野口内科 BLOG

  野口内科は鹿児島市武岡に開業して46年を迎えました。
  当ブログでは、当院からのお知らせ、医療・健康に関する情報の他に、近隣の話題、音楽・本のこと等を綴ってまいります。

    診療時間 午前  9:00〜13:00
         午後 14:30〜18:00 (金曜は〜18:30)
    休診   日曜・祝日・木曜午後
    電話   099−281−7515
    住所   鹿児島市武岡二丁目28−4
    院長   野口 仁

         ▶▶▶ アクセスMAP
         ▶▶▶ バス路線図

 診療所こぼれ話

当院、待合室の植栽スペースに植えてあるピラカンサ
毎年冬になると、枝のいたる所にきれいな赤い実をつけて楽しませてくれます。

ただ、新しい枝は油断するとあっという間に伸びて、待合室の窓に衝突することもあります。
選定は欠かせないのですが、今年は天候不順でその機会を逃してばかりでした。
今の時期になると枝も硬くなってしまいますし、トゲも脅威を増します。

今年もたくさんの青い実を付けている状態なのですが、思い切ってピラカンサを撤去することといたしました。
もう少しすると、待合室から見る景色がちょっと変わります。


ピラカンサ

10年ほど前に、カノコユリの球根を一つ購入して自宅で植木鉢にて育てていたところ、数年経って庭のあちこちに増え始めました。
一部、邪魔になる場所に育ったものもあったので、昨年、球根を掘り起こして当院の診察室脇の植栽スペースに植え直し。
それが、先日見事に花を咲かせました。
ベニヒワ色の花弁に、その名の由来となった鹿の子模様がまぶされているのが特徴的です。

日本では、九州西岸と四国の一部で自生しており、甑島は群生地として有名です。
絶滅危惧種に指定されているようなのですが、自宅の庭では旺盛な繁殖力をみせており、当院でもやがてカノコユリだらけになってしまうのではないでしょうか。

シーボルトがカノコユリの球根を国外へ持ち出し、それが品種改良されて百合の女王カサブランカが誕生します。
カサブランカを植えていると先祖返りでカノコユリに戻ってしまうこともあるようですね。


カノコユリ

患者さんから四つ葉のクローバーをいただきました。
それも2つです。
散歩の途中で見つけたそうです。
早速、押し花にすべく本の間に挟みました。
ありがとうございました。


私の子供は四つ葉のクローバーを見つけるのがとても得意で、クローバーの自生している所にしゃがみ込むと、10分もしないうちに3つ4つ見つけます。
私が同じように探してみても、1つも見つけることができません。
次々と見つける我が子に、どうやって探し出すのか、そのコツを聞いたことがあるのですが、要するによく見ることらしいです。


この週末の連休、天気が良ければ四つ葉のクローバー探しにトライしてみようと思います。

クローバー


2月1日より、待合室では新しいベンチソファを利用していただいております。

これまでのベンチは、2007年に当院の30周年の記念として当時のスタッフからいただいた物でした。( → 30周年のいただき物 3 )
汚れがほころびが目立ってきていて気になっていたのですが、先月の水道管トラブルで水をかぶってしまったことで買い替えの決断をした次第です。( → ご迷惑をおかけしました )

パステル調のターコイズブルーがロールカーテンの淡いピンクとうまくマッチして、待合室が少し明るく感じられるようになりました。
座面が深く沈み込まないので、ご高齢の方が立ち上がる際に負担にならないはずです。
コンテンツが充実してきた当院のデジタルサイネージも、ゆったりと楽しんでいただけるのではないかと思います。( → 10月からデジタルサイネージ、開始してます )

ソファ

11月3日から与論島で再び新型コロナウイルスの感染例が報告され、5日までに24例が確認され、与論島で2度目のクラスターと認定されました。情報によると、職場や学校でマスク着用をしていない人もいたとか。
まだまだ、新型コロナは収束する気配がないので、三密を避け、マスクを着用し、手指消毒を怠らないようにしたいものです。

♦♦♦♦♦

そのマスク着用について、日常の診療の中での小さなエピソードを3つ、綴ってみたいと思います。


○○○ その 1 ○○○

あごマスク診察室に入ってくるなりマスクを外される方、顎の方へずらす方がいらっしゃいます。
そして、なぜか饒舌だったりします。
私の方からマスクを外すように指示することがあります。
咽頭や首のリンパ節を触診する時などですが、それ以外の際は、原則着用したままで診察をさせて下さいね。



○○○ その 2 ○○○

仮面新型コロナ禍が始まってから、当院に定期的に通院されるようになった方が複数いらっしゃいますが、なかなか顔が覚えられません。
マスクなしの顔を一度も拝見したことのない方もいらっしゃいます。
多分そのせいでしょう。
何回も通っていただいているのに、カルテの名前を見ても、その方のイメージが全く想起できないこともあります。
ヒトがヒトの顔を記憶する時に、鼻や口、顎のラインが大事なのでしょうか。
それとも顔全体なのでしょうか。
そんなことを思いながら診察にあたっています。



○○○ その 3 ○○○

フェースシールド聾唖の患者さんが何名かいらっしゃいます。
その方々を診察する時、私はマスクを外してフェイスシールドを着用します。
最初のうちはマスクをしていましたが、どうもしっくり来ないのです。
聾唖の方々は、表情や口の動きも捉えておられるようなのです。
筆談が中心なのですが、それだけでは伝わらない何かがあります。
それに気づいてから、フェースシールドの内側でオーバーアクション気味に表情を作るようにしています。
これまでよりもコミュニケーションがしっかり取れているような気がします。

「銅壷の水は腐らない」

人類は随分古い時代から、の持つ抗菌・抗ウイルス作用を活用していたようです。
様々な金属イオンに抗菌作用があるのですが、その中でも銀や銅のイオンは人には安全なもの。
その作用に着目して、院内感染予防対策として病院のドアノブや手摺りなどに銅素材を活用している施設も増えてきています。


新型コロナウイルスの感染者が世界中で増えていますが、先月「 New England Journal of Medicine」に注目すべき論文が掲載されました。( → Aerosol and Surface Stability of SARS-CoV-2 as Compared with SARS-CoV-1 )
新型コロナウイルスがどのくらい生存するのかを調べたものなのですが

● 空気中では最長で3時間
● 銅・段ボール・ステンレス・プラスチックの表面ではそれぞれ 4時間・24時間・2~3日・3日

という結果が得られたようです。( 下の図はクリックで拡大します )
銅は新型コロナウイルスに対してもしっかり効果を発揮するようですね。

covid19-copper


というわけで、当院でも銅の活用をあれこれ考えて活用しています。
まず、ドアノブに銅箔のテープを貼り付けてみました。
不器用なので、シワなく貼り付けができないのはご愛嬌。
また、来院された方に使っていただくボールペンを真鍮性のものにしました。
真鍮は、銅と亜鉛の合金ですね。
会計の際に使うトレーも変更しています。

もちろん、銅の持つ作用を過信するつもりはありません。
普段からの予防対策も従来通り怠りなく行ない、少しでも皆様に安心して受診していただけるよう心がけていきます。

銅ドアノブ

診察室の机現在、診察室の机とその周辺を整理しながら模様替えをしています。

きっかけは、机の上に昔からずっと置いておきながら全く使っていない物が気になり出したから。
それは、ソフトテレカードという電話帳です。
住所や電話番号を記入するカードがまとめてあって、蓋の上にあるつまみを目的の名前の頭文字に合わせてボタンを押すとその必要な部分が開くというもの。
アナログな事務用品ですが、今でも売られていますね。
ただ、記載されている中身が余りにも古いものばかりでしたし、主な連絡先は受話器のワンタッチボタンに登録してあるので無用の長物となっていました。

それを撤去し、デスクトップモニタを置く机上ラックを買い、複数あったファイル類を必要性の高いものだけに限定して置き、引き出しの中身も使用頻度の低い物は別の場所に移動し・・・。
と、連鎖反応的に次から次に断捨離しながら整理整頓していっています。

まだまだ、進行中で終わりをみていませんが、少しずつすっきりしていく机周りを眺めるのが毎日楽しみです。

5月は1日・2日も外来診療をお休みさせていただきます。( → こちらをご参照下さい )
その間に予定していた玄関先の工事ですが、1日でできるという話となり、先週木曜日の午後の休診時間帯を利用して作業に取りかかってもらいました。

何を設置したかというと、防風スクリーンです。
古い設計の建物で玄関の扉が一枚しかなく、特に冬場の空調には問題がありました。
風除室の設置などを以前から考えていましたが、検討の結果、スクリーンの方が現実的であろうということで落ち着きました。

手前にある階段を利用していただく時に多少不自由をおかけしますが、待合室での快適性はちょっぴり向上したのかなと思っています。

防風スクリーン01


当院の正面の道路に面した部分の生け垣に植えてあるベニバナトキワマンサクが花を咲かせています。
昨年に刈り込んだので、今年はあまり花を持たないだろうと思っていましたが、この気候のせいでしょう。
先月後半くらいから、独特の葉の色も相まって生け垣がきれいな赤に染まっています。

そんな中、一ヶ所だけ白い花をつけた枝が。
葉も緑色をしています。
元々、紅色の株は変種らしいので、先祖返りしたのかも知れませんね。
当院の前を通る機会がありましたら是非見つけてみて下さい。

ベニバナトキワマンサク

野良最近、当院周辺に野良猫が出没することが多く、皆様にご迷惑をお掛けしております。
どうやら、夜間を中心に当院近くの武岡中央公園で複数の方が餌を与えているようで、猫が我が物顔でうろつく機会が増えているようです。
猫の排泄物の臭いなどで不快な思いをされておられる方もいらっしゃることを念頭に置いて、野良猫に対して適切に接していただきたくお願い申し上げます。

9月17日は鹿児島市の内科休日当番でした。

タイフー台風18号が接近する中での当番は、特に診療開始に当たってとてもやきもきしました。
前日から台風情報をこまめに収集していましたが、いざ当日の朝を迎えてみると、6時くらいは風も雨も大したことなく、秋の虫の声すら聞こえていました。
しかし、8時前くらいから徐々に台風らしい天気に。
一番の問題は、スタッフが無事に出勤できるかどうかでしたが、何とか集まってくれて、1時間遅れの午前10時から当番の業務にこぎ着けました。
南九州市に台風が上陸した昼前後を中心に、雨も風もほとんどおとなしくなった時間帯を中心に患者さんが診察に来られました。
午後に入って吹き返しの強い時間帯があったものの、夕方には晴れ間もちらほら。
台風の北側の地域では大きな被害もあったようですが、無事に責任を果たすことが出来ました。
事前に鹿児島市医師会から、台風の状況をみて個々の医療機関で判断していいという連絡を受けていたものの、刻々と変わる天候に的確な判断が出来たかどうか。
今回の経験は、今後に活かしていきたいと思います。

A型インフルエンザの患者さんが複数いらっしゃったのが気になります。
ワクチン接種は10月から開始する予定ですが、その前に流行しなければいいのですが。




明日の開院40周年にあたり、たくさんのお花をいただきました。
ありがとうございました。

はな1

はな2

はな3

はな4




かざり2毎年大勢の方が集まる武岡団地夏祭り納涼大会、今年は今週末の29日に行なわれます。

当日の天気は今のところ良さそうですが、このところ突然の大雨が時々あるのが心配ですね。
会場となる武岡中央公園の水はけがあまり良くなく、すぐに水溜まりができてしまいますので。

毎年、お祭りに合わせて当院の玄関先に七夕飾りを作っていますが、本日設置しました。
いつも写真に収めるのですが、構図を決めるのに苦労します。
今回は当院の室内から窓ガラス越しに武岡中央公園も入るように撮ってみました。
例年になく長尺物が多いです。

夏祭りにお越しの際は、この七夕飾りも覗いてみて下さいね。

署名日本医師会による「受動喫煙防止対策を強化・実現するための署名活動」を当院でも実施させていただきました。

恥ずかしいことに、日本の受動喫煙による健康被害への対策は、世界保健機関 ( WHO ) の4段階評価で最低レベルに位置づけられています。
東京五輪開催にあたり、国際オリンピック委員会 ( IOC ) からもその対策をとるように求められています。
にも関わらず、抵抗する人々がいるのです。

今回、署名をいただきながら、たばこにまつわるエピソードをたくさんお伺いすることができました。
案外多かったのは、以前は1日何十本も吸っていたのに禁煙を達成できたという男性の声。
皆さん案外苦闘せずにピタッとやめておられるようでした。
また、近所の方がベランダなど屋外で吸う煙に参っている方も多いようです。
昔は、子供がたばこのおつかいに行かされるのは珍しいことではありませんでしたが、雨の日に「おまえは濡れても、たばこは濡らすな」なんて理不尽な要求をされた思い出を語る方もいらっしゃいました。

そして何より禁煙が実現したら、いろんな飲食店巡りをしたいという声が圧倒的だったことです。
禁煙による客の減少を気にする飲食店もあるようですが、たばこが嫌で暖簾をくぐらない方も多数いらっしゃるのだと知っておくべきでしょう。

様々な話を聞きながら署名をいただくことができて楽しかったです。
当院で集めた401名分の名簿は、本日医師会に届けさせていただきました。
ご協力、本当にありがとうございました。

ヒメ02当院のベニバナトキワマンサクの生垣の内側、待合室との間の細長いスペースの一部に、現在ヒメイワダレソウの花が咲いています。

この場所には、これまでにいろんな花を植えてきましたが、なかなか育ってくれませんでした。
日当たりが若干悪いのも確かなのですが、建物の上から雨垂れがボトボトと落ちてきて根腐れするのが一番のネックになっていたように思います。

グランドカバーとしてちょっとだけ植えていたヒメイワダレソウですが、そんな悪条件の中にあって、今年はきれいな薄紫色の花を揃えてくれました。
あまり増殖しすぎても困るんだけどな、と贅沢なことをつぶやきつつ、スマホで撮った1枚でした。

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