野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して42年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

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 診察室のBGM

boz.gif【診察室のBGM 34】


このアルバム、渋すぎます。
昨年秋にアメリカでリリースされていましたが、日本版のボーナストラックを確認してからと思い先月購入した Bozz Scaggs「Speak Low」
ジャズのスタンダード集といいながら、あまり知名度の高くない曲が多いのですが、最後まで感嘆のため息交じりに聴き入ってしまいます。
ギル・ゴールドスタインの手による、普通のジャズでは聴けないいろんな楽器を駆使したアレンジが見事で、そこに彼ののボーカルが絶妙に調和しています。

元々はブロードウェイミュージカルで使われた「Ballad of the Sad Young Men」
ハープとストリングスの音で始まりオーボエやフルートも奏でられる中を、 Boz が楽器の一部となって溶け込んでいきます。
この歌詞に唄われる寂しげな男たちも優しく包み込まれることでしょう。

奇しくもつい最近発売された Jane Monheit「The Lovers, the Dreamers and Me」でもこの曲が取り上げられています。
こちらもストリングスを中心としたアレンジ。
聴き比べてみるのも面白いです。

診察室のBGMに男性ボーカルは少ないのですが、今回の Boz のアルバムから全曲を流しています。

下の youtube 映像の 2分20秒位の所から紹介した曲を唄っている場面が現れます。


  →スピーク・ロウ



kkbpdatl.gif【診察室のBGM 33】


結成37年を迎えるマンハッタン・トランスファー
私が10代の頃から聴いているアーティストが未だに現役でいることは嬉しいものです。
今年も早々に日本にやって来ます。

メンバーの一人 Cheryl Bentyne は何枚かのソロアルバムを出しています。
2004年にリリースした「Cheryl Bentyne Sings "Waltz for Debby"」 は珠玉の1枚。
アルバムの全曲、バックに流れるのはケニー・バロンのピアノとレイ・ドラモンドのベースだけ。
そこへ彼女の熟練のエレガントなヴォーカルが重なり、聴く者に大人の贅沢な時間を提供してくれます。

数多くのアーティストにカバーされるデューク・エリントンの名曲「In a Sentimental Mood」
この美しいバラードの歌詞の中にある「暗がりを照らす炎」のような温もりが、三人の絶妙なコンビネーションによって紡ぎ出され、心の底まで包み込まれてしまいます。

診察室のBGMでどうぞお楽しみください。



  →シングズ・ワルツ・フォー・デビー


zd0dj6lh.gif【診察室のBGM 32】


12月の診察室のBGMは恒例のクリスマスソングに衣替え。
今年は100曲を超えました。

昨年は akiko のクリスマスアルバムを紹介しましたが、今年は KOKIA「Christmas gift」
二人の名前はちょうど逆になっているのはおわかりでしょうか。

闊達で躍動感溢れるakikoのボーカルとはまた異なって KOKIA のたおやかで暖かく包み込むような声はクリスマスキャンドルの炎のよう。
アルバム冒頭の「Amazing Grace」からうっとりさせられますが、次の「Hallelujah」のまた素晴らしいこと。
ピアノと途中で絡むソプラノサックスをバックにした敬虔なる歌声。
街の浮かれた賑やかさとは異なる本当の聖夜の意味を考えさせられるような気分になります。

ジャケットなどのデザインを KOKIA 自ら手がけ、デビュー10周年を記念して発売されたクリスマスアルバム。
今から買っても遅くありません。



  →Christmas gift

_ghovdq1.gif【診察室のBGM 31】


ヘビメタもあれば、フラメンコギター風もあり、そして琴の響きもあり。
Jake Shimabukuro のウクレレからは信じられないような多彩なサウンドが紡ぎ出されます。
先月、鹿児島で行われた Jake のライブは素晴らしいの一言でした。

いろんなテクニックを吸収する彼は、ホノルルのウクレレ教室では異端児扱いで他の生徒とは一緒にレッスンを受けさせてもらえなかったとか。
しかしウクレレという楽器の秘めた魅力を引き出した彼の功績は大きいですね。

この「Ichigo Ichie」をあでやかに弾きながら客席に降りてきた時にしっかりと見させてもらいましたが、彼の持つカマカのウクレレは、コアの木の一番いいところを使っているのでしょう。
木目が対称をなしたダークブラウンのボディーは息を飲むような美しさと小さな楽器とは思えない重厚な質感を持っていました。

図抜けたアーティストと稀少な楽器とが生み出す音色を心ゆくまで堪能できて幸せでした。
診察室でも流さない理由はありません。



  →YEAH.

ky2tds3f.gif【診察室のBGM 30】


このシリーズで 佐藤正美 を紹介するのは 2回目になります。
と言っても最初はCariocaというグループとしてでした。

グループ解散後たくさんのソロアルバムを出していますが、「森と奏でるギター」は戸隠の森の中での演奏を録音したものです。
「朝もやの中で」から「黄昏の彼方に」まで、森の一日を綴る形で展開しますが、小鳥たちのさえずりやせせらぎの音も入っていて自然と一体となった彼のギターの優しい響きは癒しの極致です。

何年経っても Carioca 時代からのテイストを持ち続けていてくれるのはファンとして嬉しい限り。
診察室が森の空気に包まれます。



  →森と奏でるギター

njoklbv0.gif【診察室のBGM 29】


華奢な体ながら繰り出されるのはパワフルで情熱的なピアノ。

出身地の有名な民謡である八木節をジャズにアレンジして聴かせる 山中千尋 が今年リリースしたアルバム「After Hours」には「オスカー・ピーターソンへのオマージュ」というサブタイトルが付けられています。
昨年末に亡くなったオスカーへの敬意を込めながらも彼女流の世界に昇華させた曲の数々。

その中でこの「Sioux City Sue New」
元気印の彼女の曲は診察室のBGMとしては使いづらいものが多かったのですが、これは落ち着いていて暖かみがあり、癒しには最適と思います。
展開も面白いです。
元々キース・ジャレットの曲なんだそうですが、私はこのアルバムで初めて聴きました。



Youtubeにて八木節を弾くビデオを見つけましたので貼っておきます。




  →アフター・アワーズ~オスカー・ピーターソンへのオマージュ







grozddf_.gif【診察室のBGM 28】


CMで流れていた歌声が耳に留まりました。
前から気になっていたアーティストですが、やっぱりこの人の気怠さを帯びた甘い声は診察室のBGMに使わねば。
このCMをきっかけに 原田郁子 の新しいソロアルバム「ケモノと魔法」を即購入した次第です。
しかし、CMの曲はCDにする予定はないんだとか。

驚いたのは先月松永貴志のところで紹介した、外山明水谷浩章もアルバムに参加していること。
更に同時期に行われている原田郁子と松永貴志のツアーを掛け持ちしているんですね。
随分と音楽性の異なるアーティストに二人のリズムが絡んでいるのはとても興味深いことです。

初回限定版には彼女の描いた絵本が付いてきます。
音楽を流し、歌詞カードも兼ねたこの本を読みながら、「ユニコーン」の正体は一体何だろうなどと考えていると、知らぬ間に彼女の世界に引き込まれています。



  →ケモノと魔法(初回限定盤)

9vrbdyao.gif【診察室のBGM 27】


先月末、松永貴志 のライブが加音ホールであり足を運んで来ました。

正直、一番のお目当てはドラムの外山明であったことを告白しておきます。
UAのコンサートで彼のパフォーマンスに度肝を抜かれたのですが、今回も独特のスティックさばきはもちろん、時折見せる立ち上がっての演奏も十分堪能しました。

松永貴志の新しいアルバム「地球は愛で浮かんでる」からの曲を中心に、ベースの水谷浩章も含めた豪華なトリオによる名演奏で、いやはやとても刺激的な一夜を過ごせて大満足でした。

このアルバムの冒頭を飾る「時の砂」は、初めて作ったラブソングなんだそうです。
いつもの彼の疾走感と情熱のほとばしるイメージとはまた異なって、意表をつかれる情感たっぷりのピアノ。
20代になって魅せてくれた新たな一面は、才能の無限の広がりを感じさせます。

診察室で早速流してライブの余韻に浸っています。


6ekjdo1i.gif【診察室のBGM 26】


「Smoke Gets In Your Eyes」を私が最初に聴いたのは確かパティー・オースティンのアルバムだったと思います。
そして、土岐英史 の 92年のアルバム「In A Sentimental Mood」の最後を飾るのがこの曲でした。

邦題は「煙が目にしみる」と言い、歌詞にざっと目を通して最初のうちはタバコの煙をイメージしていましたが、よく読むと消えてしまった恋の炎のほのかにくゆる煙だったのですね。

学生時代にチキンシャックで土岐英史のサックスを知り、チキンシャックはもちろんのことソロでのアルバムもずっとお気に入りで今でも聴いています。
様々な音楽要素の混じった都会的なフュージョンを楽しませてくれるチキンシャックとは打って変わって、このアルバムは彼のサックスの何とも艶やかな音色で本格的なジャズをたっぷりと堪能させてくれる 1枚です。

豊かな表現力で目どころか体の芯まで染み込む「Smoke Gets In Your Eyes」、たまりません。
診察室に彼のサックスが響きわたると贅沢で豊潤なひとときを味わうことができます。


cyoqfm6n.gif【診察室のBGM 25】


大好きな曲であっても、アップテンポであったりやや耳障りであったりして、診察室のBGMとしては利用しづらいものが多々あります。

ピーポ・ブライソンロバータ・フラックがデュエットした名曲「Tonight I Celebrate My Love」
ディズニー映画「美女と野獣」の中でも使われ、結婚式のBGMなどでも定番となっています。
素敵なバラードなのですが、リラクゼーションを目的に曲を流すには二人の声量もバックの音も線が太い感じなので躊躇していました。

何とかできないかと思って探し当てたのが 西脇睦宏 によってオルゴールの曲として耳に優しくアレンジされたもの。
お気に入りの曲をやっと先月末から皆さんにも聴いていただけるようになりました。

このGWに利用したホテルのフロントで朝、偶然にもこのオルゴールの調べが流れていました。
これにはびっくりでした。


下の映像、ディズニーのアニメーションで元歌をお楽しみ下さい。



1_1rbm9u.gif【診察室のBGM 24】


Emilie-Claire Barlow
彼女の凄いところは、歌だけではなく、曲のアレンジもアルバムのプロデュースも彼女自身がやっていることです。

タイトルでもあり、アルバムのオープニングを飾る「The Very Thought Of You」は1930年代の曲なのだそうです。
邦題は「君を想いて」。
甘く、清らかで美しい彼女の歌声が、恋しさにつのる切ない気持ちを見事に表現しています。
そして彼女がこの曲に選んだフリューゲルホルンがこれまた柔らかく絶妙に絡んで、もうとろけてしまいそうです。

アルバム全体を通して彼女の魅力が遺憾なく発揮されあっという間に最後まで聴けてしまいます。
お国がカナダということもあってか、何曲かはフランス語で披露。
聞き慣れたスタンダード曲も新鮮に感じます。
このアルバムからだけでも 5曲も選んで診察室のBGMとして流しています。



  → 「The Very Thought Of You」

yayovwdi.gif【診察室のBGM 23】


前回バート・バカラックのことを少しばかり書きましたが、日本のヒットメーカーと言えば、筒見京平を外すわけにはいきません。
昨年は彼の作品を集めたトリビュートアルバムも発売されました。

そのアルバムにも収録されていた「人魚」は元々NOKKOが作詞し、唄った曲です。
この曲を 羊毛とおはな「LIVE IN LIVING '07 」の中でカバーしています。
たっぷりの声量で熱唱するNOKKOのオリジナルとは違い、千葉はなのハスキーで耳によく馴染むヴォーカルが、羊毛こと市川和則のアコースティックギターの弦の響きにのってちょっぴり切なく診察室を包み込みます。

このアルバムではバカラックの「I'll Never Fall In Love Again」もカバーしています。

返す返すも残念なのは、都合がつかず彼らの先月の鹿児島のライブに足を運べなかったこと。
今度はチャンスを逃さないよう万難を排さなくては。

それにしてもこの曲、何で「人魚」というタイトルなんでしょうか。



  → 「LIVE IN LIVING’07」

p7ntgipm.gif【診察室のBGM 22】


数々の名曲を世に送り出したバート・バカラック
今年で80歳になるそうですが、現役バリバリで今月は日本にもやって来ます。

そんな彼の作品ばかりを集めた平賀マリカ「Close To Bacharach」
アルバムタイトルは彼の作品でカーペンターズが唄った「Close To You」に引っかけてあることは言うまでもありません。
彼女の歌唱力は文句のつけようがなく、それを支えるのはマンハッタン・ジャズ・クインテットの隙のない演奏。
ここまで完璧だとちょっとつまらないなあと感じてしまうのは贅沢でしょうか。

ディオンヌ・ワーウィックが、グラディス・ナイトエルトン・ジョンスティービー・ワンダーと共に唄って大ヒットした「That's What Friends Are For」
アルバムからはこの曲を選んで診察室で皆様に聴いていただいています。
元々は映画音楽でロッド・スチュワートが先に唄っていたんですね。
バカラックの美しいサウンドマジックにジャジーさが加味されて、さらに輝きを増しています。



  → 「Close To Bacharach」

kj5kgx6r.gif【診察室のBGM 21】


クリスマスが終わってから、診察室のBGMも通常モードに戻っています。
新年になり、曲の入れ替えを若干ながら行いました。

年末に曲探しをしている時に無性に聴きたくなったのが、このRick Wakemanのピアノ。
プログレッシブロックの雄、イエスのメンバーとして活躍していましたね。
クラシックの素養に裏打ちされた彼のキーボードは、スピーディな指さばきから美しいメロディを紡ぎ出し、イエスの音楽性を高めていました。

ソロとしておびただしい数のアルバムを出していますが、86年に出した「Country Airs」ではイエス時代とは打って変わって、環境音楽のはしりとでも言うべき、和みのピアノをふんだんに聴かせてくれます。
アルバム中の「Morning Haze」は三拍子のバロック調で、朝もやにかすむ高原の森林の中にいるかのごときすがすがしい気分に誘ってくれます。
ベーゼンドルファーの透明感のあるピアノの音色、その魅力も十分に引き出されています。

このアルバムを含む「Airs」三部作は、癒しのBGMとして一聴の価値ありです。



  → 「Country Airs」

myrrnqa2.gif【診察室のBGM 20】


師走の診察室のBGMではクリスマスソングを皆様にお聴きいただいております。
昨年は手元にある曲をかき集めておよそ40曲でしたが、今年は倍増です。
いつもと違って賑やかな曲が多いのですがご容赦下さい。

お気に入りながら診察室ではなかなか曲を流せないアーティストも結構います。
ジャズポーカリスト、akikoもそんな中の一人。
この「a white album」は一ヶ月以上前に入手し、満を持しての披露となりました。
元ピチカートファイブの小西康陽がプロデュースしたセンスのいい遊び心満載の元気なクリスマスアルバムです。

「Winter Wonderland」は、彼女の切れの良い艶やかな声と、The Ska Flamesの奏でる小気味よいサウンド思わず踊りたくなるような楽しい曲に仕上がっています。

「Winter Wonderland」はダイアナ・クラール大野雄二トリオ野村義男のバージョンも用意してあります。



  → 「a white album」

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