野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡にある野口内科です。
  医療に関することはもちろん、近隣の話題や音楽・本のことなどについて綴ってまいります。
    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
         ▶▶ アクセスMAP
         ▶▶ バス路線図

インフルエンザの予防接種は10月より開始する予定ですが、既に流行の兆しが見えます。十分に気をつけてください。

④ 連載

 ◆ 診療所ライブラリー 138 ◆


原因は怪しげな健康情報を載せた本ならともかく、ちゃんとした医学的情報に基づいた本でここまで断定的なタイトルをつけたものは珍しいのではないでしょうか。
一般向けとしてはかなりボリュームがある情報量で、我々も教科書として使えるくらいの内容ながら、図版も駆使してピロリ菌除菌の重要性をわかりやすく説いています。

私が研究室にいる頃、消化器の分野ではピロリ菌に関する研究が花盛りでした。
ピロリ菌が胃粘膜を傷めるメカニズム、除菌にはどのような薬剤の組み合せと期間が良いか、除菌によって胃がんの発症は防げるか・・・。
様々なことがわかってきて、今は中学生や高校生の頃に早めに除菌しましょうという流れが出来つつあります。
鹿児島県でも本年度から高校1年生を対象としたピロリ菌検診が始まりました。( → ピロリ菌検診、そして除菌を妨げる因子 )
こういった取り組みが全国的に広がると、日本から胃がんという疾患がほとんど駆逐されると思います。

それにしても未だによくわからないのが、ピロリ菌にどうやって感染するのかということ。
井戸水が、なんて話もありますが、人間の体外でピロリ菌はどうやって過ごしているのか、さっぱりわからないのですから。
Clip to Evernote

 ● 薬の説明書のイラスト 267 ●


9月後半のイラストはモノレールです。
東京五輪直前の1964年の9月17日に東京モノレールが開業したのを記念して、モノレールの日が制定されているからなのですが、つい先日、立ち往生して全線運転を見合わせていましたね。

この東京モノレール以外に乗ったことがあるのは、東京ディズニーランドにあるものと、沖縄のゆいレールだけです。
私が神戸に住み始めた頃、廃止して放置されていた姫路のモノレールの送電線が落下する事故があり、それをきっかけに路線の撤去が始まったと記憶しています。
調べてみるとまだ一部の路線は残っているのですね。
モノレールにまつわるエピソードでした。


もの

Clip to Evernote

ジャケ【診察室のBGM 137】


歌い手の
伊藤大輔とジャズピアニスト宮本貴奈。がコラボしたライブアルバム「Acoustic Rendez-Vouz / the Summer Songbook」
掛け値なしに素晴らしいです。
柔らかくて透明感が秀逸の男性ヴォーカルに、自在に風景を描き出すピアノの音色が絶妙に絡み合って、美しさの溢れる一枚。

アルバムの最後に収録されているのは江間章子作詞、中田喜直の作曲で、日本人なら誰でも口ずさむことができる
「夏の思い出」
尾瀬って行ったことがないんですけど、湿原の中を時間を忘れてのんびり過ごしているような気持ちにさせてくれる3分間です。
Clip to Evernote

 ★ 診察室のデスクトップ 65 ★


日中はまだ30度を超える気温が続いている鹿児島ですが、9月に入り朝晩は幾分過ごしやすくなってきました。
奄美地方を中心に、8月の平均気温が過去最高を記録する地点が続出しましたが、この勢いで早く涼しくなってほしいものです。

診察室のデスクトップの写真は季節を少しばかり先取りして
彼岸花にしました。
水田の法面を中心にたくさんの彼岸花を見ることができる鹿児島市川田町の県道211号線沿いで、昨年撮影したもの。
今年もあと半月もすれば見事な花街道になるのでしょうね。



ひがんばな




Clip to Evernote

miso〖 今月のつぶやきから 68 〗


8月にツイッター上でお届けした医療に関する情報を振り返ってみます。
今回は、睡眠・サプリメント・身近な食材というテーマに絞ってまとめてみました。

最初は睡眠に絡む情報を3つ。
しっかりと睡眠時間を確保するのはとても大事ですね。
私は6時間程ですが、あと1時間は何とか確保したいなと思いました。



次に、サプリメントに関する情報を3つ。
健康食品やサプリには期待もお金もかけてはダメ、と繰り返し主張してますけど、改めて口にするのは怖いと思いました。



最後は、日本人にとって身近な食材などについて。
特に味噌に関する情報は注目です。
味噌と醤油は日本人の塩分摂取量の中でかなりのウエイトを占めていますが、食事指導のあり方は今まで通りでいいのでしょうか。




Clip to Evernote

 ◆ 診療所ライブラリー 137 ◆


下肢静脈瘤発生頻度としては10人に1人と言われている下肢静脈瘤。
決して珍しくない疾患だけに、通院中の患者さんからも時々相談を受けることがあります。
残念ながら内科では対応の難しい疾患なのですが、おおまかに静脈瘤の成因や日常での過ごし方などを説明し、必要があれば処置のできる病院を紹介しています。

今回紹介する本では、下肢静脈瘤について写真やイラストを交えてわかりやすく解説がなされています。
治療法については、レーザー治療の説明にかなり偏り過ぎているのですが、他の方法についても簡単に触れられているので、まあ良しとしましょう。

下肢静脈瘤が気になる方は、待ち時間の間にこの本を手に取ってみて下さい。
Clip to Evernote

 ● 薬の説明書のイラスト 265 ●


関東以北は天候不順で気温もあまり上がっていないようですが、鹿児島は例年よりも暑い日が続いていてうんざりします。

昔ながらの知恵として、打ち水というのがあります。
確かに温度を下げる効果があるようですが、湿度も上げてしまうので、体感的にはあまりかわらないように思います。
そのせいでしょうか、打ち水に関するイベントが一時よりは減ってきたような気がしますが。

8月後半のイラストは昨日から打ち水に変わっています。



うちみず
Clip to Evernote

goodt【診察室のBGM 136】


久しぶりに男性アーティストの紹介になります。
ベーシストの 
井上陽介 。
彼の演奏は随分前に鹿児島で1度だけ聴いたことがありますが、エンジン全開の演奏は圧巻で強く印象に残っています。
彼が今年リリースした
「Good Time Again」
幅広いジャンルの曲を取り上げ、彼のベースの魅力がいっぱい詰ったアルバムに仕上がっています。

アルバムの最後は大西順子とのコラボ「Never Let Me Go」
レイ・エヴァンズジェイ・リヴィングストンのコンビといえば「ケ・セラ・セラ」が有名ですが、この曲も私は大好きです。
大西順子の時に麗しく時に情熱的にと目まぐるしく変化するピアノに対し、終始落ち着いたベースさばきで曲をまとめ上げています。
今トリオを組んでいるだけあって息がぴったり合っているなと感じました。
Clip to Evernote

 ● 薬の説明書のイラスト 264 ●


野口内科はこの8月で開院40周年を迎えます。

そこで8月前半の薬の説明書のイラストに、40という数字をあしらったロゴを入れることにしました。

特別に何かが変わるというわけでもなく、いつもの場所でいつものように外来診療を行なっています。
今後ともよろしくお願い申し上げます。



40しゅう
Clip to Evernote

ちご〖 今月のつぶやきから 67 〗


今月もツイッター上でのつぶやきは少なめでしたが、毎月のようにお届けしている腸内細菌絡みのものが少なく、バリエーションに富んで中身も濃かったように思います。
その中からテーマを3つに絞ってまとめてみました。

まずは、死亡リスクや寿命についての情報です。




次は、認知機能に関する話題を。




最後は、サプリメントに関わる情報です。



Clip to Evernote

 ◆ 診療所ライブラリー 136 ◆


天気天気が悪くなると関節が痛む、という訴えを臨床現場で数多く聞いてきました。
私の膝は天気予報ができる、とまでおっしゃった方もいました。
なぜだろう、と思いながらもその原因を深く考えたことがないのは平凡な医者の証ですね。

気圧や湿度と慢性的な痛みとの関連が徐々に分かってきていますが、今回紹介するのは、長年の研究から「天気痛」という概念を提唱した医師の著書です。
やや専門的な内容も含まれますが、ポイントは、気圧のセンサーが内耳 ( 前庭神経 ) にあり、酔い止めや漢方薬を服用することで、天気に絡む症状を緩和することができるという点です。

五苓散という漢方薬は頭痛に効く場合があるのですが、頭痛に対してもう一つ使い方のコツを掴めないでいました。
しかし、この天気痛という概念を知ってからは、五苓散を効果的に活用できるようになりました。
なぜ効くかは、本書を読んでいただければわかるのではないかと思いますが、関節リウマチの方にも天気が悪くなる前に服用してもらって効果を上げています。
五苓散は、嘔吐や下痢といった消化器症状によく使いますが、非常に応用範囲が広く、お気に入りの漢方薬の一つです。
Clip to Evernote

 ● 薬の説明書のイラスト 263 ●


昨夜は照国神社の六月灯に行ってきました。
毎年7月15日と16日に開催されますが、今回は土日に重なり天気も良かったので、かなりの人出でした。
近年は浴衣も復権してきましたけど、浴衣を着ている外人さんもたくさんいましたね。
中にはヒジャブ ( イスラム教の女性が頭部を覆うスカーフ ) を付けたままの浴衣姿の人もいて、ちょっと新鮮でした。

今月末まで鹿児島各地の神社で六月灯は行われます。
そこで、今回の薬の説明書のイラストには浴衣
を選んでみました。


かた
Clip to Evernote

ケルティク【診察室のBGM 135】


リラクゼーションを目的に流していてる診察室のBGMにハープの音色を加えてみようと、あれこれ物色していて見つけたCDが今回紹介する 
Celia Briar の「やすらぎの音楽 ~ ケルティック・ハープ ~」です。
アイルランドの国章 ( 国旗ではありません ) に大きく描かれているケルティック・ハープ。
一般的なハープと違って金属の弦を使っているそうで、やや硬めの音なのですが、それでも優しく心地よく響いてくれて和みますね。

収録されている19曲、どれをとってもBGMとして使えますが、今回紹介するのはアルバムトップを飾る「Pretty Girl Milking a Cow」
あまり馴染みのないアイリッシュ・フルートの音色も絡んで、とても新鮮な耳ざわり。
ちょっぴり物悲しくも聞こえるのですが、乳搾りをしている女の子がどんな気持ちで仕事をしているのだろうか、と考えながら目を閉じて聴いていると、いろんな色彩や情景が浮かんできます。

Clip to Evernote

 ★ 診察室のデスクトップ 64 ★


7月に入って真夏のような蒸し暑さが続いています。
もう梅雨明けしたのではないかとも思えるのですが、どうなんでしょう。

今回の診察室のデスクトップの写真は
ラニカイビーチに通じる道です。
このビーチの写真は5年前の「診察室のデスクトップ22」でも紹介しました。
美しい砂浜には、何ヶ所かこのような民家と民家の間の道を通るとたどり着きます。
民家の並ぶ通りは、砂浜で遊ぶ人たちの停める車であふれ返っていましたけど、住民の方々は迷惑していないのでしょうか。

なお、今回の写真と同じ場所を撮影したものがいくつかインターネットでみつかります。
「ラニカイ 道」のキーワードで皆さんも覗いてみて下さい。



はわ



Clip to Evernote

 ● 薬の説明書のイラスト 262 ●


日本に初めてお目見えした日を記念して7月9日がジェットコースターの日になっていますので、今回の薬の説明書のイラストはジェットコースター


ジェットコースターにまつわるエピソードを一つ。
学生時代、実習で姫路の病院に行きました。
実習が終わって時間に余裕があったので、同級生を含め3人で近くの姫路セントラルパークへ。
平日の遊園地は閑散としていて導入されたばかりのフリーフォールなども待たずに乗れました。
最後にジェットコースターです。
先頭に別のお客さんが2人、中央付近に同級生2人が、そして最もスリルを味わえるという最後尾に私がひとりで座りました。
終わってコースターが乗り場に戻ってくる直前に、ふとしたいたずら心が。
座席の下に身を隠してみたのです。
シートベルトを外して振り返った同級生が「あれっ!? いないぞ!! どっかで振り落とされたか??」と騒ぎ始めました。
笑いをこらえていましたが、係員が青ざめた表情で駆けて来たのにはちょっと恐縮。
やんちゃな学生時代の一コマでした。


こーすた
Clip to Evernote

ぶどー〖 今月のつぶやきから 66 〗


医療情報を集めて、簡単なコメントを添えてツイッターでつぶやいているのを、おさらいする「今月のつぶやきから」。
今月はツイートがかなり少なかったですね。
事情があったためですが、来月あたりからはまた増えてくると思います。

まずは、今月不思議と多かった妊娠や出産などに関わる情報を4つ。




次は、毎月のように流れてくる腸内細菌に絡んだ話題。
海外に行くと味噌汁を始めとして和食が恋しくなります。
以前から腸内細菌の仕業ではないかと考えていたのですが、それを支持するような報告もありました。


最後に、食べ物に関するものを4つ。
ブロッコリーについては、これまでもたくさんの知見が得られていますが、いろいろなメリットがあるようですね。



Clip to Evernote

 ◆ 診療所ライブラリー 135 ◆


胃もたれ私が医者になった頃に多かった胃・十二指腸潰瘍や胃がんなどは、ピロリ菌の除菌療法が普及したことで、随分減ってきました。
かわりに上部消化管疾患で目立ってきたのが、逆流性食道炎や機能性ディスペプシア。

前者は以前からあったものの、ピロリ菌陰性の人が増えたり食の欧米化が進むことで目立ってきました。
後者は、以前なら検査しても異常ないため、気のせいだと片づけられてきた疾患です。
潰瘍やがんからいわゆる不定愁訴に研究者の目が向いてきて、疾患概念が確立してきました。
しかし「ディスペプシア」という横文字をうまく日本語に表現できないせいもあって、患者さんはもちろん、消化器を専門としない医師にももうひとつ理解が進んでいない病気です。

この両者を中心に、胃の不調についてまとめられているのが今回紹介する本です。
イラストがふんだんに使われていますし、非常にわかりやすく概念や治療法、生活習慣の改善などがまとめられていて、お勧めです。

いつも思うのですが、医療系の情報は横文字や数字が多いので、断然横書きが読みやすいと思います。
この本では、多くを占める図表中においては横書き、本文は縦書きです。
こういうのを難なく読み進めることができる日本人って希有な人種ですよね。


なお、機能性ディスペプシアについては、Rome III という国際診断基準の時代のものでしたら、当ブログ「心窩部にまつわる話」に書いてありますので参考にして下さい。
Clip to Evernote

 ● 薬の説明書のイラスト 261 ●


梅雨に入ったのに、今年はこれまであまり雨が降っていません。
11日の朝に強い雨が降りましたが、次は20日に傘マークが付いているのみ。
また、気温が高いのに湿度があまり高くないのでとても過ごしやすいです。
木陰にいると気持ちのいい涼しい風が吹いてきます。

ですが、6月後半の薬の説明書にはレインコート
を選びました。
毎年、何らかの形で梅雨後半には災害が起きます。
十分に気をつけて下さいね。


カッパー
Clip to Evernote

ニコレッタ【診察室のBGM 134】


今年の霧島音楽祭には、ハンガリーの歌姫、アンドレア・ロストがやって来ます。
みやまコンセールでのコンサートを心待ちにしていますが、今回の診察室のBGMで紹介するのは同じハンガリーのジャズヴォーカリスト Nikoletta Szöke 
東欧のジャズにちょっと興味を持って手にしてみました。
彼女のさらりと聞きやすい歌声もさることながら、バックの音がしっかりしているには驚きました。
ロマ ( ジプシー ) 音楽の影響を強く受けているお国柄、ジャズの分野にもしっかり活きているように思います。

2012年に発売されたアルバム
「Inner Braze」の中には、ランディ・クロフォードのヒット曲「One Day I'll Fly Away」が収録されています。
穏やかな曲調ですが、人生の次のステップへ羽ばたくぞという強い思いが感じられる歌詞ですよね。
軽やかなピアノとともに彼女が唄い出し、ワイヤーブラシのドラムが途中からさりげなく加わり、テナーサックスがまろやかに雰囲気を盛り上げていく展開も素晴らしいですが、歌詞を見ながら曲を聴くと、彼女の見事な解釈と表現力に気づかされます。


私は、今からちょうど30年前にハンガリーを訪れました。
当時は東西冷戦のまっただ中でしたが、首都ブダペストのドナウ川沿いの美しい街並みにすっかり魅了され、ここなら住んでもいいな、と思ったほど。
そんな私のお気に入りの場所へ間もなく旅立つ人がいます。
夢に向かって頑張って欲しいですね。

Clip to Evernote

 ★ 診察室のデスクトップ 63 ★


今回の診察室のデスクトップの写真はアジサイです。

去年もこの時期にアジサイの写真を使ったのでちょっと躊躇しましたが、選んでみました。
ガクの部分に白い縁取りがあり、葉っぱも写っておらず、かなり密集して咲いているせいでしょうか、この写真を見てアジサイだとわからない方もいらっしゃいます。
どういう風に空間を切り取るかで印象が変わるのが写真の面白いところですね。
ちなみに撮影場所は、指宿市のフラワーパークかごしまです。

アジサイ2


Clip to Evernote

↑このページのトップヘ