBGMで紹介するのは同じハンガリーのジャズヴォーカリスト Nikoletta Szöke 
東欧のジャズにちょっと興味を持って手にしてみました。
彼女のさらりと聞きやすい歌声もさることながら、バックの音がしっかりしているには驚きました。
ロマ ( ジプシー ) 音楽の影響を強く受けているお国柄、ジャズの分野にもしっかり活きているように思います。

2012年に発売されたアルバム
「Inner Braze」の中には、ランディ・クロフォードのヒット曲「One Day I'll Fly Away」が収録されています。
穏やかな曲調ですが、人生の次のステップへ羽ばたくぞという強い思いが感じられる歌詞ですよね。
軽やかなピアノとともに彼女が唄い出し、ワイヤーブラシのドラムが途中からさりげなく加わり、テナーサックスがまろやかに雰囲気を盛り上げていく展開も素晴らしいですが、歌詞を見ながら曲を聴くと、彼女の見事な解釈と表現力に気づかされます。


私は、今からちょうど30年前にハンガリーを訪れました。
当時は東西冷戦のまっただ中でしたが、首都ブダペストのドナウ川沿いの美しい街並みにすっかり魅了され、ここなら住んでもいいな、と思ったほど。
そんな私のお気に入りの場所へ間もなく旅立つ人がいます。
夢に向かって頑張って欲しいですね。

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 ★ 診察室のデスクトップ 63 ★


今回の診察室のデスクトップの写真はアジサイです。

去年もこの時期にアジサイの写真を使ったのでちょっと躊躇しましたが、選んでみました。
ガクの部分に白い縁取りがあり、葉っぱも写っておらず、かなり密集して咲いているせいでしょうか、この写真を見てアジサイだとわからない方もいらっしゃいます。
どういう風に空間を切り取るかで印象が変わるのが写真の面白いところですね。
ちなみに撮影場所は、指宿市のフラワーパークかごしまです。

アジサイ2


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 ● 薬の説明書のイラスト 260 ●


日本に古くからある花、なでしこ

秋の七草の一つなのですが、春先から見かける花ですよね。
一体いつが開花時期なのか、調べてみたら種類にもよるそうです。

今、当院の玄関先の植え込みで咲いていますので、6月前半の薬の説明書のイラストに選んでみました。


なで
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さび〖 今月のつぶやきから 65 〗


今月はあちこちでアニサキスを取り上げる記事や番組があったので、それに伴い私もアニサキスに絡んだツイートが多かったように思います。
でも、それ以外にも幅広い話題をつぶやいたのでどれをピックアップするか非常に悩みました。
絞りに絞って9つのツイートを以下に。

まずは、緑茶に絡む話題。
緑茶の消費量が減っているなんて信じられないことです。


次に小児に対する咳止めについて。
日本もようやく対策に乗り出したようですけど、市販薬にはまだまだ規制べきものが多いです。


最後に、個人的に気になった話題を5つ。
それぞれ今後の展開を期待したいものばかりです。




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 ◆ 診療所ライブラリー 134 ◆


なぜかは鹿児島ではそろそろ蚊に悩まされる時期に入ります。
知らぬ間に近寄ってきて血を吸うだけならまだしも、その後に痒さといったらたまりません。
日本ではまあそれだけの存在ですけど、世界的にみるとマラリアやデング熱など様々な疾患の運び屋としてとても厄介な存在です。( 日本でも日本脳炎やイヌのフィラリア症は問題ですけどね。)

そんな蚊のことについて、生態から科学的に解明された最先端の知見までを網羅してあるのが今回紹介する本です。
著者の文章能力が長けているので、図版がわずか1つしかなく難しい内容も含まれるのに一気に読み進めることが出来ます。
遺伝子レベルでの細かい研究がなされていることや、蚊を減らすための様々な試みが行われていることなどに驚きます。
また、歴史上の人物や文学と蚊の関わりなどにも言及しており、著者の幅広い知識には感心しきりです。

私が普段から興味のを持っている温度を関知するセンサー、TRPチャンネルは蚊にもあるようです。
蚊は二酸化炭素・におい・温度の3つを手がかりに標的を探し出すようですが、ワサビの成分がその温度センサーであるTRPA1を麻痺させてしまうようですね。
ワサビが効くなら、ショウガやシナモン、マスタード、ニンニク等もいけるはずです。
今度庭にでる時はいろいろ試してみたいと思います。

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 ● 薬の説明書のイラスト 259 ●


5月はゴールデンウィークがある関係上、薬の説明書のイラストの更新は18日からになります。
今回選んだのは
お茶漬けですが、これは5月17日がお茶漬けの日だから ( 日程的にはずれてしまっていますけど‥) 。

小学生の頃、永谷園のお茶漬けのおまけで入っていた広重の東海道五十三次の浮世絵にとても興味を持っていました。
プレゼントに応募したら浮世絵セットが当たり、その勢いで五十三次をすべて暗唱。
絵をバラバラにしても順番通りに並べることもできます。
5月上旬まで鹿児島市立美術館で広重展をやっていましたが、2度足を運びました。

現在の静岡市にあった鞠子 ( 丸子 ) 宿には茶屋が描かれていますが、店の右側には「御茶漬」と書かれています。
下の画像でご確認下さい。
なお、永谷園が広重の浮世絵をおまけにつけるようになったのはこの絵がきっかけだったのかどうかは知りません。


ちゃづけ



まりこ

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じゃぱ【診察室のBGM 133】


先月の診察室のBGM132で紹介した
Jazz Lady Project の筝の音が気になって、参加メンバーで"kotist" を名乗っている 宮西希 のアルバムを買っちゃいました。

オリジナルばかり10曲を収録した
「じゃぱねすけ」は2013年の発売。
半数はソロですが、いろんな楽器とのコラボした演奏も聴き応えがあります。
特に、アルバムをプロデュースしている私の大好きなギタリスト
天野清継との掛け合いは情熱的で圧巻です。
下のYouTubeでも聴いていただける「GOMA」は、昵懇の写真家が好きだというウサギの子「ゴマ」を題材にして作られた筝のソロ。
筝の音色は硬くて減衰が速いと勝手に思い込んでいましたが、この曲でそのイメージがぶっ飛んでしまいました。
仔ウサギの写真とマッチしたうっとりするようなメロディで始まりますが、途中から彼女独特のテクニックもふんだんに堪能できますよ。


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 ● 薬の説明書のイラスト 258 ●


鹿児島では端午の節句にもち米から「ちまき ( あく巻き ) 」が作られます。
竹皮に包まれた重みのあるカラメル色をした見てくれの悪い物体を凧糸で切り分けます。
もち米のつぶつぶが残っていて、ちょっぴり苦味があり、そしてねっちりとした独特の食感。
砂糖をまぶしたきな粉で食べるのですが、正直あまり好きではありませんでした。

甘党ではない私が、この時期はちまきを避けて手を出すのが柏餅。
で、5月前半のイラストには柏餅
にを選びました。

しかし、ちまきのことを調べてみると、保存食としては大変優秀で、西南戦争の時には薩摩藩士は腹ごしらえのために持参していたのですね。
昨日、知り合いからちまきをいただいたので、食材として見直しつつ味わってみようと思います。


柏餅
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カエル〖 今月のつぶやきから 64 〗


毎日のように医療関係のニュースをチェックしていますが、今月は興味を引くものがたくさんある日とそうでない日が極端で、それに応じてツイートの数も偏在しています。
しかし、つぶやきを通して幅広い情報を皆様にお伝えできたのではないかと思います。

今月は11の話題を振り返ります。
最初は認知症に絡むものを6つ。






次は、個人的に非常に興味がある話題をまとめてみました。
皆様は、気になるものがあるでしょうか。





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 ◆ 診療所ライブラリー 133 ◆


失敗内科医は、患者さんの症状から診察や検査結果を基に診断を下して薬を処方する、というのが主な仕事です。
薬は正しく使ってこそ薬になるのですが、患者さんが想定外の判断をしてしまうことが多々あります。
これまでで一番驚いたのは、友人に処方されたインスリンを試しに打ってみた、という糖尿病の患者さんの行動でした。

今回紹介する本は、自己判断での減量・中断、他人に薬を譲るなど、日常でよく遭遇する事例を12個挙げ、それを通して薬の基本的知識や適正使用の大切さが楽しく学べる構成になっています。
イラストが多く平易な文章が心がけられているので、小学生でも読めるのではないかと思います。

我々もこの本に書かれているような事態が起きる可能性も考慮しつつ、処方がややこしくならないように心がけたいですね。
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 ● 薬の説明書のイラスト 257 ●


昨日、お昼の休憩中に見た番組で、富山の桜とチューリップを同時に楽しめる場所からの中継をやっていました。
その際、アナウンサーがスタジオにいるアグネス・チャンに「アグネスさんは春といえば何の花を思い浮かべますか?」と質問。
それに対して即座に「私はひなげしの花です」と回答しスタジオは笑いに包まれていました。

4月後半の薬の説明書のイラストには別の花を用意していたのですが、このやり取りが面白かったので急遽ヒナゲシ
に変更しました。
彼女のデビューシングル「ひなげしの花」は1973年の発売ですが、案外下の世代の人も知っているのは物まね番組の影響でしょうか。


ぽぴ
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cinema【診察室のBGM 132】


女性ミュージシャンが集結しジャズを奏でるプロジェクト、その名も Jazz Lady Project 
3枚目となる今回のアルバム
「Cinema Lovers」は、映画音楽をテーマにして総勢17名が様々な楽器を駆使して変化に富んだアレンジで楽しませてくれます。
アルバム冒頭、いきなり筝の音色で始まりますからね。

全部で12曲収録されていますが、映画「ティファニーで朝食を」の中でオードリー・ヘップバーンが唄ったあまりにも有名な曲
「Moon River」は、診察室のBGMに使うのはもってこいの曲で、これまでも別のアーティストのバージョンをいくつか流していました。
ピアノ、ヴァイオリン、ヴォーカルというこのアルバム中で最も少ない3人の構成になっていますが、特にヴァイオリンが情感豊かで思わず聞き入ってしまいます。

下にアルバム紹介の映像を貼っておきますが、結構楽しめるお勧めの1枚です。

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