野口内科 BLOG

  鹿児島市武岡に開業して41年の野口内科です。
  医療・健康に関する情報はもちろん、近隣の話題、音楽・本のことなどを綴ってまいります。

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 診察室のBGM

i-love-a-piano.gif【診察室のBGM 46】


全曲ボーカルとピアノだけ。
コラボした 7人は著名なピアニスト達ばかり。
しかも一発録り。
自身のヒット曲を新しい切り口で魅せてくれる「I Love a Piano」
聴いていただければ、私の野暮な解説など要らないでしょう。

今井美樹 を最も代表する「Pride」で共演したのは塩谷哲 ( しおのやさとる ) 。
彼のピアノは曲によって時に力強く、時にメロウにと変幻自在ですが、この曲ではとことん優しく一つ一つの音色を愛おしく弾いていて、弦の余韻が今井美樹の澄んだ声と相まって体の芯まで染みてきます。
彼のオリジナル曲も以前から診察室のBGMとして何曲か使っております。

201001051509504919.gif【診察室のBGM 45】


診察室の BGM は通常モードとなり、曲を若干入れ替えてお届けしています。

新しく加えたものとして、昨年 樹里からん がリリースしたアルバム「She -loves jazz-」からのセレクトがあります。
彼女の2008年のデビューアルバムは海外でも非常に評価が高く、新譜をとても楽しみにしていました。
前回は男性ヴォーカル物のポップスをジャズに仕上げた曲が中心となっていましたが、今回は映画にも使われた曲が中心で女性物もあります。
前作に比べるとアレンジに相当力を入れていて、クオリティが高く、曲毎に様々な楽器が登場します。
そんな中、アルバムタイトル曲 (であろう)「She」はピアノだけをパックに彼女の声を前面に押し出しています。

この曲はシャルル・アズナブールが作って自ら唄う他に、エルビス・コステロのバージョンが映画「ノッティングヒルの恋人」で使われたことで有名。
当院では、既に溝口肇のチェロと小曽根眞のピアノ、そして西脇睦宏のオルゴールでも楽しんでいただいております。



  → She-loves jazz-

RS.gif【診察室のBGM 44】


12月、診察室の BGM はクリスマスソングに替わります。
この一ヶ月間は普段は流すことのないアーティストの曲も登場します。

今回紹介するのは Rick Springfield が 2年前にリリースしたクリスマスアルバム「Christmas with You」
彼のアコースティックギターにコーラスも担当している彼自身のハスキーな声が重なって、じっくり味わえるキャロルの数々。
インストゥルメンタル曲もあって心を暖かくしてくれるアルバムです。

「I'll Be Home For Christmas」は戦地にいてこの時期に家に帰れない兵士の気持ちを代弁したビング・クロスビーのヒット曲ですが、アルバム中の他の曲と違ってジャズ風のアレンジで楽しい雰囲気に仕上がっています。

彼は80年代前半を中心に人気を誇りましたが、アイドル的な扱いで圧倒的に女性ファンが多かったと思います。
でも、私も好きでこっそり聴いていました。
アイドルといえば Japan 解散後のデビッド・シルビアンなんかも結構お気に入りでしたが、二人とも現役で活躍しているのは嬉しい限りです。

今年で還暦ながら昔とちっとも変わっていない彼は、来年日本でライブをやるようですね。
下の YouTube 映像はアルバム表題作のものです。

□ 関連記事 KOKIA 「Hallelujah」akiko 「Winter Wonderland」Patti Austin「Christmas Time Is Here」木住野佳子「Silent Night」



  → Christmas With You



fried-pride.gif【診察室のBGM 43】


待ちに待った 3年ぶりのFried Pride の新譜「A Time for Love」はポジティブな歌詞のラブソングを集めたコンセプトアルバムとして登場しました。
日野皓正の強烈なインパクトのトランペットが鳴り響くオープニングの「Sway」から先月の診察室のBGMの欄で書きました「You and the Night and the Music」の締めまでフラプラサウンド満載でお気に入りの一枚です。

診察室で流している曲の一つ「A Lover’s Waltz」
これは何とショパンの夜想曲第2番なんです。
クラシックにも挑んで見事にフラプラ流に仕上げてしまうのですから本当に恐れ入ります。
リーダー横田明紀男のギターとShihoのスキャット、うっとりさせられるのは美しい旋律だけが理由ではないでしょう。

Shihoのスキャットは溝口肇のアルバム「世界の車窓から Next Journey」の中の「Shine」という曲でも聴くことができるのですが、ご存知でしたか ?
もちろん、この曲も以前から診察室でお聴きいただいております。



   □ 関連記事 Fried Pride 「接吻 KISS」溝口肇 「The Rose」



  → A TIME FOR LOVE

HK.gif【診察室のBGM 42】


今回紹介するのは、前回の「診察室のBGM」で予告していたアーティスト、Hilary Kole

今年出た「Haunted Heart」は彼女にとってのファーストアルバムです。
最初といってもかなりのキャリアがあり、選曲からアレンジまで自身がこだわりを持って作ったようで、シンプルで心地よいスイング感の中、表現力豊かな彼女の声がスタンダード曲に新たな彩りを与えた見事な仕上がりのアルバムです。
特に、前回紹介した「What'll I Do」やタイトル曲である「Haunted Heart」などのスローバラードにおいては、彼女の気品ある情感のこもった歌声にたちまち魅了されてしまいます。
どういうわけかジャケットの写真が国内盤と米国盤では異なるようですね。

「Haunted Heart」はハワード・ディーツアーサー・シュワルツのコンビによる1948年の作品。
フランク・シナトラの歌やビル・エヴァンスの名演で知られますが、メロディはもちろん、とても簡素な歌詞もいいですね。
このコンビによる作品には「Dancing in the Dark」や「Alone Together」「You and the Night and the Music」といった名曲があります。

来月は「You and the Night and the Music」にちなんでアーティストを紹介する予定にしておきます。



  → 「Haunted Heart」

NH.gif【診察室のBGM 41】


圧倒的な声量でソウルフルに歌い上げる、というのが黒人ボーカリストのイメージなのですが、Nicole Henry の歌声は黒人のそれであるのに優しくてシルキーさも兼ね備えています。
彼女の曲が流れてくると、仕事をしながらでもつい手を止めて聴き入ってしまう魅力的なボーカルです。

「ホワイト・クリスマス」の作者であるアーヴィング・バリーンの名曲「What'll I Do」はロバート・レッドフォードの主演した「華麗なるギャッツビー」という映画の主題歌としても知られています。
この切ない失恋の歌を唄う様子をYouTubeで見つけましたのでブログに貼ってみました。
モデルや女優業もこなしているという彼女の艶やかなステージの様子をお楽しみください。
もちろん、診察室でも流れていますよ。
他にもアルバム「The Very Thought of You」から何曲か選んでいます。


  → 「The Very Thought of You」




さて、この「What'll I Do」はもう一人別のアーティストのバージョンもBGMとして流しています。
今月、来日してライブの真っ最中のようですが、次回はその人をとりあげてみたいと思います。

BB.gif【診察室のBGM 40】


Sliding Hammers
何じゃこりゃ・・・全く知識もなく最初にこのグループ名を聞いた時の正直な感想です。
でもトロンボーンを操るハマーという姉妹のことだと分かって納得した次第。

息のぴったりと合った肩の凝らないトロンボーンのデュオですが、曲によってはミミ・ハマーのヴォーカルも堪能できます。

来日を記念して発売された「Bossa & Ballads」というベスト盤を最近手に入れたのですが、とても気に入ってしまい、早速何曲かを診察室のBGMに使い始めました。

美しいバラードの名曲「Skylark」
これまで色々なアーティストで聴いてきましたが、彼女たちの奏でるこの歌もなかなかのもの。
この曲ではミミはヴォーカルに専念し、カリン・ハマーのトロンボーンしか聴けないのですが、ほのぼのとした声と温もりを感じるトロンボーンの音色、このゆるーい感じに癒されてしまいます。

「Skylark」は先に紹介した Boz Scaggs のバージョン ( こちらも素晴らしいアレンジに涙が出てきます ) も診察室には流れています。


  →Bossa & Ballads

voices.gif【診察室のBGM 39】


マイケル・ジャクソンが亡くなって2週間弱。
騒ぎはまだ収まる気配がありません。
受診していただく方のリラクゼーションを考えている診察室のBGMでさすがに彼の歌声は流していませんが、一曲だけ彼の作品があります。

日本の女性ジャズボーカリストの女王 Keiko Lee がとり上げたのが「Human Nature」
彼女がどんなアーティストのどんな曲を選ぶのか、そしてどのように彼女流に表現されるのかいつも楽しみにしていますが、この「Human Nature」も非常に秀逸な作品の一つで、オリジナルよりも私は気に入っています。
ギル・ゴールドスタインのアレンジで、彼女自身のフェンダー・ローズの弾き語りに、ロン・カーターのベースが絡みます。
さらにミュートしたトランペットやストリングスが重なって、ぐっと落ち着いた雰囲気が何ともたまりません。

手持ちのベスト盤「Voices」から何曲か選んだ中の一つですが、元々は「Day Dreaming」というアルバムに収録されています。


  →Voices~Best of Keiko Lee

Alyssa.gif【診察室のBGM 38】


このところ昆虫の話題を続けてお届けしましたが、診察室のBGMの紹介もその勢いに乗って「Butterflies」といってみましょう。

唄っているのはAlyssa Graham
ギタリストである夫と大げんかをした後、仲直りの印として夫が作ったラブソングで、アルバム「Echo」に収められている中でも特別な思いのある曲なんだそうです。
多重録音による自身のハーモニーは感傷的でいて暖かみがあり、そこへ夫のアコースティックギターやストリングス等がやさしく調和しています。

愛や希望というテーマを織り込んだ他のアルバム収録曲の数々も、世界各地を旅して現地の音楽に触れたことで深みのある味わいがあります。
ジャケットの写真は仲間由紀恵に似ていますが、youtubeなどで見てみると印象は随分違います。
今のところ彼女のアルバムは輸入盤でしか手に入れることができませんが、7月に来日してライブをやるようですから、それに合わせて日本版も出るかも知れません。
スケジュール的に聴きに行くのは無理ですが、一度は彼女の世界に生で浸ってみたいものです。


  →Echo

purely.gif【診察室のBGM 37】


カシオペアのギタリスト野呂一生に元T-SQUAREの和泉宏隆、そして女性パーカッショニストの仙道さおりという豪華メンバー 3人が2005年に結成したユニット、VOYAGE
リリースしたアルバム 1枚だけで、ライブ活動もわずかな期間しか行っていません。
一流ミュージシャンの夢のような組み合わせだけに非常にもったいない気がします。

唯一のアルバム「Purely」は、最初から最後まで耳に心地よい爽やかなアコースティックサウンドで、私のお気に入りの一枚。
これからの季節のドライブのお供にもってこいだと思います。

「Sky So Blue」は和泉宏隆の手によるもの。
美しいメロディーを野呂一生のアコースティックギター、和泉宏隆のピアノが奏で上げ、それに仙道さおりの生き生きとしたパーカッションが優しく調和して、この季節の青空のように澄みきった作品に仕上がっています。
診察室をすっきりと晴れやかな気分にしてくれます。


  →Purely

zeroalbum.gif【診察室のBGM 36】


中森明菜が2002年に出した「ZERO album-歌姫2」というアルバムは、彼女の坊主頭のジャケット写真や松田聖子の唄った「瑠璃色の地球」をカバーしたこと等で話題になりましたので、改めて説明するまでもないだろうと思っていました。

診察室で BGMを流すようになったかなり早い段階から繰り返しスピーカーから流れていたのに、つい最近になってスタッフから誰が唄っているのかと質問を受けたのでびっくりしてしまいました。
誰一人、それが中森明菜であることに気づいていなかったのです。
声の主がわかると、確かに中森明菜だとみんなが納得。

知っている人の声でもすぐには分からないものなのですね。
頭の中で声と人物がしっかり繋がっていない状態の時に、オレだ、オレだと言われて信じてしまう詐欺が成立してしまうのもわかるような気がする日常の一コマでした。

年末でしたか、大学の同級生の間に携帯の電話番号を聞き出す怪しい電話がかかってきているので気をつけろ、との情報が入りました。
数日後、ある同級生になりすました電話が本当にかかってきましたけれど、その同級生とは似ても似つかぬ声。
あんな声にどうして多くの人が騙されたのだろうと思いましたが、事前の情報がなければ私も引っかかっていたのかも知れませんね。


  →ZERO album~歌姫II

alisonmoyet.gif【診察室のBGM 35】


80年代前半、わずか 2年ほどの活動期間だったのに英国エレクトロポップの歴史に燦然と名を残す ヤズー
男女二人組でしたが、ボーカルの Alison Moyet はその後もソロで活躍して現在に至ります。

2004年発売のアルバム「Voice」は、ジャズスタンダードからエルビス・コステロまでをカバーするアルバムです。
前回紹介のボズ・スキャッグスがジャズを唄うと知った時も少し驚いたものですが、彼女の場合もデビュー前はR&Bをメインに唄っていたそうです。
聴いてみると昔と変わらない輪郭の太いパワフルさをベースに熟成味を加えた声は、こういうジャンルの曲にも全く違和感を感じさせません。

アルバムの中でのお気に入りは、ジョージ・ガーシュウィンの名曲「The Man I Love」
重厚かつ深みのある低音とハスキーに抜ける高音で、気難しいメロディと切ない歌詞をブルージーに唄いあげています。

94年の「The Glory of Gershwin」というトリビュートアルバムの中では ケイト・ブッシュがこの曲を唄っています。
強烈な個性を持つ二人の英国アーティストでこの曲を聴き比べてみてください。

下にケイト・ブッシュがこの曲を唄う映像を紹介しておきます。


  →Voice


boz.gif【診察室のBGM 34】


このアルバム、渋すぎます。
昨年秋にアメリカでリリースされていましたが、日本版のボーナストラックを確認してからと思い先月購入した Bozz Scaggs「Speak Low」
ジャズのスタンダード集といいながら、あまり知名度の高くない曲が多いのですが、最後まで感嘆のため息交じりに聴き入ってしまいます。
ギル・ゴールドスタインの手による、普通のジャズでは聴けないいろんな楽器を駆使したアレンジが見事で、そこに彼ののボーカルが絶妙に調和しています。

元々はブロードウェイミュージカルで使われた「Ballad of the Sad Young Men」
ハープとストリングスの音で始まりオーボエやフルートも奏でられる中を、 Boz が楽器の一部となって溶け込んでいきます。
この歌詞に唄われる寂しげな男たちも優しく包み込まれることでしょう。

奇しくもつい最近発売された Jane Monheit「The Lovers, the Dreamers and Me」でもこの曲が取り上げられています。
こちらもストリングスを中心としたアレンジ。
聴き比べてみるのも面白いです。

診察室のBGMに男性ボーカルは少ないのですが、今回の Boz のアルバムから全曲を流しています。

下の youtube 映像の 2分20秒位の所から紹介した曲を唄っている場面が現れます。


  →スピーク・ロウ



kkbpdatl.gif【診察室のBGM 33】


結成37年を迎えるマンハッタン・トランスファー
私が10代の頃から聴いているアーティストが未だに現役でいることは嬉しいものです。
今年も早々に日本にやって来ます。

メンバーの一人 Cheryl Bentyne は何枚かのソロアルバムを出しています。
2004年にリリースした「Cheryl Bentyne Sings "Waltz for Debby"」 は珠玉の1枚。
アルバムの全曲、バックに流れるのはケニー・バロンのピアノとレイ・ドラモンドのベースだけ。
そこへ彼女の熟練のエレガントなヴォーカルが重なり、聴く者に大人の贅沢な時間を提供してくれます。

数多くのアーティストにカバーされるデューク・エリントンの名曲「In a Sentimental Mood」
この美しいバラードの歌詞の中にある「暗がりを照らす炎」のような温もりが、三人の絶妙なコンビネーションによって紡ぎ出され、心の底まで包み込まれてしまいます。

診察室のBGMでどうぞお楽しみください。



  →シングズ・ワルツ・フォー・デビー


zd0dj6lh.gif【診察室のBGM 32】


12月の診察室のBGMは恒例のクリスマスソングに衣替え。
今年は100曲を超えました。

昨年は akiko のクリスマスアルバムを紹介しましたが、今年は KOKIA「Christmas gift」
二人の名前はちょうど逆になっているのはおわかりでしょうか。

闊達で躍動感溢れるakikoのボーカルとはまた異なって KOKIA のたおやかで暖かく包み込むような声はクリスマスキャンドルの炎のよう。
アルバム冒頭の「Amazing Grace」からうっとりさせられますが、次の「Hallelujah」のまた素晴らしいこと。
ピアノと途中で絡むソプラノサックスをバックにした敬虔なる歌声。
街の浮かれた賑やかさとは異なる本当の聖夜の意味を考えさせられるような気分になります。

ジャケットなどのデザインを KOKIA 自ら手がけ、デビュー10周年を記念して発売されたクリスマスアルバム。
今から買っても遅くありません。



  →Christmas gift

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