野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

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         ▶▶▶ バス路線図

⑨ その他

鹿児島マラソン3月3日は鹿児島マラソンが開催されました。
朝がとても寒く、会場に向かう車の外気温計は1℃を示していました。
しかし、昨年に続いて好天で風もなかったため、絶好のマラソン日和。
過去の鹿児島マラソンは高い気温に苦しむことが多かったのが嘘のようでした。

さて、私は今回初めてファンランでメディカルランナーを務めました。
この1年、体のあちこちを傷めて思うような練習が全く出来なかったのでフルマラソンを断念するに至りました。

滅多にない機会なので、最後尾からスタートしてみました。
ファンランを走る皆さんは、沿道の応援に元気に反応したり仲間同士でにこやかに会話をしたりして、8.9kmを楽しんでいました。
普段はガチランナーに囲まれながら走ることが多いので、とても新鮮に感じました。
1km手前から早くも歩き出す人がいるなど前がつかえてしまって、自分のペースで走るに困難も感じました。

来年はフルマラソンへの復帰ができるよう、自分の体と対話しながら脚作りを進めていきたいと思います。

今年の1月17日で阪神淡路大震災発生から29年となります。

震災今年は元日に能登半島地震が起きました。
阪神淡路大震災以降、中越地震や東日本大震災、熊本地震など大きな被害をもたらす震災が続いています。
その都度、災害救助のノウハウが蓄積されて対応も迅速になってきてはいますが、それぞれで特色があり、その都度新たな課題も持ち上がります。
東日本大震災は津波被害が顕著でしたし、熊本地震は同規模の地震が二度起きました。

今回の能登半島地震では半島災害に尽きるのではないかと思います。
アプローチが限られる半島の交通網が寸断された結果、いまだに被害の全貌は明らかではありませんし、災害物資も満足に行き届いていません。
海からのアプローチも地形の変化で困難を極めています。
救済の手が届くまでの3日間を凌げる水や食料を確保しておこう、というのがこれまでの考え方でした。
鹿児島も2つの半島が主体の県ですから、3日間のストックでは足りないのではないかと思います。

そしてもう一つが元旦であったこと。
医療をはじめ、行政サービスなど最も手薄な時期です。
発生日や時間帯によっては、十分なケアが受けられないケースもあり得ることは記憶に留めておきましょう。


噴火日々の震災の情報をただ眺めるだけでなく、自分の地域で起きたらどうなるかを考えておくのは大事です。
1月12日には地元紙で桜島大正噴火から110年の特集が組まれていました。
噴煙が長期に続いたことや、地震の発生に伴うがけ崩れの情報なども盛り込まれていました。
仮に、大噴火の際に台風の暴風域に数日間入ってしまうという最悪の事態が起きたら、といった想定もしておくべきではないかと思います。
 

切手郵便料金の値上げが発表されました。
来年秋ごろに封書が110円、葉書が85円になるようです。

私が物心ついた時の郵便料金は、封書/葉書 が 15円/8円 でした。
1972年に 20円/10円 となった後、わずか4年後の1976年に 50円/20円 と大幅に値上げされたことがあります。
その後は1981年に 60円/40円 ( 経過措置で一時的に30円 ) 、1994年からは 80円/60円 が軸で、消費税の改定に合わせ下一桁が微妙に変わっただけでした。

ネットの普及で郵便物の取扱量が減ってきたとはいえ、我々は患者さんの診療情報のやり取りを中心に郵便に頼っている部分がまだまだ多い職種です。
今回の約3割の値上げはちょっぴり痛いですが、年賀状の書き損じなどを切手に交換するなど自衛策を講じておこうと思います。
ちなみに、出すつもりのない往復葉書の返信部分を切り取って郵便局に持って行っても手数料を差し引いて切手に交換してくれますよ。

12月9日、当院の忘年会を催しました。
会場は当院開業以来ずっとお世話になっているご近所のお寿司屋さんです。

じゃんけん2020年と21年は、新型コロナの影響もあって忘年会を開催しませんでした。
去年は実施したものの、従来とは大きく異なりました。

かつてはお世話になっている関係者も招いて賑やかな会でした。
毎年、30名前後の方々に参加していただけたので、お寿司屋さんですし詰め状態。

でも久しぶりに開いた昨年はスタッフのみとこじんまりとしたものでした。
今年もそれを踏襲し、余興も焼酎をめぐるじゃんけんのみとしました。
それでも、活気に満ちたひとときを過ごすことができました。

それにしても持ち込みさせていただいた「なかむら 新焼酎」はめちゃくちゃ美味しかったです。
芋のクセがなく、まろやかで優しい舌触り。
一気に飲めたのですが、アルコール度数が高いので結構酔ってしまいました。

当院では毎年この時期にクリスマスイルミネーションを設置します。
本年は11月12日に設置作業を行いました

昨年は蚊に刺されながらの作業だったのですが、今年はそこそこの寒さでした。
暖かい時間帯を選んだのでLEDライトだけ設置を終えています。
オーナメント類は、天候をみて随時追加していく予定です。

昨年から取り入れた自動タイマーをで、点灯・消灯の手間がなくなりましたが、これから日没がどんどん早くなるため、タイマーの設定を少しずつ修正するという作業が新たに加わっています。

イルミネーション02

人工知能いろんなところで話題となっている Chat GTP。
上手に活用しようとあれこれ模索する動きも目立ちますし、逆に使用の規制も始まっています。

医療分野でもいろんな面での有用性が指摘されています。
私が活用するとしたら、膨大な医療情報の要約と患者さんの紹介状や意見書などの作成でしょうか。
緊急で紹介状を書く際には、外来診療をストップせざるを得ない場面があります。
慌てていると変なタイプミスを起こすこともしばしば。
そんな時に自動的に文章を提案してくれると、診察前の患者さん方お待ちいただく時間を減らす効果が期待できるのではないかと思っています。
また、ゆくゆくは「○○さんの病歴とデータを××病院に送って」と言うだけで、情報の転送が完了するような仕組みができるかも知れませんね。

AIの分野は今後も進化していくでしょうが、長所・短所を理解して、賢く扱える人間でありたいと思っています。

鹿児島マラソン20233月5日4年ぶりに鹿児島マラソンが開催されました。
2016年の開催以来、全く天気に恵まれなかった大会ですが、日中の気温が19℃近くまで上がったものの、初めて終日晴天のもとのランニングができました。

思い起こせば、2020年は直前の2月20日に福岡県で新型コロナウイルス感染症が九州で初めて確認されたという理由で中止に追い込まれた鹿児島マラソン。
2021年はオンライン開催という形をとり、2022年は感染状況が思わしくなく中止となりました。

今シーズンはほとんどのマラソン大会が開催され活況となると思いきや、定員割れを起こす大会が続出しています。
今回の鹿児島マラソンも、フルは9000人の定員に対して応募者は7000人に届かず、実際に走った方は6000人に満たなかったようです。

その理由として、参加費の高騰が最も大きな要因として挙げられています。
鹿児島マラソンはこれまで1万円でしたが、今回は1万4千円になっていました。
そして、普段の練習が十分にできていない人が多いのではないかと思います。
8.9kmで行われるファンランは定員を満たしていて盛況だった一方、私の知っているフルマラソン参加者のタイムは軒並み伸び悩んでいました。

私は、大会2週間ほど前に膝を痛めてしまい、レース中の下り坂や10号線の傾斜のきついバンクを走る際にかなりつらかったのですが、2019年の記録を若干上回ることができました。
膝の痛みで、しばらくジョギングができそうにないのはちょっとつらいです。


何はともあれ、来年以降も続けてほしい大会です。

3月8日からワールド・ベースボール・クラシック ( WBC ) が始まります。
最近は野球人口が凋落傾向にあるらしく、それに危機感を持った米国メジャーリーグもスター級の選手の参加にゴーサインを出してるようですね。
日本メンバーがキャンプする宮崎は、ダルビッシュを始めとする選手たちが一堂に会するとあって多くの人が集まっています。
経済効果も凄いでしょうね。

野球さて、鹿児島では「薩摩おいどんカップ2023」が2月23日から始まります。
大学や社会人を中心とした36チームによる野球の交流戦が、3月12日までの間に県内4ヶ所の野球場で50試合以上が行われる予定となっています。
プロ野球からもホークスやジャイアンツの3軍、そいてWBC中国代表が参加することが発表されています。

この企画は、野球人口低迷を憂えた亜細亜大学野球部の監督が、鹿児島でアマチュア野球の交流戦ができないかと話を持ちかけたことがきっかけで開催されるに至ったようです。
全部無料で観戦できるようですし、私も時間があれば見に行きたいと思っています。



今年は、新型コロナウイルス流行で延期となっていた鹿児島国体が開催されます。
それに合わせて、Tリーグの試合が先日鹿児島市で初開催となりました。
また、プロバスケットB3リーグの鹿児島レブナイズや女子ハンドボールのソニーセミコンダクタはプレーオフ進出を決めましたし、J3鹿児島ユナイテッドFCや女子ソフトボール JDリーグの MORI ALL WAVE KANOYA  は昇格も期待できます。

駅伝そして、この時期の鹿児島を賑わす県下一周駅伝は70回大会で地元紙が毎日2面以上を使って盛り上げていますし、3月5日には2019年以来となる鹿児島マラソンも開催予定です。
メディカルランナーとして走りる私もワクワクしています。


今年の鹿児島はスポーツで大いに盛り上がることと思います。

また、1月17日がやって来ます。
今年、阪神淡路大震災にから28年となります。

私にとっては昨日のことのように思い出される大災害ですが、もうそんなに月日が経ったのかと感慨にふけることもあります。
多くの犠牲者を出し、都市機能が麻痺し、生活基盤が失われた大震災。
これまでも繰り返してきましたが、どんなに古くなっても経験を語り継ぐことが重要だと思っています。

神戸新聞のサイトには、ラグビー神戸製鋼のグランドが液状化したことを元にした記事が掲載されています。( → こちら )
新人が入団すると1月17日のことをまず教えられるのだそうです。
そして19年度からは、毎年メッセージ動画を作っているのだとか。
これは本当に大事なことで、これからも続けて欲しいと思います。

スタジアム

そう言えば、野球のオリックス。
震災のあった1995年は「がんばろうKOBE」のロゴが入ったユニフォームを着てリーグ制覇、翌96年は日本一にも輝きました。
昨年はそれ以来26年ぶりの日本一で、元気づけられた当時のことが思い起こされました。
今年は何かいいことがきっとあるでしょう。 

恒例の当院のクリスマスイルミネーション、今年は11月20日に設置作業を行いました

イルミネーションの配置は例年通りです。
作業をした昼間は、雨上がりの日差しが強くて少し汗ばみました。
そして、おでこを蚊に刺されるというハプニングも。
ラ・ニーニャ現象で寒いと予想されていたこの冬ですが、本当に11月なのでしょうか。

今回から自動タイマーを取り付けたので、毎日の点灯・消灯が楽になります。

イルミネーション

皆既月食昨日、11月8日は皆既月食天王星食が重なる極めて珍しい天体ショーでしたね。
日没後早い時間から月が欠け始めましたし、好天にも恵まれたため、多くの方々が夜空を見上げたことと思います。
当院スタッフも全員、観察していたようです。

1年前の2021年11月19日も部分月食がありました。
部分月食と言っても、約98%が欠けたので皆既月食に近い状態。
この時は、月が半分隠れている頃から月食が終わる頃までの間の約50分間、ジョギングしながら月を眺めていました。
刻々と変わる月の表情を見ながら走る貴重な体験となりました。
なお、今回は月食観察を優先したので走っていません。

マラソンシーズンに突入していますが、COVID-19 ( 新型コロナウイルス ) 感染症がまた少しずつ増えてきています。
2019年12月を最後に、当選した大会がことごとく中止になったので、第8波が来ないことを祈りつつ、今年は一つでも走れたらいいなと思っています。

急激な円安が進んで、賃金や物価など日本と他の先進国との様々な差があらわになってきました。
ビッグマックやiPhoneなどの価格比較でも日本はかなり安いことも報道されていましたね。

値上げ近年、日本はとにかく物の値段を上げないことに邁進してきました。
いいものを安く手に入れるのが当たり前のように染みついてしまい、数年前にはユニクロが価格を上げたらたちまち売り上げを落とすという事態もありました。
コンスタントに値を上げたものはタクシー料金くらいしか思い浮かびません。

価格を上げないという、その忍耐と知恵と努力だけは世界一と言っていいでしょう。
それに慣れ切っていただけに、他国との落差に愕然とします。


価格が変わらないならまだしも、どんどんと値を下げる運命にあるものがあります。
それは処方薬の薬価。
処方薬は国が値段を決めるのですが、薬価改定の度にどんどん切り下げられていきます。
疾患治療に当たって非常に効果が高く、評価のある薬ですら価値を無くしていきます。

先日は、40年以上にわたって使われてきた消化酵素剤「エクセラーゼ」が来年いっぱいで販売を終了すると発表されました。
理由として、今の薬価じゃコスト割れ、という意味合いのことが記されていました。
このケース同様に製造をやめてしまう薬が相次ぐのではないかと懸念しています。
そうなってしまうと、治療したいのに必要な薬がないという事態も起こりかねません。


クオリティーの高い日本の品々が安く買いたたかれるのは悲しいですし、適切な値付けがなされることを、これからはしっかり受け入れて必要もあるでしょう。
それにしても、相次ぐ物の値上げには頭が痛いですね。

当院、待合室の植栽スペースに植えてあるピラカンサ
毎年冬になると、枝のいたる所にきれいな赤い実をつけて楽しませてくれます。

ただ、新しい枝は油断するとあっという間に伸びて、待合室の窓に衝突することもあります。
選定は欠かせないのですが、今年は天候不順でその機会を逃してばかりでした。
今の時期になると枝も硬くなってしまいますし、トゲも脅威を増します。

今年もたくさんの青い実を付けている状態なのですが、思い切ってピラカンサを撤去することといたしました。
もう少しすると、待合室から見る景色がちょっと変わります。


ピラカンサ

10年ほど前に、カノコユリの球根を一つ購入して自宅で植木鉢にて育てていたところ、数年経って庭のあちこちに増え始めました。
一部、邪魔になる場所に育ったものもあったので、昨年、球根を掘り起こして当院の診察室脇の植栽スペースに植え直し。
それが、先日見事に花を咲かせました。
ベニヒワ色の花弁に、その名の由来となった鹿の子模様がまぶされているのが特徴的です。

日本では、九州西岸と四国の一部で自生しており、甑島は群生地として有名です。
絶滅危惧種に指定されているようなのですが、自宅の庭では旺盛な繁殖力をみせており、当院でもやがてカノコユリだらけになってしまうのではないでしょうか。

シーボルトがカノコユリの球根を国外へ持ち出し、それが品種改良されて百合の女王カサブランカが誕生します。
カサブランカを植えていると先祖返りでカノコユリに戻ってしまうこともあるようですね。


カノコユリ

デイゴ父の仕事の関係で、半年弱の間、復帰前の沖縄に住んでいたことがあります。

覚えているのは、車が右側通行だったこと・英語の絵本や臭いのきついクレヨンを買ってもらったこと・5セント硬貨を握りしめて駄菓子を買いに行ったこと・海岸の岩の隙間にいたタコに水をかけられたこと。
そして、B29の低く飛ぶ姿と爆音です。

今日は沖縄の本土復帰50年ということで様々な報道がなされていますね。
単純に喜べない人たちがいるのが存在しているのがなぜなのか、学んでいただきたいと思います。
沖縄に足を運んだら、有刺鉄線に囲まれた広大な土地や、今も人々の日常を掻き乱している爆音も目や耳で確かめてみましょう。

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