野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡にある野口内科です。
  医療に関することはもちろん、近隣の話題や音楽・本のことなどについて綴ってまいります。
    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:30
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
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インフルエンザの予防接種は10月より開始する予定ですが、既に流行の兆しが見えます。十分に気をつけてください。

 ただ今流行中

flu8日の南日本新聞に掲載されていた折れ線グラフをご覧下さい。
インフルエンザの患者さんの数を昨年と比較したものです。

昨年は正月明けから患者さんが急激に増えて大わらでしたが、減っていくのもあっという間だった印象です。
今年は暖冬で、インフルエンザが流行るのだろうかとさえ思っていました。
インフルエンザの患者さんが目立ってきたのは1月末頃からで、今に至るまで衰える気配がありません。
2月初旬に武岡台小学校で学級閉鎖があったのですが、1ヶ月遅れて今度は武岡小学校で学級閉鎖。
そして、A型とB型がほぼ同じくらいの割合で混在しているのが今年の特徴かと思います。

13日、当院は鹿児島市の内科休日当番になっていますが、インフルエンザの患者さんが大挙押し寄せてこないことを願うばかりです。
うがい・手洗い・マスクなど基本的な予防策は怠らないようにして下さいね。

久しぶりに晴れ間もあった日曜日、かごしま健康の森に行ってきました。
アジサイの花がとてもきれいでした。
観察池に向かう途中に「マムシに注意」の看板があったのですが、今の時期もう一つ注意したいのが「マダニ」です。

ご存知のように重症熱性血小板減少症候群 ( SFTS ) と呼ばれる致死率の高い疾患がこのマダニの保有するウイルスが原因とされています。
鹿児島県では通算11例の発症が確認されていて、そのうち4例が死亡となっています。
野生のシカやイノシシなどの動物の抗体保有率が調べられていますが、平均で3割、場所によっては9割が陽性と、思った以上にウイルスが広まっているようですね。

草むらマダニはちょっとした植え込みや草むらなどに入ったとき、知らない間に衣服に付着。
すぐに吸血行動に移ることはなく、衣服から体表に移動し、脇や内股などの柔らかい部分を狙って刺すようです。
長袖の衣服や帽子などを着用し、露出部分を減らすことも予防策として挙げられていますが、ちょっとでも怪しい場所に足を踏み入れた後には、何も付いてなくても衣服をパンパンと叩く習慣を付けておくことも大事です。

感染症は100%防ぎきることは難しいですが、簡単な心がけでその確立は随分違ってくると思います。
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ラクダ2連日のように報道されているので、韓国のMERS ( 中東呼吸器症候群 ) 問題はご承知のことと思います。
それに関連してとりとめのないことを綴ってみます。

9日に鹿児島でMERS対応意見交換会が開かれました。
その翌日、会合に参加した県医師会のお偉いさんとたまたま話す機会があったので、韓国で行われている休校措置は過剰ではないか、と聞いてみました。
それに対して、必要なことだ、という返事。
2009年に新型インフルエンザが流行した時、最初の感染が確認された関西地方では一斉に休校措置がとられたことをご記憶かと思います。
インフルエンザは感染力がとても強いので、有効な手段だったと考えられます。
実際、患者数が一時的に小康状態を保ち、その間に行政や医療機関の体制を整えることができたことは世界的に注目となりました。
でも、今回の韓国の件についてWHOは休校措置の解除を促していますし、厚労省が10日に発表した国内での発生時対応の中でも触れられていません。
MERSの感染力はインフルエンザほど強くはないからでしょう。
ちぐはぐな対応で大きな混乱を招かないように、やるべき対応について今一度確認しておく必要がありそうです。

また、先月、WHOは新興感染症名を定める上に地名や人名・動物名を含めないようにとの指針を出しました。
今回のMERSも該当しますよね。
昔は疾患や細菌などに見出した人物名がつくことが、半ば名誉だったのでしょう。
一体どんな病気なのかをすぐにイメージできない疾患名とその病態を結びつけて覚えるのは学生時代大変でした。
病気の性質をよく表現する名称がつくのなら大歓迎ですが、MERSにはどんな名前が相応しいでしょうか。
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年末までほとんど診ることのなかった今シーズンのインフルエンザ。
1月2日の休日当番ではたんさんのインフルエンザの患者さんを診ましたが、8割近くが鹿児島県外からの帰省の方でした。
そこから爆発的に増えてきましたね。

咽頭患者さんが数があまりに多いので、インフルエンザに特徴的とされる「インフルエンザ濾胞」( → 詳しくはこちら ) を観察する絶好の機会と捉えています。
これは咽頭部のイクラ状の小隆起を指し、比較的早期から認められると報告されています。
インフルエンザの症状は、発熱・頭痛・鼻水・咽頭痛・咳・倦怠感・関節痛などの訴えが多いものの絶対的なものはありません。
また、インフルエンザの診断キットも測定するタイミングなどの問題を抱えています。

インフルエンザが流行する以前の昨秋あたりから咽頭部をチェックさせてもらっていますが、インフルエンザ以外の疾患でもこのイクラ状の隆起が認められます。
ウイルスの種類によって性状に違いがあるのでしょうが、もうひとつ捉えきれていません。
濾胞があるからといってインフルエンザと断定するにはまだ困難な気がしますが、少なくとも抗菌剤を必要とする細菌感染でないことは間違いなさそうです。

発熱先月末、30日に鹿児島市内の小学校でインフルエンザによる学級閉鎖が報道されていました。

沖縄県では2005年以降、冬季ほどではないものの夏季にインフルエンザが流行する傾向が続いていますが、これは通年で流行する東南アジアからの旅行者の増加があるのではないかと言われています。
鹿児島でも2012年に夏季に小流行が認められています。
季節を問わず、インフルエンザに注意しなければならない時代になってきたようですね。

また世界に目を向けると中東呼吸器症候群 ( MERS ) が中東以外で報告されるようになったり、西アフリカを中心にエボラ出血熱が猛威を振るっていたりします。
いずれも治療法は確立されていません。
間もなく始まるサッカーW杯でブラジルへ渡航する人には黄熱、A型肝炎、B型肝炎などに対するワクチン接種が勧められています。
狂犬病や髄膜炎、腸チフス、パラチフス、デング熱等にも注意が促されていますね。

清潔な環境で過ごせる日本で過ごしていると甘くみがちですが、我々と感染症との戦いは終わっているわけではありません。


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ゴールデンウィークも今日まで。
明日から通常の外来診療が始まりますが、休み明けは混雑が予想されますし、例年よりも学校や幼稚園の健診のスケジュールがタイトに組み込まれており、その点でもご迷惑がかかると思います。
ご了承下さい。

ぎょう虫さて、文部科学省は学校での座高測定とぎょう虫検査を来年度いっぱいで廃止すると先月末に発表しました。
内蔵が発達しているほど座高が高いと考えられ、徴兵の際にも利用していたそうですが、根拠がないですよね。
一方のぎょう虫検査ですが、文部科学省の発表した平成25年度の学校保健統計調査をご覧下さい。( → こちら )
小学生の虫卵保有率は0.16%。
昭和58年度が3.21%、平成13年度が1.17%と減少の一途で、少子化も進んでいますから絶対数はかなり減ってきていると考えられます。
これだけ少なくなったのは日本の衛生環境が良くなったからだけではなく、毎年子供たちを対象に検査をしていたからだと思います。
肛門がかゆくなる程度で命を落とすことはない感染症ですが、まだまだ過去のものとは言い難いぎょう虫。
検査が廃止されることで虫卵の保有率がどう変わるのか、とても気になります。

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旅行ちょっと遅い告知になりましたが、当院のゴールデンウィーク期間中の診療は暦通りのお休みをいただきます。
5月7日から通常通りの外来診療となります。

今年は、沖縄でインフルエンザが流行していますし、麻疹の発症が今年既に300人を超えたという話が伝わっています。
多くの方が普段行かないような所へ出かけて、感染症が蔓延してしまう可能性も否定できません。
海外旅行に限らず、国内旅行においてもこういうことに気を付けなければならない時代。
ヒトと感染症の戦いは簡単に終わることがないのだと肝に銘じつつ、連休を楽しんでいただきたいと思います。

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熱中症昨日は暑かったですね。
24日の鹿児島の最高気温は30.2℃。
今年最も高い気温となりました。
そのせいでしょう、早くも長時間外で作業をしていたご高齢の方が脱水症で当院へ。
休憩も水分補給もしていたということですが、お話を伺うといずれも十分でなかったように思います。

これから先、熱中症に気をつけなければならない時期にさしかかります。 
今一度、どういう対策が必要かおさらいをしておきましょう。
情報が満載のサイトを見つけましたので是非参考にして下さい。

→ 「かくれ脱水」JOURNAL 
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2月にも当ブログでも話題にしたのですが、風疹の流行が止まるところを知りません。

私自身、3歳の時に罹患しています。
おでこに氷嚢をのっけられて、遊びに来た近所の友達に対して
母が今日は遊べないと告げていた場面を覚えています。
どんな症状であったかさっぱり覚えていません。
流行の中心である成人では症状が重いとされていますよね。

風疹鹿児島では風疹の患者がかなり多く報告されています。
最新の情報はこちら ( → 風疹累積報告数の推移 ) をご覧いただきたいのですが、これをみると都道府県別の報告数では鹿児島は 5位ですが人口比でみると 3位なのです。
ゴールデンウィークで人の移動が多かったことも懸念されています。
風疹の潜伏期間は 2-3週間とされていますので、今月後半から患者が増えるのではないかと予想されているのです。
実は医師になってから成人の風疹の患者を診察したことはないのですが、この流行においても診ないで済むように願っています。

ワクチンが唯一の予防策ですが、風疹単体のワクチンは品切れで9月まで入手できません。
代わりに麻疹・風疹ワクチンの接種が勧奨されているのですが、料金が高くなるのは申し訳ない点です。

ワクチンに対して時にネガティブな面ばかりを強調する傾向の強いマスコミが、今回は先天性風疹症候群などを丁寧にレポートしてくれています。
特にNHKが積極的で、ストップ風疹というキャンペーンを張っていますね。
是非参考にしてみてください。

都会を中心に風疹が流行しているというニュース、皆さんも見聞きしたことと思います。
報道を知った男性の方が先日予防接種を受けに来られましたけど、こういう問題意識の高い人はまだまだ少数派。

風疹で一番に問題になるのは妊婦さんが罹った時に胎児に影響を及ぼす可能性があるということ。
先天性風疹症候群 (CRS) と言って心臓の奇形、白内障、難聴を三大症状とするもので、昨年秋から6例もの報告があったそうです。

注射今回の流行では風疹ワクチンを打つ機会さえなかった世代を含む20~40代の男性が圧倒的に多いという特徴があります。
そもそも風疹ワクチンはCRSを防ぐ目的で昭和52年から女子中学生に限った定期接種が始まりました。
しかし不活化ワクチンでついた免疫はだんだん効力が落ちてくることもあり、免疫のない夫が感染しそれが妻に波及するというパターンが多いのではないかと思います。
日本のワクチン体制のお粗末さが今の流行を生んだと言っても過言ではありません。
お子様を希望される男性は積極的に予防接種を受けてくださいね。

また、麻疹・風疹ワクチンは本年度まで中学1年生と高校3年生は補足的な追加接種を受ける必要があります。
2回接種でしっかり免疫を維持するためにも大切なこと。
3月末までなので接種がまだの方、お忘れなく。 

インフルエンザの患者さんが増えています。

ただ、症状が出て数日経ってから来院されるケースもちらほら。
抗インフルエンザ薬はウイルスの増殖を抑えるものなので発症して48時間を過ぎると有効性に期待が持てません。
判定キット逆に発症後間もないとウイルス量が少なくて、判定キットによる検査で陰性となってしまうことが多いです。
学校や職場で出校・出勤停止期間が設けられていることなどから、インフルエンザであるかどうかを判定する意義はあると考えます。
理想を言えば発症後24時間ほど経っているとありがたいのですが、仕事の都合や休日の関係などでタイミング良く医療機関を受診できるかどうか難しいところです。

さて、本日テレビ番組で正しい体温計の使い方をやっていたようです。
体温計は脇の斜め下から脇に突き刺すように当てて、肌に十分密着させる必要があります。
詳しくは、こちらのサイトにイラストがありますので参考になさってください。

 → 正しい体温の計り方

ところで、 体温計や血圧計は「計」なのに、体温や血圧をはかるという場合「測」という漢字を使いますよね。
日本語、難しいです。 

2011040318152931284.gifここ一週間ほど、B型インフルエンザにかかられて受診される方が跡を絶ちません。
三学期の終わりには近くの西陵小学校で学級閉鎖があったのですが、春休みに入るので広がることはないだろうと踏んでいました。
しかし、もう使わないだろうと思っていた抗インフルエンザ薬を追加注文する状態となりました。
このままのペースだと新学期早々に感染してしまうケースがあるのではないでしょうか。

だいぶ暖かい日が続くというのが何よりの救いではありますが、皆様十分にお気をつけ下さい。

2011011408005810748.gif当診療所では、今週に入ってインフルエンザに罹って受診されるが激増しています。
これまでインフルエンザの治療といえば、タミフルと吸入薬のリレンザだけでした。
しかし、今シーズンは新たに点滴薬と新しいタイプの吸入薬が治療に使えるようになっています。
いずれも一回だけ使用することで従来の薬と同等の効果があるものです。
タミフルなどに抵抗感のある方には、従来通り漢方薬の処方も行なっておりますのでお申し出下さい。

何より罹らないことが第一。
マスク着用やうがい・手洗いなどの基本的な予防策も忘れずに。
また、ワクチン接種ご希望の方は当院ではまだ受け付けております。

2010021511124928515.gif今月に入り、いわゆる嘔吐下痢症で来院される方が増えています。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎が多いのでしょうが、それを確定させる検査に保険が適応されず、治る頃に結果が出るので検査は現実的ではありません。

ただ、ノロウイルスは十二指腸で増殖し、腸の表面の細胞に大きなダメージを与えるようです。
中には十二指腸に穴が開いたという症例報告もあります。
実際、お臍のやや上あたりの痛みを訴え、嘔吐や下痢が落ち着いた後も2、3日痛みが残るというパターンの方を多く見受けます。
恐らく脱落した表面の細胞が再生するまでの間、炎症や消化液の刺激等で痛いのかな、と勝手に推測していますが、この「お臍付近の痛み」を ( これまた勝手に ) ノロウイルス感染の一つの目安と考えています。
頭痛を訴える方も多いのですが、腸の粘膜が傷ついている時に痛み止めの薬はあまり好ましくないので、処方に悩むところです。

内視鏡を操る私としては、ノロウイルス感染による十二指腸の内視鏡像に興味があるのですが、吐いたり下したりしている最中に内視鏡検査などお勧めすることはとてもできません。

El-Jem.gif実はGW中、海外旅行をさせていただきました。
例の新型インフルエンザの発生地域ではありませんし、体調を崩すことなく無事帰ってきました。
帰国の際には飛行機内で健康調査票が手渡されましたが、質問 3つにチェックを入れるだけの簡単なものでした。

豚インフルエンザをいつの間にか新型インフルエンザと言い換えているのは日本だけ。
英語ではずっと「swine flu」と言っており、海外では連日この言葉を目にしたり耳にしたりしました。
今後海外に行かれる方は覚えておきましょう。
医学用語では牛なら「bovine」、鳥なら「avian」、犬なら「canine」など、ちょっと馴染みの薄いラテン語を基にした単語が用いられます。

今回の水際作戦、いくつかの問題点があるもののある程度の効果は挙げていると思われます。
ただ、いつまで今の体制を続けるのか、あるいは維持できるのか、感染地域が広がったら更に強化するのかどうか。
またスペイン風邪を想定した現在の対策法も、感染症の重症度に応じたいくつかのパターンを持っておくべきなのかも知れません。

flu.gif
タミフルが効かない、などと騒がれていた A型インフルエンザの流行も先月始め頃まででした。

しかし今月に入り B型インフルエンザの患者さんが増えており、先週から目立ってきました。
武岡及び近辺の学校で学級閉鎖が行われているという情報がいくつか入ってきていますし、そうでない学校でも欠席者が増えているようです。

B型の場合は A型に比べると、薬を服用しても熱や咳が治まるのに少し時間がかかる傾向にあります。
ソメイヨシノもちらほらと咲き始め暖かくなってきましたが、手洗いやうがいなど基本的なことは怠らずに罹るリスクを最小限に抑えましょう。

njb0mzzr.gif武岡近辺で手足口病がちらほらと流行っているようです。

その名の通り、手のひらと足の裏、そして口の中に発疹や水疱のできる病気です。
基本的に小さいお子さんの病気ですが、大人にも症状が出ることがあります。

私も 8年ほど前でしたか、罹ったことがあります。
手足の発疹はそれほど苦痛ではないのですが、口内炎が十数ヶ所できてこれが痛いのなんの。
食事を摂るたびに涙しなければなりませんでした。
痛みで食事をしたがらないお子さんも多いようですから、流動食等で栄養を補給することをお勧めします。

約11年前にも勤めていた職場の保育所で手足口病が流行りました。
その時は子供やその親であるスタッフの中に髄膜炎を起こす人もみられましたが、私は全く平気でした。
手足口病の原因となるウイルスは複数知られています。
この時に原因となったウイルスには私は免疫を持っていて、その3年後のウイルスには免疫がなかったということですね。

手足口病になっても職場や学校を休まなくてはいけないという規定はないようです。
しかし、罹っていない人からは好ましく思われないでしょうから、上司や先生とよく相談して判断して下さい。


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jw8kkscv.gif本日、連休明けに鹿児島で20代の麻疹 (はしか) 症例の届出があったことが報告されました。

平成18年から麻疹・風疹混合ワクチンは 2回接種するようになりました。
また 5年間の経過措置としてこの 4月から中学 1年と高校 3年での定期接種が始まっております。
定期接種対象外の方もご希望により接種可能です。

時に死亡することがある怖い病気ですが、予防接種で撲滅可能な疾患です。
一度かかればもう発症しないから早いうちにかかっちゃえ、みたいな意識はありませんか ?


         □ 関連記事  ワクチンに関して 1はしか流行


k_3frua9.gif去年、このブログで鹿児島のインフルエンザ症例の初報告をお伝えしたのは 12月の半ばのことでした。

今年は何と今週、早くも患者さんが出たとの報告を伝え聞きました。
最近では最も早い発症ではないでしょうか。
既に岡山では学級閉鎖が相次いでいるようです。

インフルエンザの予防接種は十分量を確保しておりますが、予約と接種はお早めに。
例年とは流行パターンが違うようですので、まだ暖かいからと油断は禁物です。



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mtuvdkd0.gif連日の猛暑日続きで、熱中症が疑われる患者さんを何人か診ました。

ここで熱中症が起きるメカニズムを簡単に説明します。

 1. 暑さのため体温が上昇する
 2. 体温を下げようと皮膚の血流や発汗が増える
 3. 汗をかきすぎると、脱水や塩分喪失の状態となる
 4. 水分・塩分の喪失を防ぐため汗をかかなくなる
 5. 熱を逃がすことができず、体温が上昇する

熱中症を防ごうと水ばかり補給していると、少なくなった塩分がその水で薄まってしまいます。体は塩分濃度を一定に保とうとしますから、補った水を尿として捨てるのです。ですから一向に脱水状態は改善しません。
水とともに塩分をとることがとても大切になります。スポーツドリンク系のものが最も適しています。

実際、自宅に居ながら熱中症になった高齢の方の場合、水ばかり飲んでいて低ナトリウム血症になっていました。
熱が下がらないと来られたのですが、慢性呼吸器感染症も持っている方なので危うく判断を誤るところでした。

熱中症が疑われたら、全身のクーリングとともに十分な水・塩分の補給を行う必要があります。


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