野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

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 診察室のBGM

gzdvdlxw.gif【診察室のBGM 15】


前回紹介した Aricoのアルバムが朝に白む前の夜空をモチーフにしたものとすれば、
フランスの女優 Charlotte Gainsbourg が昨年リリースした「5:55」
ベッドで眠れずに過ごして迎えた夜明け前ような気怠さを全体に漂わせています。

セルジュ・ゲンズブールを父親に、そしてジェーン・バーキンを母親に持つ彼女が
囁くように歌うアルバムの中の一曲「Beauty Mark」
ちょっぴり暗喩的でもあるシンプルな歌詞は診察室のBGMにはそぐわないかも知れません。でも母親とはまた一味違う甘ったるさを帯びた声は、その眩惑の囁きを耽美的にやさしく包む音色と相まって聴く人を惹きつけます。

このアルバムからはもう一曲選んであります。彼女の声に存分に浸ってみて下さい。







  → “5:55”

4rj4cf_4.gif【診察室のBGM 14】


Arico のアルバム「ときあかり」
まず最初にCDジャケットが美濃の手漉き和紙にくるまれていることに意表をつかれます。そしてよく見るとその和紙に、タイトルや曲目がさり気なく浮き出しプレスされていることに気づきます。

ときあかり、とは明け方の東の空が白むこと。漢字では「時明かり」と書くようですが、
もしかすると「鴇色 (ときいろ)」にも引っかけている言葉なのかも知れません。
この言葉のイメージから即興で演奏したという曲に始まるアルバム全体、玄遠な宇宙空間へ溶けていくような繊細なピアノの音色で満たされています。

「月待ち」の流れるようなメロディは、和紙の心地よい肌触りにも似て。
そして柔らかに叙情詩のように心に染み入って、聴覚から呼び覚まされた視覚が様々な情景を描いていく・・・。
そんな感じでしょうか。

このアルバムのほとんどの曲を診察室で聴いていただけます



  → 「ときあかり」

cew6lri0.gif【診察室のBGM 13】


邦題「大地は怒る」という映画のテーマ曲であった「On Green Dolphin Street」は、
ビル・エヴァンスマイルス・デービスソニー・ロリンズなど
ジャズ界の大御所がこぞって演奏しているスタンダードナンバー。
iTunes Storeで検索しただけで、125曲もヒットしました。

ギタリスト George Cotsirilos
この人、よく知りません。そもそも姓は何て読むのでしょうか。
だけど、たまたまインターネットラジオで出会って即、気に入ってしまったのです。
彼が世に出したアルバムは 2枚だけ。1枚はトリオ物で、そこではエレキギターをやっていますが、
アルバム「Silenciosa」は全く雰囲気が異なり、アコースティックギターのみで全編とても心地よく聴かせてくれます。
この「On Green Dolphin Street」、よく聴かないとお馴染のメロディーが分からないほど彼なりにアレンジされ、とても流麗な感じに仕上がっています。

これ以外の曲も合わせて 5曲、アルバムから選んで診察室で流しています
なお、二つのアルバムとも日本で正式にリリースされていませんのでご注意を。




  → 「Silenciosa」

kprbowkk.gif【診察室のBGM 12】


最初に 村松健 の作品を聴いたのが1984年。
アジサイを意味する「Hydrangea」という清々しい曲でした。
この作品の収められたアルバムには大貫妙子ナニワエキスプレス東原力哉清水興など豪華な面々がゲスト参加していたのを覚えています。
とても好きなピアニストなのですが、アルバムを矢継ぎ早に発表するそのペースにいつしかついていけなくなってしまいました。

その彼が現在奄美大島に住み創作活動をしていると、鹿児島に帰ってきてから知って私はびっくり。
そして久しぶりに彼のアルバムを手にすることになりました。

奄美で過ごす中から生まれたアルバム「88+3」は、ピアノの鍵盤の数と奄美の三線の弦の数を意味します。
アルバムの中の何曲かで彼自身の演奏する三線の音色も楽しめます。
「誰も知らない島へ」のピアノと三線の織りなす響きはどこか懐かしい世界にいざなっているようです。





  → 「88+3」

wvgsqban.gif【診察室のBGM 11】


ヴォーカルとギターというシンプルな構成のユニット Fried Pride
Shihoの魂の奥底から湧き出すハスキーでいて艶のある天性の歌唱力と、横田明紀男の華麗なるテクニックのギターに、心も体も揺さぶられます。
幅広いジャンルのナンバーをこなしつつも全く芯のぶれない、これぞフラプラという音楽性に彼らの魅力があります。

選曲も見事なアルバム「MusiCream」では初めて日本語の曲にいくつか挑戦しています。
その中の一つがオリジナルラブの名曲「接吻KISS」
これは何という甘美な調べでしょう。何という切なさでしょう。
フラプラ流に消化されて、曲の魅力はさらに昇華。
この曲が診察室に流れてくると頭が鑑賞モードに入ってしまい、診療がおろそかになってしまいそう。


さて、そんな彼らの音楽を五感でいっぱいに味わうべく、明日鹿児島で行われるライブに行く予定にしています。


追記) ライブの終わりに診察室で曲流してます、と伝えました。
    サインしてもらったCDは宝物にします。





  → 「MusiCream」

jackie.gif【診察室のBGM 10】


診療所のBGMの中で、日本でCDが正式リリースされていないアーティストの紹介第2弾は Jackie Allen です。

インターネットラジオでたまたま出会った彼女のちょっぴりハスキーで柔らかな声に、たちまち魅了されて以来のファンです。

新しいアルバム「Tangled」の中に収められた、かつてShirly Hornも唄っていた「Solitary Moon」を彼女の声で聴いていると、月の光に優しく絹のように包まれた気持ちにさせてくれます。

最近気づきましたが、iTunes storeでは売ってますね。是非試聴してみてください。

Moonにいろんな形容詞をつけた曲があります。特に色の形容詞が多いですね。
「Silver Moon」や「Cobalt Moon」「Pale Moon」などはまだ眺めた記憶のある色ですが、
歌詞の中に「Blood-red moon」というちょっと凄い表現の出てくる曲もあります。
月の輝きは時にとても神秘的ですが、皆さんはどのような色の月を見たことがあるでしょうか。





  → 「Tangled」

uzb8ymrn.gif【診察室のBGM 9】


診察室で音楽を流し始めて3ヶ月程経ちましたので、若干曲の入れ替えを行いました。

CDが日本で正式リリースされていないお気に入りのアーティストを紹介してみます。
今回は Greta Matassa

彼女の歌声には、うまい! と唸ってしまい、つい聴き入ってしまいます。
情感たっぷりに、躍動的に、自由に操るその声で目の前に物語がくっきりと浮かび上がってくるようです。

彼女のアルバム「Favorites From a Long Walk」はどれをとっても素晴らしい曲ばかりの佳作なのですが、
外来で流す曲はあくまでリラクゼーションを主眼にしているため、2曲だけチョイス。
全部聴いていると本当に仕事そっちのけになってしまいますから。





  → 「Favorites from a Long Walk」

03m7yphd.gif【診察室のBGM 8】


診察室のBGMで御高齢の方に好評の曲。
第二弾として紹介するのは、Ann Sally のアルバム「Moon Dance」に収められた「蘇州夜曲」です。

渡辺はま子の唄ったこの曲を、
まさに癒しという言葉がぴったりの彼女の声で、そしてその声を十分に活かすピアノとギターだけのシンプルなアレンジで聴かせてくれます。

昔の曲はやっぱりいいですね、という患者さん方からの声を一番多く聞く曲でもあります。

ちなみに Ann Sally は私と同じ、内科医でもあります。





  → 「ムーン・ダンス」

o18zspil.gif【診察室のBGM 7】


クリスマスも終わり、診察室の音楽も普段通りに戻しました。

今日紹介するのは、御高齢の方々にとても好評な曲です。
Ozzie Kotani「Kokoni Sachi Ari」
そう、大津美子の代表作「ここに幸あり」のスラックキーギター版です。

このCDは知り合いから頂いたもので、それまでスラックキーギターなんて全然知りませんでした。Ozzie Kotani なる人物も未だに良く知りません。
ともあれ、普通より弦を緩く張ってギターを演奏するハワイ独特の音楽は、その緩さが何とも耳に心地よいのです。
「癒されますねぇ。古い唄はやっぱりいいですねぇ。」と歌詞を口ずさむ患者さんもいらっしゃいます。

スラックキーギター関係の曲は15曲、診察室で聴いていただけます。





  → 「カニ・キー・ホーアル」

qincsbce.gif【診察室のBGM 6】


1989年にスヌーピー誕生40周年を記念してリリースされた「Happy Anniversary, Charlie Brown!」は、錚々たるメンバーによるコンピレーションアルバムで、ジャズとしても十分楽しめる内容になっています。
その中から Patti Austin「Christmas Time Is Here」を期間限定のクリスマスソングとして現在流しています。

Dianna Krall「Christmas Songs」からも同じ曲をチョイス。

貫録のある大御所のボーカルと、しっとりとしたピアノ弾き語りを比較して聴いていただけます。




  → 「Happy Anniversary, Charlie Brown!」

9rzmtfld.gif【診察室のBGM 5】


外来のBGMに12月限定でクリスマスソングを織り交ぜることにしました。
今日から早速外来の患者さんには耳にしていただいています。

木住野佳子 (きしのよしこ) のアルバム「My Little Christmas」から「Silent Night」をはじめとして全曲を選びました。
どうしてこんなに柔らかで素直な音色が出せるのだろうか、と彼女の奏でるピアノを聴くたびにいつも思います。

10年来お気に入りで聴いている彼女の作品は、普段のBGM用にも20曲程選んであります。





  → 「My Little Christmas」

abnmwyth.gif【診察室のBGM 4】


診察室でのBGMを始めて1ヶ月、手始めに200曲程をチョイスして流していましたが、
若干曲の追加を行いました。今回はその中の一つを紹介します。

ジャズピアニスト Saya の新譜「Twilight」から、
ジョニー・ミッチェルの名曲である「Both Sides Now」を選んでみました。

レコード会社の戦略なのでしょうが、昔は本来のタイトルや歌詞とは無関係にイメージだけで邦題がつけられることが多くありました。
この曲の邦題は「青春の光と影」。歌詞にはlightもshadowも一言も出てこないのですが。

そんなことは気にせずに、女性らしいタッチのピアノでゆったりとした時を過ごしましょう。





  → 「Twilight」

b59t0qno.gif【診察室のBGM 3】


ベット・ミドラーの主演した映画のタイトルでもあり、かつ映画中で唄われる「The Rose」。数多くのアーティストにカバーされた名曲で、ご存知の方も多いと思います。

溝口肇 のアルバム「Angel」では、その冒頭を飾っています。
この曲は歌詞がとても秀逸なのですが、チェロのソロで情感たっぷりに奏で上げ、
本来この曲の持つ意味以上の魅力が引き出されているのではないでしょうか。
「The Rose」、ここに極まれり、と言っても過言ではありません。
ちなみに、日産のCMにも使用されていました。

溝口肇は 20年来聴いているお気に入りのアーティストで、診察室用には25曲ほど選んであります。

最近、子供に付き合ってディズニーチャンネルを見ていたら、ベット・ミドラーが魔女役で出ていました。
とてもはまり役。時代の流れを感じます。





  → 「Angel」

fjcgolho.gif【診察室のBGM 2】


1987年まで活動していた Carioca が、1984年に発表した「Pale Moon」のオープニングを飾る曲です。
佐藤正美のアコースティックギターと今は亡き乾裕樹のピアノが何とも心地よく響きます。

当時はまだLPの時代で、水墨画のようなレコードジャケットには見飽きることがありませんでした。これは加納典明の手によるもので、彼の映像とのコラボでレーザーディスクも売られていました。
アルバム全体が美しい癒しのサウンドばかりです。
最近、iTunes storeでも扱われるようになり、購入して懐かしく何度も聴いています。

佐藤正美はその後ソロで、乾裕樹はおかあさんといっしょやアニメの音楽などで活躍。
(「パンダうさぎコアラ」などご存知ではないでしょうか)
手持ちのCariocaの作品からはこの曲も含めて8曲を選んで診察室で流しています。





  → 「PALE MOON」

vyhqnrxm.gif【診察室のBGM 1】


今回から、診察室のBGMに選んだ曲を紹介していきます。
手始めに紹介するのは Jane Monheit の1曲です。

透明感のある優しい伸びやかな声。癒しにはぴったりだと思います。
アルバム「Taking a Chance on Love」は、数々のミュージカル作品をその魅力ある歌声で聴かせてくれます。彼女の声を遺憾なく引き出すアレンジも見事。
「Over the Rainbow」は控えめなオーケストラが彼女の魅力を際立たせています。
このアルバムからは他に5曲をチョイスしました。

また「Over the Rainbow」は村治佳織の作品も選んであります。柔らかでいてなおかつ表現豊かな彼女のギターにうっとりさせられます。
最近では、UA X 菊地成孔の「Over the Rainbow」も強烈な印象を残してくれました。








  → 「Taking a Chance on Love」

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