野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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④ 連載

 ● 薬の説明書のイラスト 308 ●


今、自宅の庭でトケイソウが咲いています。
目立つのは、同心円状に複数の色を備えていて数えきれないほどある細長い副冠と呼ばれている部分。
そして、3つに別れた雌しべも特徴的です。
対して、実際の花びらはガクと色や形の区別がはっきりせず地味な存在です。
実がついて、パッションフルーツとして食べられるのを楽しみにしています。

トケイソウを6月13日の誕生花としている情報もあれば6月27日としているものがあります。
どちらが正解なのかはわかりませんが、6月10日は時の記念日でもありますし、6月前半の薬の説明書のイラストとしてトケイソウを選んでみました。


トケイソウ

妊婦〖 今月のつぶやきから 89 〗


今月も様々な医療関係の情報をツイッター上でつぶやいてきました。
今回は13個の話題を振り返ってみます。


最初に妊娠に関連する情報を3つ。
食べ物や環境が胎児に様々な影響を及ぼすことがわかります。

① 妊娠初期はつわりが大変な時期でもあるのですが、ナッツ類に関する有益な報告です。

② いわゆる発酵食品に早産を起こしにくくする可能性がありそうです。
対象者数が多いのもポイントとなる報告です。

③ 排気ガス規制が案外厳しい米国からの報告です。


次に、アルツハイマー型認知症の早期発見、治療につながりそうな情報を2つ。

④ 日常生活を平穏に送っている段階から、将来の認知症発症がわかってしまうわけですが、それは幸せなことかどうか。

⑤ 抗認知症薬にも限界がありますから、腸内細菌をターゲットにした治療法もさらに深く調べていってほしいものです。


3番目の話題として、サプリメントに関するもの2つ。
怪しい人物やテレビの情報を鵜呑みにしてしまうと大変なことになります。

⑥ ボディケアなどである程度信頼を得たところで、高額なサプリメントを勧める輩がいますが、それは皆さんの健康を考えてるわけではありません。
金儲けの手段に過ぎません。

⑦ 肝臓にいいとされるウコンですが、肝障害の報告が結構あります。


そして、マラソンに絡んだ話題を2つ。

⑧ 私は給水が苦手で、走りながら飲むとコップからこぼすし、むせてしまうため、しっかり補給できません。
そういうこともあるので、このアイテムは是非世界標準になってほしいと思います。

⑨ マラソンは体に大きな負荷がかかりますが、ちょっぴりいい報告。


最後に、個人的に非常に興味を持った話題を4つお届けして締めくくります。

⑩ クラゲで痛い思いを何度もしてきましたので、これは非常にありがたいですね。

⑪ 虫垂切除とパーキンソン病の関係については、しばらく議論が続きそうですね。

⑫ 水虫の薬が胆道癌に有効とは驚きです。
ドラッグリポジショニングというやつですね。

⑬ カテーテルアブレーションなど、体に大きな負担をかけずに心房細動の治療が出来るのならば、期待したいデバイスです。

 ◆ 診療所ライブラリー 158 ◆


医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本患者さんに運動を促す機会はよくあります。
でも、短い診療時間の中で個々に応じた具体的なメニューを指導するのは難しいものです。
体の痛みや家族の介護など様々な理由を抱えていて、かけられる負荷や時間などが一人一人異なるのが最大の理由。
そこで、ウォーキングから始め、それを習慣づけること。
習慣づいてきたら距離や負荷を増やしていくこと、などを勧めています。
しかし、その一歩すら踏み出せない方が実に多いこと‥。

今回紹介するのは、青山学院大学陸上部の指導で有名になった著者の本。
パラパラめくると、他の本に比べてエクササイズのイラストが少ないな、というのが第一印象なのですが、QRコードがあってウェブで動画にアクセスできるようになっています。
静止画よりも動画の方がそれぞれの動きのポイントを把握しやすいですよね。

前回紹介したロコモティブシンドロームなどにも言及がありますし、普段運動していない人に対してはいきなり強い負荷をかけるとあちこち傷めやすいので軽い運動からステップアップすることなども促しています。

体を動かすことは、生活習慣病の改善だけでなく予防にもつながります。
どうしても不十分になりがちな私の運動指導を具体的に教示してくれるお勧めの一冊です。

 ★ 診察室のデスクトップ 78 ★


平年の梅雨入りは5月31日ですが、それを前にしばらく晴天が続きそうな鹿児島。
ただ、気温も30℃前後となりそうです。
今回の診察室のデスクトップ画像は、鬱陶しい季節を前もって吹き飛ばすつもりで選んでみました。
指宿市山川にあるフラーパークかごしまのいこいの広場の松林です。
この広場と隣の花広場付近からは、雄大な開聞岳を一望することができますよね。

ところで、今回のフラーパークもそうなのですが、鹿児島をひらがなで「かごしま」と表記する公共施設が目に付きます。
私がジョギングでよく行くのは「かごしま健康の森」ですし、他にも「いおワールドかごしま水族館」「かごしま県民交流センター」「かごしま環境未来館」「ハートピアかごしま」などがあります。
公共施設以外でも「グリーンコープかごしま生協」「マリンパレスかごしま」「かごしま空港ホテル」「リビングかごしま」など。
2020年に開催される国民体育大会に至っても「かごしま国体」ですからね。

2017年まで「鹿」が教育漢字に含まれていなかったのが影響したのでしょうか。
それとも
都道府県名の中で「新潟」と並んで画数が28画と最も多いのが影響しているのでしょうか。
理由は定かではありませんけど、思い切って県名をひらがなにしてみるのも面白いかも知れません。


フラワーパークかごしま


 ● 薬の説明書のイラスト 307 ●


新婚旅行先は、5月末から6月にかけてのチュニジアでした。
なぜチュニジアだったのか、それはさて置き、日本からは直行便がありません。
パリで乗り継ぐことになりました。
早朝に着いたシャルル・ド・ゴール空港からオルリー空港まで移動となりますが、昼過ぎの便までの時間でパリ市内を弾丸観光。
ポンピドゥー・センターから凱旋門まで、ひたすら歩きました。
それからオルリー空港へタクシーで向かったのですが、途中で運転手が「テュニス、テュニス」と連呼し始めました。
私は、この運転手はなぜ我々の行き先がチュニジアだと知っているのだろう、と怪訝に思ったのです。
( チュニジアの首都はチュニスですから )
しかし、すぐに勘違いに気づきました。
フランス語でテニス ( tennis ) のことをテュニスと発音するのです。
ちょうど全仏オープンが開かれている会場近くを走っていて、運転手がそれを一生懸命に説明していたようなのです。
しかし、フランス語なので内容はさっぱりわかりませんでした。
ちなみに、会場のローラン・ギャロスは人物名からとられたもの。
新婚旅行先だったチュニジアとも関連のあるフランスの英雄ですが、どんな人だったのかは調べてみて下さい。

その年は、男子はセルジ・ブルゲラ、女子はアランチャ・サンチェスが優勝。
奇遇にも、この二人はスペイン・バルセロナの出身ですね。
今年、日本人によるダブル優勝はあるでしょうか。

5月後半の薬の説明書のイラストは、この時期になると必ず思い出すテニスです。


テニス

PianoOdyssey【診察室のBGM 157】


昨年は、映画「ボヘミアンラプソディ」の怒濤の快進撃に合わせてクイーンの曲がリバイバルヒットしました。
私も映画を見に行きましたが、ラストのライブエイドの再現場面には鳥肌が立ちました。

さて、そのクイーンと同時代にプログレッシブロックの代表格として活躍した
イエスのキーボード奏者であった Rick Wakeman が、昨年リリースしたアルバム「Piano Odyssey」の中に、何と「Bohemian Rhapsody」が収められています。

彼については11年前に当ブログ「診察室のBGM 21」で紹介していますが、身に付けたクラシックの技術を下敷きにした流麗な指捌きには定評がありますよね。
今回のアルバムでは、クイーン以外にイエス時代の曲や、ビートルズ、デビッド・ボウイ、サイモン&ガーファンクルの作品が取り上げられていて、それぞれ見事なアレンジで聴かせてくれます。
そして、リストの「愛の夢」に自分の曲を重ねたり、ヘンデルとドヴォルザークの曲をくっつけたりなどの面白い試みも。

で、「Bohemian Rhapsody」ですが、オーケストラにクワイアを加えて、格調高く聴き応えのある作品に仕上げています。
そして、後半からは何と
ブライアン・メイのアコースティックギターが加わります。
ピアノやオーケストラに重なる弦の響きは、オリジナルのギターソロとは全く違う場面に登場しますが、それもまた聴き所になっています。

あまりに見事な出来栄えなので、他の数曲と合わせて診察室のBGMに加えています。


 ● 薬の説明書のイラスト 306 ●


連休のまっただ中ですが、皆さんどうお過ごしでしょうか。

5月12日は国際看護師の日。
ナイチンゲールの誕生日にちなんで制定されたものです。

ナイチンゲールは、クリミア戦争に従軍して野戦病院の環境を改善させつつ献身的な看護に務め、「クリミアの天使」と呼ばれたのは有名な話ですよね。
彼女は、戦争終結後に様々な資料を分析して、戦死者よりも不十分な治療や病院の劣悪な環境による死者が多いことも明らかにしており、英国では統計学の先駆者ともみなされています。
プレゼン資料もわかりやすかったみたいですね。
また、病人の身の回りの世話をするだけだった看護師にも医学的専門知識を身に付ける必要性を戦争前から訴えていましたが、終戦後にナイチンゲール看護学校が設立されるに至ります。

今年の国際看護の日のテーマは「Nurses : A Voice to Lead - " Health for All "」( 看護師 : 主導する声 - 全ての人々に健康を ) 。
例えば、ワクチンに対する曲解から世界各地で麻疹 ( はしか ) の感染が拡大しています。
我々医療従事者が、正しい知識を伝えながら人類の健康に積極的に関わりを持つことは、いつの時代にも重要だと思います。

ちなみに、クリミア戦争は赤十字の創設や学問としての天気予報が始まるきっかけにもなっています。
連休の後半の5月1日以降、鹿児島はいい天気が続きそうですね。

5月前半の薬の説明書のイラストはナイチンゲールです。
なお、今回の薬の説明書から、日付を西暦表示といたします。



ナイチンゲール

電子タバコ〖 今月のつぶやきから 88 〗


本日4月27日の外来診療を終わりました。
今年は長い連休が続きますが、鹿児島ではインフルエンザが再流行しています。
また、麻疹の発生が霧島市で確認されました。
2009年に新型インフルエンザが世界中を騒がせたのを思い出しますが、感染症には十分気をつけて過ごしていただきたいと思います。

ツイッター上でつぶやいた医療情報の中からテーマを絞ってお届けするこのシリーズ。
今回は9つの話題を振り返ってみます。


最初に喫煙に関する話題5つ。
長崎大学や大分大学が喫煙者を職員に採用しない方針を発表しました。
個人的には大賛成です。
国会議員などに立候補する際にも喫煙の有無を明示すべきだと思いますが、いかがでしょうか。

① 英国のデータとの比較で日本人に特有な、喫煙に関する遺伝子が判明。
心血管疾患やCOPDなどの疾患の発症と相関する遺伝子もわかったようです。

② 電子タバコは、従来のタバコにはない重金属中毒の可能性や器具の破裂による死亡例が報告されていますが、これも新たなデータです。

③ できるだけ負担をかけないで楽に禁煙に導ける手段になればいいですね。

④ 人間の寿命は血管年齢で決まるとされていますが、喫煙も糖尿病も血管をいじめてしまう因子です。

⑤ 電子タバコや加熱式タバコは、海外では安全性が認められるまで販売は認めないとする所が多いのですが、日本では実害が確認されるまでは容認、というスタンスです。
こんな報告があっても販売に歯止めをかけるつもりはないのでしょうか。


次に、サプリメントなどに関しての話題を4つ。

⑥ サプリメントに副作用がないと思ったら大間違いです。
やせ薬で心筋梗塞や脳卒中など、場合によっては死に至る病気につながることも。

⑦ 英語ですが、サプリメントは健康に全く寄与しないという報告です。

⑧ サプリが食品に取って代わる物でないことや、使用することでかえって健康を害するという報告です。

⑨ 筋肉ブームの昨今ですが、ボディビル用のサプリで重い肝障害の報告があるようです。
サプリメントを使わなくても鍛えていればちゃんと筋肉はつきますからね。

 ◆ 診療所ライブラリー 157 ◆


日本一わかりやすい筋肉の本世の中、筋肉ブーム。
特に、若い女性がダイエットの延長で、ボディメイクと称して美しい体作りのために筋トレを取り入れているように思います。

2007年に日本整形外科学会から「ロコモティブシンドローム」( 通称「ロコモ」) という概念が提唱されました。
これは、運動器の障害によって移動機能の低下した状態を言い、進行すると介護の必要性が高くなると指摘されているものです。

ロコモの中で、筋力が衰えることをサルコペニアと呼びます。
握力や歩行速度の低下は日常生活にも大きな支障を生じるだけではありません。
握力が5kg低下すると率が16%増えるとか、歩行速度の低下は認知症のリスクであるなどの報告もあるのです。

筋肉は体を動かすのに必要なだけではありません。
血糖や中性脂肪の調節にも大事な役割があります。

50歳代に入ると筋力が衰えが目立ってくると言われています。
私がジョギングを始めたのも、お尻や太ももがしぼんできたのが一番の理由。
職業柄、ロコモから介護が必要になった方や、運動しないために糖尿病や脂質のコントロールが悪くて大きな疾患に繋がっていった方を多くみてきています。
メタボを指摘された方やアラフィフ以上の方は、将来を見据えて少なくとも下肢の筋力だけは衰えさせないようにして下さいね。

今回紹介するのは、体の主だった筋肉の働きや鍛え方を簡潔にイラスト入りで解説してある本です。
自分の体の働きを理解するとともに、いつまでも活動的でいられるように、是非参考にしていただきたいと思います。

 ★ 診察室のデスクトップ 77 ★


今月後半の薬の説明書のイラストに図書館を選んだばかりですが、診察室のデスクトップ画像も図書館です。
これは、昨年のゴールデンウイークに訪れたハンガリーの首都ブダペストにあるサボー・エルヴィン図書館

元々、伯爵の宮殿だった建物が図書館として使われており、昨年の中条あやみが出演したアイスクリームのCMもここで撮られたんですよね。
部屋ごとに異なるきらびやかな内装の中で、勉強に励む学生さんたち。
とてもうらやましく思いました。
この図書館の詳しいことは、過去に書いていますので参照して下さい。( → こちら )

図書館ネタが続きましたが、これには訳があります。
それについては、いずれまたこのブログで明かしていきたい思います。


サボー・エルヴィン図書館

 ● 薬の説明書のイラスト 305 ●


いよいよ10連休も近づいてまいりました。
普段味わえない長い余暇を楽しめる人が多いとは思いますが、好ましくないと考えている人も案外いるようですね。( → 10連休「うれしくない」4割 )
なお、当院は5月2日と4日で診療を行ないます。

今年は休みとなる4月30日は、図書館記念日。
1950年のこの日に図書館法が制定されたのを記念したものだそうです。

スマホの普及などで活字離れが進んでいるようですが、一方で図書館の人気も高まっています。
その走りは2013年にオープンした佐賀県武雄市のTSUTAYA図書館ではなかったかと思います。
昨年の4月28日にオープンした都城市立図書館は大人気を集めていますよね。( → 都城市立図書館Mallmall(まるまる)のココがすごい17連発! )
鹿児島も、タカプラ跡にできる再開発ビルに図書館ができる予定になっています。

日本のように現代的な洗練された図書館が作り出される一方で、海外では厳かな雰囲気の図書館が数多くあります。( → 本好き必見!世界の美しい図書館12選 )
私が昨年のGWに訪れたハンガリーのブダペストにも、ゴージャスな異次元空間を持つサボー・エルヴィン図書館があります。( → こちら )

人類の知識の源である本や資料を収蔵する図書館は、これからもなくてはならない存在です。

今回の4月後半のイラストは図書館
です。


図書館

秋田慎治【診察室のBGM 156】


先月、ギラ・ジルカ矢幅歩のヴォーカルユニット、SOLO-DUOのライブに行きました。
その時のツアーメンバーとして参加していたピアニストが
 秋田慎治 

以前、BS朝日の「Groovin' Jazz Night」という音楽番組で司会をやっていた時から彼のピアノを聴いてきましたが、実際に生の演奏に触れるのは今回が2度目のこと。
SOLO-DUOの美しいハーモニーはもちろん、他のメンバーの演奏も素晴らしいものでした。
それに加え、彼の相変わらずの卓越したテクニックも堪能でき、満足のいく一夜でした。

彼が2016年にリリースしたアルバム
「time - 10」の中に、ギラ・ジルカに作詞を依頼したバラードがあります。
TOKUがヴォーカルで参加している「Silence」という曲がそれです。
「女々しい男の歌にして下さい」と作詞を依頼したそうですが、歌詞が掲載されておらず、私の耳では全て聞き取れないのはちょっと残念です。
でも、憂いを帯びたピアノと深みのあるヴォーカルだけのデュオ、男の色気を感じる作品になっています。

インストゥルメンタルや女性ヴォーカルの多い当院の診察室のBGM、たまには変化球もいいですよね。

 ● 薬の説明書のイラスト 304 ●


やや暖かな日が続いていましたが、4月に入ると寒の戻りが数日続くようですね。

さて、今回の4月前半のイラストには
ソラマメを選んでみました。

鹿児島県はソラマメの生産量が日本一で、指宿や出水方面で主に作られています。
大きな豆ですが、途中まで鞘が上を向いて育っていくからソラマメと名付けられたとか。
塩茹でしたソラマメは私の大の好物ですし、鞘ごと焼いて食べると香ばしさと甘味がたまりません。
今年もたくさん食べたいと思います。


ソラマメ

マッシュルーム〖 今月のつぶやきから 87 〗


今年の鹿児島の桜の開花宣言は3月25日でした。
また、家の近くで元気なツバメの姿を確認しました。
春は確実に訪れています。

今月のツイッター上でお届けした医療情報は久しぶりに充実していたと思います。
その中からテーマを絞って10個の話題をおさらいしてみます。


まずは、記憶や認知症に絡む話題5つ。
認知機能を保つためのヒントになりそうな情報、と言えるかどうか‥。

① テレビ視聴で受け身にならず、会話することは高齢者にとって大事なようです。

② 睡眠時無呼吸症候群対策も疎かにしてはいけませんが、外来ではなかなか見つけにくい疾患です。

③ マッシュルームばかり食べているわけにはいかないでしょうが。

④ 臓器としての皮膚の役割がもっと研究対象になってよさそうに思います。

⑤ カルシウムを摂れば認知症予防になる、と短絡的に考えてはだめですが、着眼点が面白い報告です。


次に、口腔内の細菌叢に絡んだ話題が続いたので、その3題を振り返ってみます。

⑥ 母乳が乳児の口腔内の環境に大きな影響を及ぼしているのですね。

⑦ マウスウォッシュで血圧が上がるなんて考えも及びませんでした。

⑧ 大腸がんの増殖に意外なものが絡んでいるものです。


最後に、個人的にとても気になる2題。

⑨ 私は、学生の頃から音楽を聞きながらでないと勉強しないタイプで、確かに言葉を紡ぎ出すのが苦手かも知れません。

⑩ 糖質制限の様々な負の側面が次々に報告されるようになってきています。

 ◆ 診療所ライブラリー 156 ◆


人体の限界人間は、100m走やマラソンで一体どこまで記録を伸ばすことができるのか。
自分自身が普段からジョギングをしているので、大変興味ある点です。
今回紹介する本によると、100mは9.35秒、マラソンでは2時間ちょうどなんだそうです。
高跳びや幅跳びはほぼ限界に達しつつあるけど、水泳はまだまだ伸び代があるのだとか。

視力や聴力、味覚など数字で表現できるものはもちろんなのですが、ストレスややる気の創出、適応障害などという項目についても「限界」という視点で語られている面白い内容です。
文章も専門的にならず一般の方にも非常に読みやすいですし、図表も豊富。
そして、横書きなのも好印象です。

私は、常日頃から科学系の本は横書きに限ると言っています。
なぜなら、数字や単位は縦書きだと不自然ですし、図表の中の文章などは横書きになっていることが多く、バランスが悪くなってしまうからです。

診療の待ち時間で、好きな項目を選んで読んでみて下さいね。



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